ビョーク(Björk)のおすすめ曲はどれ?ファン歴20年のマニアが詳しく解説!

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どうも、こんにちは。音楽ブロガーのベア三郎です。

2017年までに通算10枚のアルバムをリリースし、その先進的な音楽は国内外問わず、様々なアーティストに影響を与え続け、いまでもその人気は衰えることがありません。

この記事では、ファン歴20年の筆者が、そんな彼女のおすすめナンバーを紹介したいと思います。

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

ビョークってこんな人

ビョーク・グドムンドスドッティル(Björk Guðmundsdóttir、1965年11月21日生まれ)は、アイスランド出身の世界的に有名なシンガーソングライター・音楽プロデューサーであり、女優としてのキャリアもあります。彼女はエレクトロニカ、エクスペリメンタル、アートポップ、トリップホップなど、多岐にわたる音楽ジャンルを独自のスタイルで表現し、豊かな声と革新的な音楽性で知られています。

1980年代にアイスランドのオルタナティブロックバンド「シュガーキューブス」のメンバーとして活動を開始したビョークは、1993年にソロデビューアルバム『デビュー』で一躍脚光を浴びます。その後、『ポスト』(1995)、『ホモジェニック』(1997)、『ヴェスパタイン』(2001) などのアルバムをリリースし、批評家から高い評価を受け、多くの音楽賞を受賞しました。

また、ビジュアル面でも注目を集めるビョークは、独創的なミュージックビデオやステージ衣装で世界中のファンを魅了しています。彼女は映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)で主演を務め、カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞しました。これにより、彼女の才能は音楽界から映画界にも及びました。

ビョークの音楽は環境保護やフェミニズムといった社会的なテーマも扱っており、彼女自身も環境保護活動に熱心に取り組んでいます。

独自の世界観と革新的なアプローチで、世界中に多大な影響を与えているアーティストです。

Hyperballad

1996年発表の初期のアルバム「Post」より。ビョークを一躍有名にした超名曲。

この曲は、ビョークの独特な世界観と深い感情を表現する素晴らしい例として挙げられます。美しいメロディーと緻密なプロダクション、そして独特の歌詞が詰まったこの曲は、多くのリスナーにとって心に響く作品となっています。

「Hyperballad」は、エレクトロニカとエクスペリメンタルな要素が融合したサウンドが特徴的で、ビョークの繊細な声がその上に乗ることで幻想的な雰囲気を醸し出しています。曲の冒頭から徐々に展開されるエレクトロニックビートと、シンセサイザーが生み出す広がりのあるサウンドが聴く者を引き込みます。

歌詞の内容は、愛する人との関係の中で自分自身を見つめ直すというテーマが描かれており、ある種の切なさと痛みが表現されています。ビョークは、愛する人のために自分の恐れや不安を乗り越える姿を独特の言葉で描いており、多くの人が共感できる普遍的なメッセージが込められています。

ミュージックビデオもこの曲の魅力を引き出す要素の一つです。ビョークが美しい自然の中で歌う姿が印象的で、曲の雰囲気にマッチした映像美が際立っています。また、ビデオの中でビョークが着用している独特な衣装も、彼女の個性を際立たせる要素となっています。

総じて、「Hyperballad」は、ビョークの独自性と才能が詰まった名曲の一つであり、今でも多くの人々に愛され続けている作品です。この曲は、音楽ファンならずとも一度は聴いておくべき名曲と言えるでしょう。

It’s Oh So Quiet

「It’s Oh So Quiet」は、1995年にリリースされたアルバム『Post』に収録された楽曲で、彼女のキャリアにおいて非常に人気のある曲の一つです。この曲は、ベティ・ホリデイが1951年に歌った「Blow a Fuse」のカバーであり、ビョーク独自の解釈とスタイルで新しい命が吹き込まれています。

この楽曲は、ビッグバンドやジャズの影響が色濃く感じられる編曲が特徴的で、そのサウンドは聴く者を1950年代のハリウッド映画の世界に誘います。また、曲の構成は静かなパートとエネルギッシュなパートが交互に展開される独特なもので、恋に落ちた時の感情の喜怒哀楽を巧みに表現しています。

ビョークの歌声は、静かなパートでは繊細で優しく、エネルギッシュなパートでは力強く情熱的に歌い上げることで、曲のコントラストを最大限に引き出しています。そのユニークなパフォーマンスが、多くのリスナーの心を捉えて離さない要因となっています。

「It’s Oh So Quiet」はビョークの代表曲の一つであり、その独特な魅力とキャッチーなメロディーは、今も多くのファンに愛され続けています。

Army Of Me

これも「Post」からの1曲。歪んだベース音がかっこいい。

「Army of Me」は、インダストリアルなビートと重厚なベースラインが特徴的なこの曲は、ビョークの力強い歌唱が印象的で、リスナーに強烈なインパクトを与えます。

「Army of Me」は、自己啓発や自立をテーマにした歌詞が印象的で、ビョーク自身が過去の自分へのメッセージを込めたとされています。力強いビートとシンセサイザーが交差するサウンドは、彼女のアイデンティティや個性を引き立て、独自の世界観を展開しています。

ビョークのボーカルはこの曲で非常に個性的で、シンプルながら力強いメロディラインが耳に残ります。力強い歌唱は、自分を支配する力を持つことや自分自身と向き合って進む姿勢を表現しており、リスナーに勇気と自信を与えることでしょう。

また、「Army of Me」のミュージックビデオもビョークのビジュアルアートとして評価が高く、ダークでシュールな世界観が魅力的です。彼女の独特なファッションセンスも際立っており、音楽だけでなくビジュアル面でも多くのインスピレーションを与えています。

まとめると、「Army of Me」はビョークの圧倒的な個性と才能が詰まった楽曲であり、彼女の音楽性を象徴する作品と言えるでしょう。この曲は、自己啓発や自立をテーマにした歌詞と独特のサウンドで多くのリスナーに勇気とインスピレーションを与え続けています。

ちなみにこの曲のドラムはレッド・ツェッペリンの「When the Levee Breaks」をサンプリングしたものです。

Hunter

1997年発売のアルバム「Homogenic」のたしか1曲目。このアルバムはほんと聴きまくりました。

エレクトロニカとトリップホップが見事に融合した独特なサウンドと、彼女の情感豊かなボーカルが魅力的な楽曲となっています。

「Hunter」は、野生の狩人をイメージさせるような、力強いリズムとベースが印象的です。ビョークの個性的で感情豊かな歌声が、緻密なエレクトロニックサウンドの上に乗ることで、神秘的な雰囲気を生み出しています。この曲は、彼女の音楽性の幅広さを示す象徴的な作品とも言えます。

歌詞は、自己探求と内なる自己を見つめる旅について綴られており、ビョーク独自の哲学が感じられます。彼女の内省的な歌詞は、リスナーに自己発見や成長への道筋を示唆し、独特の魅力を放っています。

また、「Hunter」のミュージックビデオも注目に値します。ビデオはCG技術を用いたアニメーションで構成されており、独創的なビジュアルが話題となりました。彼女のアイデンティティをさらに強調する要素となっています。

総じて、「Hunter」はビョークの独自性と音楽的才能が際立つ作品であり、彼女のアートポップやエレクトロニカのアプローチを象徴する楽曲のひとつです。この曲は、音楽ファンにとって、彼女の豊かな感性と多様な音楽スタイルを味わう絶好の機会となるでしょう。

なお、日本人アコーディオニストの「コバ(coba)」さんもアコーディオンで参加しています。

All is full of love

「All Is Full of Love」は、1997年にリリースされたアルバム『Homogenic』に収録された楽曲です。この曲は愛の普遍性と多様性を讃えるものであり、ビョークの独創的な音楽性と詩的な歌詞が見事に調和した名曲として知られています。

楽曲は、エレクトロニカを基調としたアンビエントサウンドが特徴的で、その静かで神秘的な雰囲気は聴く者の心に深く響きます。ビョークの透明感溢れる歌声が独特の旋律を紡ぎながら、優しくも力強いメッセージを伝えていきます。

歌詞は、恋愛や人間関係における様々な形の愛を称え、心の中に愛が満ちていることを表現しています。このメッセージは、リスナーに対して愛とは多様であり、そして全てのものに存在する普遍的な力であることを教えてくれます。

また、この曲には印象的なミュージックビデオが制作されており、ロボットが愛情を見つけ出す様子が美しい映像で描かれています。ビョークの「All Is Full of Love」は、その美しいメロディと感動的なメッセージで、彼女の作品の中でも特別な存在となっています。

Jóga

こちらも「Homogenic」からの1曲。壮大なストリングスが、ビョークの音楽性と深い感情が織り成す美しい世界観を表しているかのよう。まるでアイスランドの壮大な自然を讃える絵画のような神秘的な雰囲気が特徴的で、ビョークの透き通る声がその風景をさらに引き立てます。

「Jóga」はストリングスを基調とした緻密なアレンジが印象的で、エレクトロニックな要素が巧みに組み込まれ、独創的なサウンドを生み出しています。歌詞は愛する人とのつながりを通じて、自己の内面や自然との関係性を探求する詩的な表現が際立った表現となっています。

まさにビョークの音楽性のエッセンスを凝縮した傑作であり、聴く者の心を捉える力強さと、優美さを兼ね備えていると言えます。

心に響く美しいメロディーと詩的な歌詞は、まさに音楽の魔法を感じさせる逸品です。

Mutual Core

ビョークの「Mutual Core」は、2011年にリリースされたアルバム『Biophilia』に収録されています。本作は自然界の様々な要素をテーマに探求し、その中でも「Mutual Core」は地球の地殻変動と人間関係の喩えを表現しています。

楽曲は緩やかに始まり、ビョークの独特の歌声が静かなエレクトロニックサウンドの上で繊細に歌われます。やがて、曲がクライマックスに向かうにつれ、打ち込みのビートと合唱が加わり、力強くダイナミックな展開へと変化していきます。

歌詞は地球の地殻の動きやプレートテクトニクスを人間関係に例え、互いのコア(中心部)が出会い、衝突し、そして結びつく様子を描いています。このたとえは、人間関係の複雑さや深さを独創的な視点で捉えています。

「Mutual Core」はビョークの創造力と独自の音楽性が光る楽曲であり、自然の力を題材に、人間関係の根源的な部分を探ることで、聴く者に深い感銘を与えます。ビジュアル面でも印象的なミュージックビデオが制作されており、視覚と音楽の融合によって、一層強烈な印象を残す作品となっています。

メインアーティスト:ビョーク

Crystalline

ビョークの「Crystalline」は、2011年のアルバム『Biophilia』からのシングルで、アルバムの中心的なテーマである自然界と科学的概念の融合が見事に表現されています。この曲では結晶構造を題材にしており、その成長過程と美しさに言及しています。

楽曲は緻密なビートが特徴で、エレクトロニックサウンドとゲーム音楽を彷彿させるシンセサイザーが織り成す独特の雰囲気を醸し出しています。ビョークの透明感あふれる歌声が、曲の持つ神秘的な美しさをより一層引き立てています。

「Crystalline」のクライマックス部では、突如としてブレイクビーツが登場し、曲のエネルギーを最高潮に引き上げます。これはまるで結晶が形成される瞬間の爆発的な力を表現しているかのようです。

歌詞は詩的でありながら、結晶の成長や構造を美しい言葉で描いており、自然界の奇跡に敬意を表しています。ビョークならではの感性と革新的な音楽性が詰まった「Crystalline」は、彼女の作品の中でも際立った名曲と言えるでしょう。

Oceania

「Oceania」は、2004年にリリースされたアルバム『Medúlla』に収録された楽曲で、同年のアテネオリンピック開会式で披露されることでも知られています。この曲は海洋をテーマにしており、その神秘的な美しさと多様性を称えています。

「Oceania」は、アカペラを主体とした独特の編曲が魅力の一つで、ビョークの透き通る歌声とハーモニーが重なる様子は、まるで海の底で聴こえる神秘的な音の世界を表現しています。また、曲の中盤では、海洋の多様性を象徴するかのように、カラフルなコーラスが加わります。

歌詞は、海洋が地球の進化や生命の発祥を支えた存在であることを讃えており、自然界の壮大さや普遍性を詩的に表現しています。また、歌詞は海洋から人類へのメッセージのようにも解釈でき、人類と自然界とのつながりを感じさせます。

ビョークの「Oceania」は、美しいメロディーと独創的なアレンジが融合した楽曲で、その音楽性は海洋の壮大さや神秘性を感じさせる力作です。

Play Dead

ビョークの「Play Dead」は、1993年にリリースされた彼女のソロデビューアルバム『Debut』のボーナストラックとして収録されました。この曲は映画『The Young Americans』のサウンドトラックとして制作されたもので、ビョークとデヴィッド・アーノルドが共同で制作しました。

「Play Dead」は、その壮大なストリングスアレンジと、エレクトロニカを取り入れたトリップホップの要素が特徴的な楽曲です。ダークな雰囲気が漂う中で、ビョークの独特な歌声が力強くも繊細に歌い上げられ、聴く者を引き込む魅力を放っています。

歌詞は、恋愛における苦悩や葛藤を描いており、自己を隠すことで心の平穏を保とうとする姿が表現されています。この切なくも美しい詩が、曲の持つダークで神秘的な雰囲気と相まって、深い感動を呼び起こします。

ビョークの「Play Dead」は、その独特な音楽性と感情の深さを兼ね備えた名曲であり、彼女の多彩な才能を充分に発揮した作品と言えるでしょう。映画のサウンドトラックとしての役割を超え、独立した楽曲としても多くのファンに愛されています。

まとめ・感想

本記事では、ビョークの代表的な10曲について紹介しました。これらの楽曲は、彼女の多様な音楽性と独創的な才能を余すことなく表しています。ビョークの作品は、独自の歌声や斬新なアレンジ、詩的な歌詞が魅力であり、聴く者に感動や刺激を与えること間違いありません。

これらの曲を通じて、ビョークが表現したい世界観やメッセージに触れることで、新たな感性や価値観に出会えるかもしれません。それだけ彼女の音楽は時に神秘的であり、時に情熱的であり、そして時に革新的です。

このまとめがビョークを聞いてみるきっかけになれば嬉しいです。

ベア三郎

ビョークが後続のアーティストに与えた影響は数知れず・・・。まさに生ける伝説です。

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