皆さん、こんにちは!
音楽ブロガー兼ガジェットブロガーのベア三郎です。
以前から欲しかったSennheiser(ゼンハイザー)の「MOMENTUM Wireless」をやっと購入しましたー!
憧れのヘッドホンをついに入手♪
ゼンハイザー公式ストアでは52,800円ですが、実売価格は4万円を切ってきました。ライバルの「SONY WH-1000XM4」や「Bose QuietComfort 45」に近い価格帯に落ち着いてきた感じです。
「MOMENTUM Wireless」は、2019年9月30日に発売されたワイヤレスヘッドホンで、2012年の初代発売から今作で3代目となります。
ゼンハイザーは、言わずと知れたドイツの世界的な音響メーカー。発売から2年以上が経過していますが、いまだに評論家の間でもNo.1という声が多く、名器として知られています。
評判がいいとはいえ、実際聴いてみないことには…。という訳で、すでに所有している「SONY WH-1000XM4」と比較した感想も踏まえ、じっくりレビューしていきたいと思います!
MOMENTUM Wirelessの概要
製品名 | MOMENTUM Wireless |
---|---|
本体重量 | 約305g |
音楽再生時間 | 最大17時間(NC ON時)、最大38時間(NC OFF時) |
充電時間 | 約3時間 |
ドライバー | 42mm ドライバー |
ANC | 調整可能なアクティブノイズキャンセリング |
対応コーデック | SBC, aptX, aptX Low Latency(低遅延), AAC |
充電ポート | USB-C |
Bluetooth | 5.0 Class1 |
「MOMENTUM Wireless」はアクティブノイズキャンセリング搭載のワイヤレスヘッドホンです。
前モデルのMOMENTUM Wireless2.0から、ドライバサイズを42mmに改良。さらなる音質向上が図られたほか、Bluetoothバージョンも4.0からClass1に対応した5.0に更新。通信の安定化も図られています。
さらに、前モデルで好評だったアクティブノイズキャンセリング機能も刷新。ハイブリッド式の強力なノイズ除去技術はそのままに、状況に合わせて3つのANCモードに切り替えできるようになりました。
付属品
・MOMENTUM Wireless
・オーディオケーブル 3.5 mm
・USB-C -> USB-A 変換アダプタ
・USB-Cケーブル
・専用ケース
・クイックガイド
・安全のしおり
同梱物はこの通り。いたってシンプルですが、国内正規品のみ3.5mmオーディオケーブル(ヘッドホン側2.5mm)とUSB-C -> USB-A 変換アダプタが付属するようです。
専用ケースに入れてコンパクトに持ち運べます。
「MOMENTUM Wireless」にはファブリックな専用ケースが付属。コンパクトに折りたたんで運べるうえ、ヘッドホンが傷つく心配がなくなります。
これなら気軽に鞄に入れて持ち運べますね♪
カラーラインナップ
「MOMENTUM Wireless」は「ブラック」と「サンディホワイト」の2色展開です。質実剛健な雰囲気漂うブラックもかっこいいですが、ホワイトもエレガントで素敵ですねー。
着け心地は?
シープスキンレザーのしなやかな肌触り
着けてすぐ感じるのは、ヘッドホンの軽量さ。SONY WH-1000XM4は245gでしたが、頑丈でデザイン性の高いスチールアームを使いながら約305gと、ワイヤレスヘッドホンの中でも軽量な部類に入ります。
質実剛健な作りで高級感があります!
圧迫感がなく、高さのあるイヤーパッド
「MOMENTUM Wireless」のイヤーパッドは珍しく高さが結構あります。耳からドライバーユニットとの距離があるため、圧迫感が感じにくい構造となっています。
さすがシープスキンの本革。しっとり滑らかな肌触りは最高です!
肌に触れるところが革。加水分解によるベタつきの心配なしです。
公式紹介動画
MOMENTUM Wirelessの操作性
操作はボタン式
操作はタッチセンサーではなく、物理ボタンで行います。タッチとボタンのそれぞれ良し悪しはありますが、筆者はタッチが好みです。
ボタン式は慣れると素早く確実な操作が行えますが、慣れるまで「どれがどれだろう…」となってしまうため、大雑把な性格の筆者にとっては、タッチセンサーのほうが有難かったりします。
専用アプリ「Smart Control」
専用スマホアプリを使えば、イコライザーの調整やノイキャンの強さや詳細な設定が行えます。直感的で分かりやすいインターフェイスなので、使い方で迷うことはないでしょう。
MOMENTUM Wirelessの音質は?
ドイツが誇るハイエンドヘッドホンの実力やいかに
さて、肝心の音質はどうでしょうか。今回もポップス・ロック・エレクトロ・ジャズ・クラシックと一通りのジャンルをじっくり試聴しました。環境はiPhoneのAppleミュージックでAAC接続です。
Jimmy Eat Worldの「The Middle」では、耳のそばでギターアンプから鳴っているような感覚が味わえました。
各音域のバランスも素晴らしく、絶妙なハーモニーが奏でられています。音の1粒1粒に明瞭感があり、臨場感もたっぷり。「The Middle」のエモーショナルなサウンドが耳いっぱいに広がります。
MOMENTUM Wirelessで一昔前のオルタナティヴ・ロックを聴くと、安価なオーディオでは聴こえなかった音が聴こえてくるので、新しい発見があります…。
続いて、Highly Suspectの名曲「Lydia」を聴いてみます。42mmの大口径ドライバーならではのダイナミックな音場な広がり、特にドラムの空気感が凄いです。
音の解像度がめちゃくちゃ高いので、バスドラやスネア、ハイハット、タムタムそれぞれにまるでスティックで叩いた角度までわかる気がしてきます(笑)
スタジオで録音された時の空気感が、そのまま耳元で再現される感じ♪
ロックもいいですが、やっぱりハイエンドヘッドホンで聴いてみたいジャズ。ロックでそのほかのヘッドホンとの大きな格差を見せつけられたわけですが、どんなもんでしょう。
さっそくチック・コリアの名曲Spainを聴いておきましょう。
「うわぁ。。。こいつはまさに、極上っ!!!!!」
言い表せないこの生々しくも贅沢すぎるサウンド。このヘッドホンで聴くジャズは、生の楽器が耳元で鳴っていると表現しても過言ではありません。何度聞いても素晴らしいチック・コリアのSpainですが、このヘッドホンで聴くSpainは、感動すら覚えるサウンド体験でした。
このヘッドホンはまさに楽器。ぜひ、ジャズも聴いてみてください。
有線接続も可能ですが、Bluetoothで十分な音質。手元のウォークマンでハイレゾ・ロスレスを聴き比べても、ワイヤレスとの違いがそこまでわからない程でした。
SONY WH-1000XM4と比べて
2つを比べて音の性格がまるで違うことに気が付きました。どちらも完成度は非常に高く、甲乙つけがたい名器なのは間違いありません。SONY WH-1000XM4はどちらかというと華やかな音作りで、Sennheiser MOMENTUM Wirelessは落ち着いた音色です。
また、MOMENTUM Wirelessは肉厚なイヤーパッドのおかげで物理的に耳との間に空間が生まれるため、音の広がりがより自然な気がしました。ですが、華やかさという点では欠けるため、同じ音量なら音圧が僅差ではありますが感じづらいのかもしれません。
正直、どちらも素晴らしい!個人的にはSONY WH-1000XM4が好みでした。
MOMENTUM Wirelessのノイキャン性能は?
ハイブリッド方式で非常に高いレベルのノイズ除去性能
MOMENTUM Wirelessは「フィードフォワード」と「フィードバック」方式を組み合わせた「ハイブリッド方式」のアクティブノイズキャンセリングです。
二度のノイズ除去処理を行うため、騒がしい環境でもしっかり音楽に集中出来ちゃいます。また、耳への圧迫感やホワイトノイズもありませんし、外音取り込みも自然でとてもクリア。
SONY WH-1000XM4のほうがノイキャン性能は少し上かもしれませんが、WH-1000XM4の性能が異常なだけで、MOMENTUM Wirelessもかなりノイズをカットしてくれます。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
本稿では、2019年に発売された第3世代となる「Sennheiser MOMENTUM Wireless」について実際に使用した感想をレビューしました。
僭越ながらベア三郎的に点数を付けるとすると、こんな感じです。
総合:29.5/30点
音質: 10/10
着け心地: 10/10
ノイズキャンセリング性能: 9.5/10
対応コーデック:SBC, aptX, aptX Low Latency(低遅延), AAC
再生時間:最大17時間※ノイキャンON時
今でもそれなりのお値段がするハイエンドヘッドホンとして間違いのない、素晴らしいヘッドホンでした。公式サイトでイヤーパッドの交換パーツも販売されており、末永くお付き合いできそうです。
以上、ベア三郎でした!
コメント