皆さん、こんにちは。家電ブロガーのベア三郎です。
異例の梅雨明け宣言となった今年。いよいよ本格的にやってきた夏に向け、「うちもそろそろ…」とエアコンの買い替えに動きだす方も多いと思います。エアコンは10年前後使える耐久消費財なので、いざ10年ぶりに量販店に出かけてみると、新機能の数々に圧倒されることも珍しくありません。
とはいえ、せっかく高いお金を出して買うなら、少しでも納得したものを選びたいですよね!
この記事では、家電ブロガーが厳選したおすすめのエアコンと、失敗しないエアコンの選び方について紹介します。ぜひ参考にしてください。
熱中症になってしまう前に準備しましょう。
エアコンの選び3つのポイント
1.部屋の広さにあったエアコンを選ぼう
まずはカタログに記載されている「畳数の目安」の読み方から。「6〜8畳対応」と書かれている場合、木造住宅なら6畳、鉄筋コンクリートなら9畳という意味になります。
さらに南向きなら「+2畳」、夏場すぐに部屋を冷やしたい、またはキッチンなど換気が多い部屋では「+4畳」を目安に検討するとよいでしょう。
適応畳数はあくまで目安。家の構造や部屋の向きによって変わります!
次に「負荷」を計算します。負荷とは、エアコンが冷暖房する際に必要となるエネルギーのことです。部屋の広さや、建物の構造(断熱性)、人数などに応じて計算します。単位は「kW(キロワット)」で表します。
エアコンの仕様表には、必ず対応可能なkW数が掲載されています。自分の部屋の負荷に応じた能力のエアコンを選ぶようにしょう。冷房能力 (kW) や暖房能力 (kW)と記載がある項目が負荷です。
インターネット上に、無料で使える計算サービスがいくつかありますので、「エアコン 負荷 計算」などのキーワードで検索してみてください。
なお、1999年以降の住宅の断熱気密仕様である「次世代省エネ基準」に該当する住宅である場合、計算結果より低いエアコン性能でも事足りるケースがあるといわれています。ただし、住宅の立地条件やエアコン運転時間などに応じて、その効果も変動しますので、一概に「次世代省エネ基準」の住宅だからと言って、性能が低いエアコンを選ぶと失敗する場合もあるので注意が必要です。
畳数と負荷を確認しよう。
2.消費電力を確認しよう
エアコンの電気代に直結するのが省エネ性能です。省エネ性能の差で、年間1万円前後の差が出ることもめずらしくありません。
カタログに「期間消費電力量」として書かれている○kWhの数字に注目します。
例えば600kWhと800kWhの場合、1kWhあたり27円で計算すると年間5,700円の差に。10年で57,000円の差になる計算です。
長い目で見ると、省エネ性能に優れた上位機種を選ぶ方がお得なケースも!
3.付加機能をチェック!
エアコンには、さまざまな機能や性能があります。例えば、自動で適切な温度や風量を調節する機能、タイマー機能、消臭・抗菌機能、除湿機能などです。自分のニーズや予算に合わせて、必要な機能や性能を持つエアコンを選びましょう。
代表的な機能は次の通りです。
◎ 自動掃除機能
自動でフィルターのホコリを掃除してくれる機能です。中にはイオンや送風で内部のカビを抑制してくれるモデルも。基本的にブラシでフィルターをこするため、そこそこ動作音がします。気になる方は、実行タイミングが調整できるモデルをおすすめします。
◎ イオン発生機能
プラズマクラスターやナノイーに代表されるイオン発生機能。冷暖房しながら部屋の除菌・脱臭も行ってくれます。
◎ 空気清浄機能
ホコリや花粉、カビ・細菌をフィルターや静電気で捕まえ、空気をきれいにしてくれる機能です。空気清浄機いらずで1台2役。
ネットで買って、取付工事はどうすれば?
商品によっては「工事費用込み」のエアコンがあり、Amazonの場合、購入時にメールアドレスを工事業者に知らせることで、日程調整を行うことができます。
もし、工事費用が含まれない場合でも大丈夫です。購入後、取付・取外し工事だけを頼める工事業者がありますので、購入前に、取付可能か相談してみることをおすすめします。
いまではネットで購入は当たり前!
おすすめ基準について
家電ブロガーであるベア三郎が、各種ECサイトのエアコンレビューを徹底調査。高評価レビューはもちろん、低評価レビューもしっかり分析することで「本当におすすめできる家電」だけをピックアップ。
おすすめ家電 3つの選定基準
◎レビュー数が10件以上ある
◎レビューが平均星4以上である
◎星1・2の中に製品そのものに大きな不満が無い
単に初期不良で交換になった場合でも低評価が付くことも。低評価の本当の理由を調べることが重要なんです!
パナソニック エオリア CS-221DFL-W
パナソニックのコスパ最強エントリーモデル!
主な仕様
畳数目安:6〜9畳期間消費電力:717kWh
サイズ展開:6畳/8畳/10畳/12畳/14畳/18畳
温度設定:0.5度きざみ
リモート:エオリア アプリ(別売部品で対応)
カラー:クリスタルホワイト
エントリーモデルながら、多機能で安心のパナソニック製エアコン。低価格ながら、内部クリーンに対応し、イヤな匂いの原因となるカビを抑制して内部を清潔に保ちます。また、冷房の風が体に直接あてない「天井シャワー気流」や信州の蓼科高原に吹く風を再現した「1/f ゆらぎ気流」を搭載。涼しい風にあたりたいときに、自然に近い、心地よい風を届けます。
本製品の特長
- 立ち上げ時、一気に設定温度まで急速冷房する「快速制御」搭載
- 猛暑でも安定した冷房で快適な「高外気温対応室外機
- 内部を乾燥させてニオイやカビを抑制する「内部クリーン」搭載
パナソニックの2021年モデルがお買い得!
三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2221(W)
こだわりの日本製!品質重視のエントリーモデル
主な仕様
畳数目安:6〜9畳
期間消費電力:717kWh
サイズ展開:6畳/8畳/10畳/12畳/14畳/18畳
温度設定:0.5度きざみ
リモート:霧ヶ峰REMOTE(別売部品で対応)
カラー:ピュアホワイト
メイドインジャパンにこだわった「霧ヶ峰」の基本機能が充実の高コスパモデル。カビだけではなくウィルス抑制までできる「清潔Vフィルター」や「清潔コート熱交換器」「おまかせボディ」で本体やフィルターを清潔に保ちます。さらに猛暑でもエアコンが停止しない「STRONG冷房」に対応した室外機も付いてきます。
本製品の特徴
- 「清潔Vフィルター」(防カビ・ウイルス抑制)
- 「STRONG冷房」により、屋外温度46度でも運転が止まらない
- 「清潔コート熱交換器」「おまかせボディ」でフィルターも内部も清潔
アイリスオーヤマ IRA-2204W
多機能なのにこの価格!
主な仕様
畳数目安:6〜9畳
期間消費電力:717kWh
サイズ展開:6畳/8畳/10畳/12畳/14畳/18畳
温度設定:1度きざみ
リモート:あり
カラー:ホワイト
豊富な機能を備えつつも、大手では実現できない価格が魅力のアイリスオーヤマ。大手のエントリーモデルでは非搭載の「リモート操作」を標準搭載。スマホだけではなく、Amazonアレクサつかって声で操作することもできます。そのほかにも、「上下左右ルーバー」や「内部清浄機能」、「人感センサー」といった他社ではミドルレンジに相当する機能を備えながら、4万円台というお手頃価格を実現しています。
本製品の特徴
- スマホ操作と音声操作に対応
- ※音声操作はAmazonアレクサなどスマートスピーカーが必要です
- 人感センサー搭載。人がいないときは省エネ運転
- 上下左右自動ルーバー
シャープ(SHARP) AY-L22H(W)
「プラズマクラスター7000」搭載でお部屋の空気をキレイに!
主な仕様
- 畳数目安:6畳〜9畳
- 期間消費電力:717kWh
- サイズ展開:6畳/8畳/10畳/14畳/18畳
- 温度設定:1度きざみ
- リモート:COCORO AIRサービス
- カラー:ホワイト系
プラズマクラスター搭載のシャープ製エアコンは、価格が下がった2022年モデルがお買い得。プラズマクラスタイオンがお部屋に広がるため、冷房や暖房を使わないオフシーズンも空気をキレイにために活躍してくれます。手動ですが、エアコン内部のカビの増殖を抑制する「内部清浄運転」機能も備えており、いい空気にこだわる方にオススメです。
本製品の特徴
- プラズマクラスター7000でエアコン内部やお部屋の空気を清浄
- エアコン内部を乾燥、プラズマクラスターイオンでカビの増殖を抑制する「内部清浄運転」
- オフシーズンもお部屋の空気をきれいにする「プラズマクラスター送風運転」
ダイキン S22YTES-W
ストリーマ・水内部クリーン搭載のエントリーモデル!
主な仕様
- 畳数目安:6〜9畳
- 期間消費電力:717kWh
- サイズ展開:6畳/8畳/10畳/12畳/14畳/18畳
- 温度設定:0.5度きざみ
- リモート:ダイキン スマートリモート コントロール(別売部品で対応)
- カラー:ホワイト
2021年に発売されて以来、売り上げナンバーワンの大人気モデル。エントリーモデルながら、放電でカビやウィルスを抑制するストリーマを備え、猛暑でも止まらないタフネス運転が可能な室外機が付属。また、入り切りが同時に設定できるタイマーや0.5度きざみの細かな温度調整機能など、欲しい機能がてんこ盛りのエアコンです。
本製品の主な特徴
- ストリーマ技術で空気清浄・内部クリーンでいつでも清潔
- 冷房は上向き、暖房は下向きに調整してからだにやさしい「風ないス運転」
- 結露水で熱交換器の汚れを落とす「水内部クリーン」
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は【2023年】家電ブロガーが選ぶ、コスパ最強のエアコン5選 – 選び方のコツも紹介」について書きました。
エアコンをお得に購入するコツは、1~2年前に発売された型落ちモデルを検討してみることです。最近のエアコンは1~2年程度の差であれば、ほとんど機能的に差はありません。
今年もかなりの猛暑が予想されます。エアコンは季節家電であるため、真夏に向けて徐々に値段が上がってしまうことも。できる限り、早めの購入をおすすめします。
以上、ベア三郎でした!
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