皆さん、こんにちは。音楽ブロガーのベア三郎です。
HDMIケーブルでつなぐだけで、テレビの音質を格段にグレードアップしてくれるサウンドバー。10万円を超えるような高級機の音がいいのはもちろんですが、コスパの良さでオススメしたいのが「SONY HT-S100F」です。
市場価格は1万2千円前後と低価格ながら、ソニー独自のバーチャルサラウンド技術「S-Force」を搭載。低音を補強する「サブウーファー」は未搭載ながら、エントリーモデルとして十分なスペックを備えています。
1万円ちょっとで買えるおすすめサウンドバー!
この記事では、実際に「SONY HT-S100F」を使用した感想について紹介します。上位モデルとの比較も行っていますので、ぜひ参考にしてください。
- 映画と音楽に強い
- リモコンを遮らないIRリピーター内蔵
- S-Force フロントサラウンドが優秀
- ドルビーアトモス非対応
- サブウーファーなし
SONY HT-S100Fの概要
主なスペック
製品名 | SONY HT-S100F |
サイズ | W:900mm x H:64mm x D:88mm |
スピーカー構造 | 100W / 2.0ch トゥイーター × 2 ウーファー × 2 |
入出力端子 | HDMI(ARC) × 1 光デジタル × 1 |
Bluetooth | 4.2(SBC) |
サウンドモード | オートサウンド シネマ ミュージック スタンダード ナイトモード ボイスモード |
バーチャルサラウンド | S-Force |
その他 | S-master |
主な特徴
- 接続はHDMIケーブル1本でつなぐだけ「ARC(オーディオリターンチャンネル)対応」
- 業界標準のCECに準拠。さまざまなメーカーのテレビやレコーダーのリモコンに連動
- テレビのリモコン信号をパススルーする「IRリピーター機能」
- 豊かな低音を実現する「バスレフレックス構造」
- おすすめのサウンドに自動切り替えする「オートサウンド」
- さまざまなジャンルに対応した「サウンドモード」
- 人の声やセリフをアップし、聞き取りやすくする「ボイスモード」
- 深夜の小音量時でも明瞭感のあるサウンドを実現する「ナイトモード」
- 2ウェイスピーカーシステムによる高精細なサウンド
- 原音に忠実なサウンドを実現するデジタルアンプ「S-Master(TM)」
- 前方のスピーカーだけで臨場感豊かなサラウンドを実現する「S-Force フロントサラウンド」
- Bluetooth搭載でスマホに保存した音楽を手軽に再生
この価格帯では数少ない「バーチャルサラウンド」搭載モデル。SONYこだわりのサウンドに仕上がっています。横方向のバーチャルサラウンドや映画を大迫力で楽しめます。IRリピーターも付いており、テレビのリモコンを遮る心配がないほか、サウンドモードの種類については、上位機種並みの豊富さ。
エントリーモデルとしては充実の多機能ぶり!
付属品
付属品はいたってシンプル。ワイヤレスリモコン、光デジタル音声コード(1.0m)、単4形乾電池×2、ACコードが付属しています。HDMIケーブルは付属していないので注意してください。
HDMIケーブルは忘れず買っておこう!
リモコン
手元に馴染むスリムサイズ。サラウンドやナイトモードなど、サウンドモードの切り替えも簡単に行えます。当然ながら、上位モデルにあるサブウーファーの音量調整機能は付いていません。ここは差別化が図られています。
接続ポート
背面にTVにつなぐためのARCに対応したHDMI端子が1つ、HDMI端子がないテレビをつなぐための光デジタル音声端子が1つ備わっています。また、USB端子(Type-A)もついていますので、USBメモリーに好きな音楽を入れて再生することもできます。個人的にはスマホの音楽を流したい時はBluetoothを使うので、あまり使わないかも。
SONY HT-S100Fの音質は?
肝心の音質はどうでしょうか。映画、テレビドラマ、アニメ、YouTubeやNetflixなど一通りの環境でチェックしました。
文句なしのサラウンド性能
サウンドバーを導入する一番の理由になる、映画のサラウンド性能をチェックしました。とりあえず、アクション満載の「ファンタスティック・ビースト」を鑑賞したところ、ソニー独自のバーチャルサラウンド技術「S-Force」のおかげか、思った以上のサラウンドに驚きました。左右の音の広がりが素晴らしく、上位モデルであるHT-G700に迫る臨場感です。
充実のサウンドモード
シーンに応じて最適なサウンドに調整することができる「サウンドモード」の切り替えが可能です。とくに、映画を見る時は「シネマモード」にすると迫力のサウンドが味わえるため、ぜひ試してみてください。サラウンド効果もより映画館に近い環境に調整され、音の広がりがより実感できるようになります。
低音は必要十分
低音は内蔵の「ウーファー」が補ってくれます。「サブウーファー」搭載モデルに比べると低音部分は若干弱め。とくにアクション映画などで映画館のような迫力が欲しい方には向きません。素直に「HT-G700」クラス以上のモデルを探しましょう。とはいえ、必要十分な低音は出ており、マンション住まいにはちょうどいいかもと思いました。
上位モデル HT-G700との比較
我が家でメインで使っている「HT-G700」です。特徴はなんといっても外付けサブウーファー。低音はいい意味で集合住宅では気になっちゃうレベル。
全体的な音質を比べると、「テレビのスピーカー < HT-S100F < HT-G700」になります。ちょうど、価格差分の違いがありますね。HT-G700は、さらにDolby Atmosに対応し、縦方向のサラウンドも楽しめる点もグッド。ただ、サウンドモードなどの基本機能は同じですし、横方向のサラウンドに違いはありません。ストリーミングサービスだとDolby Atmos対応の映像自体がまだまだ少ないので、個人的にはそこまで重要ではないと思っています。
まとめ
ソニーのエントリーモデル・サウンドバー「HT-S100F」について、実機を使ってレビューさせていただきました。テレビの薄型化に伴い、どうしてもサウンドが犠牲になっている機種が多く、サウンドバーの導入はもはや必須とも言える状況です。
そんな中、1万円ちょっとで買えるソニー製サウンドバーはお財布にやさしいうえに機能十分。さすがに5万円前後する上位モデル「HT-G700」に比べると性能不足は否めませんが、Dolby Atmos対応コンテンツがまだまだ少ない点を踏まえると、「これでええやん」と思える高コスパ・サウンドバーだと思います。迷ったら、是非!!
以上、ベア三郎でした!
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