どうも、ジャズ大好き管理人のベア三郎(@Music_bearblog)です!
Jazz(ジャズ)を知りたければ、とっつきやすいジャズスタンダードから入るのがおすすめ!
ジャズスタンダードとは、時代を超えて永く愛されてきた、ジャズの定番曲のこと。映画の挿入歌やポップスなんかもあって聴きやすく、いずれも洗練された名曲揃い!

まさに世代を超えたロングヒット曲♪
だから、「ジャズって何から聴けばいいのかわからない」というジャズ初心者にぴったりと言えます。
本記事では、ジャズ初心者でも聴きやすいをテーマに、おすすめのスタンダード・ナンバーを紹介します。

お気に入りのジャズナンバーがきっと見つかります♪
Autumn Leaves(枯葉)
まず最初にご紹介するのは、ジャズスタンダードの中でも定番中の定番「Autumn Leaves(枯葉)」です。
フランス映画音楽の巨匠ジョゼフ・コズマが1945年に作曲したシャンソンが元になっています。
この曲はシンプルなのに奥が深く、素人から玄人まで、幅広いジャズプレイヤーから人気があります。
特にコーラス部分のコード進行が面白く、ジャズの真髄であるアドリブで個性を出し易い曲でもあります。
そのため「枯葉」は、『ジャズは枯葉に始まり枯葉に終わる』とまで言われているほど。
こちらはモダン・ジャズ界の巨匠、マイルス・デイヴィスとジョン・コルトレーンによる演奏。
大御所二人による究極の枯葉は必聴です!
When You Wish Upon A Star(星に願いを)
有名なアニメーションのテーマ曲も、立派なジャズスタンダード。
1940年に公開された映画『ピノキオ』の主題歌で、声優だったクリフ・エドワーズが歌ってアカデミー賞を獲得しています。
こちらの演奏は、ビル・エヴァンス (ピアノ)、ジム・ホール(ギター)、フレディ・ハバート(トランペット)という、各楽器を代表するプレイヤーたちの豪華競演となっています。
中でも鍵盤の詩人とも言われるビル・エヴァンスは、その叙情性溢れる演奏から、今でもジャズファンから根強い人気があります。
2019年には生誕90周年を記念して、彼の生涯を描いた映画『ビル・エヴァンス TIME REMEMBERED』が公開され、ジャズファンの中で話題となりました。
Fly Me To The Moon(フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン)
エヴァンゲリオンのEDテーマとして有名なこちらの曲も、ジャズを代表するスタンダード・ナンバーです。
こちらの曲は、アポロ計画が世界中から注目を浴びていた1964年に、ジャズ界を代表するボーカリストであるフランク・シナトラがカヴァーして大ヒットを記録しました。
「Fly Me To The Moon(私を月に連れて行って)」というタイトルが、人類初の月面着陸を目指したアポロ計画のテーマソングにぴったりだったのです。
その後、この曲は月面着陸に成功したアポロ11号に積まれ、月に持ち込んだ初めてのレコードとなりました。
St.thomas(セント・トーマス)
「St.thomas(セント・トーマス)」は、ジャズ界を代表するテナー・サックス奏者である、ソニー・ロリンズが生み出した名曲です。
出だしのフレーズはあまりにも有名ですよね。
ソニー・ロリンズは、カリブ海に浮かぶヴァージン諸島の出身で、彼の母親が幼いころに子守唄として歌ってくれた民謡をモチーフにしたと言われています。
この躍動感溢れるリズムが、カリブの陽気な雰囲気にぴったりですね!
Take The “A” Train(A列車で行こう)
「Take The “A” Train(A列車で行こう)」は、デューク・エリントン・オーケストラ作曲のスタンダード・ナンバーです。
タイトルのA列車とは、ニューヨークのブルックリンからマンハッタン北部を結ぶ、ニューヨーク市地下鉄A系統を指します。
こちらの曲は、女性ジャズトップボーカリスト『エラ・フィッツジェラルド』が歌ったものが特に有名で、歌詞には『(ジャズを楽しめる)ハーレムに行くなら、速く行けるA列車にお乗りなさい』という意味が込められています。
ちなみにデューク・エリントン・オーケストラは、20世紀最大のジャズ・ポピュラー界の音楽家と言われたピアニスト兼作曲家のデューク・エリントンが創設したビッグ・バンド。

Hans Bernhard (Schnobby) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
90年以上の歴史があり、「A列車で行こう」のほかにも「サテンドール」や「キャラバン」など、数々のスタンダード・ナンバーを生み出してきたジャズ界屈指のビッグ・バンドとして有名です。
Satin Doll(サテンドール)
「サテンドール」もデューク・エリントン・オーケストラが生み出した超定番といえるジャズスタンダードです。
デューク・エリントン・オーケストラのコンサートでは、決まってクロージング・ナンバーとして演奏される定番曲だそうです。
ビッグ・バンドのいわゆる「スウィング」感というのがたっぷり味わえる曲でもあります。
Caravan(キャラバン)
こちらもデューク・エリントン・オーケストラが生み出した、ジャズに無くてはならないスタンダード・ナンバー。
アカデミー賞映画「セッション」では、主人公アンドリュー・ニーマンが鬼気迫る名演を見せ、話題を呼びました。
この曲は、アート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズがカヴァーしたナンバーが有名です。
My Favorite Things(マイフェイバリットシングス)
お次は、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中の1曲より生まれたジャズスタンダードをご紹介。
様々なジャズ奏者たちがカバーしていますが、こちらはジャズ・ジャイアンツの一人、ジョン・コルトレーンによるカヴァーです。
哀愁漂う感じがカッコよく、何度聴いても本当に素敵な演奏だと思います。
STAR DUST(スターダスト)
ジャズピアニスト、ホーギー・カーマイケルの不朽の名作。
実に1500を超えるカヴァーが存在し、アメリカで最もカヴァーされた曲の一つとしても知られています。
また、アカデミー賞映画「ラ・ラ・ランド」では、主人公のセブが、彼が座った椅子をとても大切にしているというシーンがありました。
こちらの曲は、特にナット・キング・コールが歌ったものが有名です。
ジャズ・スタンダードが聴けるCD
枯葉、テイク・ファイヴ、ラウンド・ミッドナイトなど、必聴のスタンダード・ナンバーが収められている名盤です。
ユニバーサルが誇る歴史的名演がたっぷり詰まった6枚組アルバム。ジャズのあらゆるスタイルを一気に堪能することができます。
まとめ・感想
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ジャズスタンダードは本当にたくさんあって、あれこれ選曲していたら、あっという間に時間が過ぎちゃいました😊
今回ご紹介した曲をきっかけに、ジャズを聴いてみたくなったという方がいらっしゃったら幸いです。
ジャズスタンダードは、アーティストごとに色取り取りのアレンジで演奏されているので、同じ曲を聴き比べしてみるのも楽しいと思います。
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