アウトドア・災害対策に大活躍!次世代電池を搭載した長寿命ポータブル電源【BLUETTI EB55 本音レビュー】

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安全性に優れ、コスパのいいポータブル電源をお探しですか?

それなら、今回ご紹介するBLUETTI EB55が最適解になるかもしれません。皆さん、こんにちは。家電製品アドバイザーでブロガーのベア三郎です。

キャンプや災害対策に役立つポータブル電源ですが、最近ではソーラーパネルから充電し、節電対策する方も珍しくなくなりました。

そこで気になるのが、ポータブル電源の安全性。「安価なポータブル電源は急に火が出たり故障しないか心配…」なんて、ついネガティブな想像になりませんか。

そんな方にオススメしたいのが、BLUETTI EB55です。コスパに優れ、次世代電池である『リン酸鉄リチウムイオン電池』を採用し、安価ながらも安全・安心なポータブル電源として、いま大注目の製品なんです。

この記事では、BLUETTI EB55について、実際に使用した感想をもとにレビューします。メリットばかりではなく、デメリットもしっかりお伝えしますので、購入を検討中の方は是非参考にしてみてください。

この記事はメーカー様より製品を提供していただき作成しております。

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

BLUETTIってどんなブランド?

詳細に触れる前に、BLUETTIについて軽くご説明しておきましょう。

BLUETTIは、中国は深圳(シンセン)にある「パワーオークグループ」のポータブル電源ブランドです。主力の家庭用バッテリーのほかに、バッテリー制御システムや太陽光・風力発電システムといった業務用システムも手掛ける、バッテリー業界のリーディングカンパニーです。

千代田区にある直営店

2021年には「BLUETTI JAPAN株式会社」を設立し、日本国内での販売・サポートを強化。さらに2022年12月には、BLUETTI 秋葉原直営店もオープン。発売中の最新モデルを、実際に手に取って購入できます。

実店舗を持たないポータブル電源ブランドが多い中、BLUETTIは国内拠点やリアル店舗を構えているので、他ブランドには無い安心感があります。

BLUETTI EB55の概要

BLUETTI EB55は、外出先での様々なエネルギーニーズに対応するポータブル電源です。

ACコンセントを4つ備え、定格700Wまでの家電が使えるほか、同時にUSBポートから様々なガジェットやノートPCが充電できます。

ベア三郎

キャンプで家電を使いながら、家族分のスマホを一度に充電できるパワフル仕様!

また、天井部にワイヤレス充電パネルを搭載し、対応しているiPhoneやAndroidスマホを置くだけで充電できる便利機能も備わっています。

型番BLUETTI EB55
容量537Wh
定格出力電力700W
バッテリータイプリン酸鉄リチウムイオン電池
重量7.5Kg
外形寸法27.8 × 20 × 19.8cm
入力AC充電:12V-28V,200W Max
PV充電:12V-28V,200W Max
カー充電:12V/24V
出力AC出力:100-120V,Max 700W(サージ1400W)× 4
5521出力:12V/10A × 2
シガーソケット出力:12V/10A × 1
USB-A出力:5V/3A × 4
USB-C出力:Max 100W × 1
ワイヤレス充電:Max15W × 1
ベア三郎

コンパクトな筐体なのに入出力の種類が豊富!

BLUETTI EB55で使える家電の例

BLUETTI EB55でどんな家電が動くのか見てみましょう。電源容量は537Wh(ワットアワー)なので、計算上は消費電力が100Wの家電の場合、約5時間つかえます。

公式サイトより

家電製品の消費電力(目安)

参考までに、家電の一般的な消費電力はこんな感じです。製品によって、出力(ワット数)が異なりますので、あくまで目安とお考え下さい。

  • 扇風機 5W~50W
  • 車載冷蔵庫 30W~90W
  • 電気毛布 50W~90W
  • ノートPC 30W~100W
  • 冷蔵庫 150W~500W
  • ファンヒーター 200W~1300W
  • コーヒーメーカー 450W~650W
  • ドライヤー 600W~1200W
  • 電気ポット 1000W~1250W
  • ホットプレート 1300W

BLUETTI EB55は定格700Wですので、ちょうどドライヤーが動くかな?という具合でしょうか。定格1000Wを超えるような、家庭用の電気ポットやホットプレートなどは厳しいと思われます。

ベア三郎

出力が小さな電気クッカーも探せばあります!

仕様内の使い方であれば全く問題なし!

試しに自宅にあった定格1000Wのセラミックファンヒーターを「低」モードで動かしてみました。

ほどなく暖かな風が出始め、問題なく動作しました。その時の消費電力は約460Wで、定格700WのBLUETTI EB55では余裕みたいです。低モードでも小さな部屋だと十分暖かくなります。

小型のドライヤーも「低」モードなら普通に動きました。時間は少し掛かるかもしれませんが、たとえ低モードでも外で動いてくれるのは助かりますね。

とはいえ、BLUETTI EB55は小型ポータブル電源湾枠ですから、消費電力が大きな家電は長時間使用できません。もし動いて使うとしてもすごい速度で電源容量が減っていくので、短時間の使用に留めるか、ソーラーパネルを併用することをおすすめします。

ここからはBLUETTI EB55の特徴をざっと見ていきましょう。

特徴① リン酸鉄リチウムイオン電池採用で安全安心・長寿命

BLUETTI EB55の特徴は、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)電池を採用したことで、安全性を大幅に向上しています。これは、LiFePO4電池が通常のリチウム電池に比べてエネルギー密度が低く、より熱に強いためです。

LiFePO4電池は「安全性が高い」「電池寿命が長い」「放電時の電圧変化が少ない」「環境にやさしい」などの沢山のメリットを誇っています。

特徴② バッテリーマネージメントシステム搭載でさらに安心!

BLUETTI EB55は、独自のBMS(バッテリーマネージメントシステム)によって、バッテリーの異常を未然に防止する仕組みが多く搭載されています。

BLUETTI EB55は、バッテリー内の電圧変動を管理し安定させるBMSを内蔵し、バッテリーの長寿命化を実現。さらに「高温保護」「過電圧保護」「低電圧保護」「放電時低温保護」「過電流保護」「過負荷保護」「ショート保護」「過充電電圧保護」など、様々な保護設定を行い、誰もが安心して使用できるポータブル電源として安全性を考慮した設計がなされています。

ベア三郎

ポータブル電源選びで一番気になる安全性。EB55の安全性は折り紙付きです!

特徴③ デュアル&マルチ高速充電で素早く蓄電!

BLUETTI EB55は、高速充電機能と最大400Wのデュアル充電機能を備えています。

2つ目の200W対応ACアダプターを追加(別売)することで、本体をデュアル(同時)に高速充電したり、AC充電とカー充電orソーラーパネル充電によるマルチ高速充電もできちゃいます。

最大400Wで充電すれば、2時間以内に満充電にできます。

手元にあった100Wのソーラーパネル充電を試してみたところ、最大95Wでバッチリ充電されていました。

ベア三郎

電気代が高騰する中、いまソーラーパネルとポータブル電源を導入する方が増えています!

特徴④ 2500回以上耐えられる充放電サイクル

どんなバッテリーでも、充放電を繰り返すといずれは使えなくなってしまうもの。

BLUETTI EB55は、市場の平均的なポータブル電源と比較すると若干高価に見えるかもしれませんが、その優れた充放電サイクル数にを考えるとその理由が見えてきます。

BLUETTI EB55の充放電サイクル回数は、2500回を超える驚異的な回数を誇り、平均的なポータブル電源の2台分に相当します。

BLUETTI EB55の外観

BLUETTI EB55の外観を詳しく見てみましょう。正面左上に本体充電用の端子があります。

本体充電用の「PV(ソーラーパネル用)入力」と「DC5521入力」が備わっています。付属のACアダプターを家のコンセントに挿して、DCケーブルをこちらに接続します。

左下にはUSB出力が揃っています。100W対応のUSB-Cと5V/3AのUSB-A出力が4つあり、USBだけで5台同時にスマホの充電ができてしまいます。

右側には上部に12VのDC出力が2つと、シガーソケット出力が備わってます。キャンプ用の電化製品の中にはシガーソケット対応のものがチラホラあるので、キャンパーには嬉しいポイント。

右下にはACコンセントが4つ備わっています。アース付きの3ピンコンセントにも対応していますね。

まだまだこれだけではありません。天板には15W対応のワイヤレス充電も備えています。ワイヤレス充電に対応しているiPhoneやAndroidスマホをお持ちの方は、置くだけで充電できて非常に便利です。

BLUETTI EB55の入出力端子の数は、十分すぎるくらい充実していると言えますね。

BLUETTI EB55のメリット

BLUETTI EB55を使ってみて、実際に感じたメリットをまとめてみます。

十分な出力ポート数

ACコンセントのほかに、DCやUSBなどの多彩な出力ポートを備え、多くのデバイスを同時充電することができます。

特にUSB-Cを備えているのが助かりますね。MacBookなど、充電ポートがUSB-CになっているノートPCでは非常に便利。

リン酸鉄リチウムイオン電池の優位性

次世代リチウムイオン電池である「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用しているのは大きなメリット。これのためにBLUETTI EB55を選ぶ理由になります。

安全性が高く、2500回を超える充放電サイクルと長寿命なのは見逃せません。有名メーカーのポータブル電源も、リン酸鉄リチウムイオン電池採用が増えてきた印象ですが、まだまだ搭載モデルは少ないです。

デュアル&マルチが可能な高速充電

本体の蓄電(充電)は、基本的に家庭用コンセントで行うと思います。

BLUETTI EB55に付属しているACアダプターは90Wです。1時間あたり90Wの電気を貯めることができ、537Whもの電源容量を家庭用コンセントだけで充電しようとすると、5時間以上掛かる計算です。

キャンプに出かける前日の寝る前に充電しておけば十分間にあると思いますが、急いで使いたいときもあるはず。そんなとき役立つのが「デュアル高速充電」です。別売の200W ACアダプターを購入すれば、

小型で扱いやすいデザイン

重量は約7.5と537Whのポータブル電源としては小型なデザインで、スペースを取らないため、気軽に持ち運べます。

カラーはスチールグレーとオレンジの2種類です。

メーカーの信頼性と長期保証

メーカーの信頼性については上述の通り。日本市場を重要視しており、日本語でサポートを受けることができます。また、2年間の長期保証もついており(製品によっては最大4年)、長期保証付きで安心です。

BLUETTI EB55のデメリット

筆者が感じたBLUETTI EB55のデメリットもあげておきます。

そこまで安い価格設定ではない

他のポータブル電源と比較して、少し高い価格が設定されています。ただ、これはリン酸鉄リチウムイオン電池の充放電サイクルが比較対象に比べて2倍の長寿命である点を考慮すると、むしろお得です。

他社製品と比べて軽い訳ではない

巷のレビューを見ていると、小型軽量とはいえ、他のポータブル電源と比較して重いという意見があります。

総合的に見ると、BLUETTI EB55は高容量と多彩な出力オプション、軽量で持ち運びに便利なデザイン、幅広いデバイスへの対応、信頼性などのメリットがありますが、高価格と重量がデメリットとされています。

まとめ:価格は約5万円後半と高いけど、買う価値あり

BLUETTI EB55は、約5万円後半と格安を謳うポータブル電源に比べると、そこまで安くはないです。

とはいえ、その金額を出すだけの価値がこのポータブル電源にはあります。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、安全安心かつ長寿命でデュアル・マルチ高速充電にも対応しています。

ただ安いだけで充放電サイクルの短いポータブル電源は、最終的に損をしてしまいます。BLUETTI EB55は、外出先でのエネルギーニーズに応えてくれる最適なポータブル電源です。

電力価格の高騰や自然災害などに備え、ぜひBLUETTI EB55を導入してみてはいかがでしょうか?

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