【BenQ GW2790QTモニターレビュー】アイケア機能満載の高精細ディスプレイで疲れ目知らずの快適デスク環境を整えよう!

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現代のデジタル社会では、長時間パソコンの画面を見続けることが一般的です。テレワークやリモートワークの普及により、より快適で目に優しいディスプレイが求められています。そんな中、BenQから3月に発売されたアイケアモニターシリーズの最新モデルGW2790QTがひそかな人気を集めています。

BenQのアイケアモニターシリーズは、目を疲れから守る機能が充実しており、筆者のような眼精疲労に悩むユーザーから高い評価を得てきました。

3月17日に発売されたばかりのGW2790QTは、これらの機能に加えて解像度が『WQHD(2560×1440)』となり、より精細な表示ができるようになったほか、アイケア機能をさらに強化。

新たに発売されたGW2790QT

この記事では、家電製品アドバイザーでもあり、日頃から眼精疲労に悩むユーザーの一人である筆者が、BenQ GW2790QTを約1ヶ月間使ってみた経験をもとに、詳細なレビューをお届けします。

ベア三郎

新しくなったアイケアモニターをご紹介!

この記事はメーカーより製品を提供いただき作成しています。

主な仕様

画面サイズ27 インチ
パネルIPS(ノングレア)、LED バックライト、色域:sRGB 99%
解像度‎2560×1440
応答速度5 ms
垂直リフレッシュレート50~76 Hz
画像モードケアモード, コーディング, ePaper, ゲーム, M-Book, Movie, 標準, ユーザー
音声モードダイアログ、音楽
スピーカーノイズフィルタースピーカー (2Wx2)
マイクノイズキャンセル
Power Delivery65W (USB Type-C / Thunderbolt 3)
ティルト(上/下)-5˚ – 20˚
スィーベル(左/右)20˚/ 20˚
ピボット90˚
高さ調整110 mm
外形寸法(HxWxD) (mm)424.7~534.3 × 614 × 238.5
外形寸法(HxWxD) (inch)16.7~21.0 × 24.2 × 9.4
端子HDMI 1.4、DisplayPort 1.2、USB Type-C(65W給電)、DisplayPort out(MST)、ヘッドフォンジャック
アイケアフリッカーフリー、ブルーライト軽減プラス、カラーユニバーサルモード、ePaperモード、アイリマインダー、ブライトネスインテリジェンスGen2 (B.I. Gen2)
同梱ケーブル電源ケーブル、USB Type-Cケーブル、HDMI 1.4ケーブル (各約1.5m)
目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

GW2790QTの特長

シリーズ初のWQHD対応!

さらに高精細になったGW2790QT

GW2790QTは、GWシリーズ初のWQHD解像度(2560×1440)を採用したIPS・LEDパネルを搭載しており、従来モデルに比べてより美しい画像描写が可能です。

従来モデルのGW2785TCと比べてみると一目瞭然。GW2790QTは同じ27インチながらも、表示できる情報量に明らかな差がでています。

左:フルHD、右:WQHD

筆者は27インチのUHD(4K)モニターも所有していますが、どうしても文字が小さくなってしまうため、パソコンで何か作業する際にはWQHDのほうが向いていると感じました。ちなみにリフレッシュレートは最大75Hzまで対応しているので、動画やゲームも快適に楽しめるんじゃないかなと思います。

WQHDとは?

WQHD(Wide Quad High Definition)は、解像度が2560×1440ピクセルのディスプレイ規格です。フルHD(1920×1080ピクセル)に比べて約1.8倍の解像度があり、動画やゲームの没入感も高まります。4Kディスプレイ規格のUHD(3840×2160ピクセル)と比べると解像度は劣りますが、27インチ程度の4Kディスプレイでは文字が小さすぎると感じる方もいるため、主にパソコン作業を中心に行う方には、WQHDディスプレイがコストパフォーマンスに優れているとして人気があります。

ベア三郎

WQHDはパソコンモニターとしてちょうどいい解像度♪

多彩なアイケア機能はさらにパワーアップ

『アイケア』をテーマにした『GWシリーズ』は、目を保護してくれる機能が充実。GW2790QTに搭載されている代表的な機能をまとめてみました。

ブルーライト軽減プラスディスプレイから発せられるブルーライトを低減し、長時間の画面使用による目の疲れを軽減します。
フリッカーフリー画面のちらつき(フリッカー)を無くすことで、目の疲れを和らげる効果があります。
ブライトネスインテリジェンステクノロジー(B.I. Gen2)環境光センサーを利用して、周囲の明るさに応じて画面の輝度を自動調整し、視認性を向上させ、目の負担を軽減します。
カラーユニバーサルモード画面の色を調整し、特定の色に対する感度が低い人でも見やすくなる機能です。

今回あらたなモデルとなり、筆者が特に嬉しく感じた点は、操作が直感的で分かりやすくなったことです。従来モデルでも操作に困るほどではなかったのですが、似たような項目が存在し、ある程度の慣れが必要でした。

操作がより直感的に

GW2790QTでは、ユーザーインターフェースが刷新され、カラーモード毎に非常に分かりやすい設定項目が表示され、さらに細かく設定したい場合はメニューから行うようになっていました。

上下左右と押し込みに対応する5ウェイコントローラー

「十字」マークが描かれた下に、上下左右と押し込み入力に対応した「つまみ」があり、これがとても便利。従来モデルでは左右を選ぶ際にも別々のボタンを押す必要がありましたが、めちゃくちゃ直感的になりました。

ベア三郎

使い心地がさらによくなりました!

シーンに応じて簡単設定!選べるカラーモード

GW2790QTには8つのカラーモードが搭載されています。カラーモードとは、ディスプレイの色調や輝度、コントラストなどの表示設定をあらかじめ最適化したプリセットのことです。それぞれのカラーモードは、よくあるシチュエーションを考えて作られているため、積極的に活用したいところ。

ケアモード画面からのブルーライトを低減し、目へのストレスや疲れを軽減。
コーディングプログラミングやコーディング作業に最適な設定で、文字やコードが見やすくなるように調整されています。
ePaper電子ペーパーのような読書体験を提供し、長時間のテキスト読み取りに適した明るさやコントラスト設定になります。
ゲームゲームプレイに適した設定で、応答速度やリフレッシュレートが最適化され、鮮明な画像とスムーズな動作が楽しめます。
M-BookMacbookとの互換性を重視し、Macbookの画質に合わせた色温度や輝度設定になります。
Movie映画鑑賞に適した設定で、高いコントラスト比と鮮明な色彩表現で映像を楽しめるように調整されています。
標準一般的な用途に適した設定で、バランスのとれた画質で快適に作業や閲覧ができるように調整されています。
ユーザーユーザーが好みに応じて色温度、輝度、コントラストなどをカスタマイズできる設定です。

それぞれのカラーモードは、さらに自分で細かく調整できますので、理想の表示設定にすばやく近づけることができます。

筆者はもっぱら、長時間のパソコン作業にぴったりな『ケアモード』を愛用しています。BenQが長年にわたり研究した輝度と彩度が手軽に設定できるのはやっぱり嬉しいですね。このモニターを使用してから、眼精疲労もかなり軽減されたように思えます。

プログラマーにぴったりなコーディングモード

GW2790QTのカラーモードの中で、とくに筆者も注目しているのが「コーディングモード」です。コーディングやプログラミングの作業が快適になるとして、実は従来モデルにも搭載されていたカラーモードですが、解像度がWQHDになったことで、情報が一度に沢山表示できるようになり、よりプログラマー向けのモニターに進化したと感じています。

コーディングモードを使うと、コントラストや彩度が上がり、コードのハイライト表示(命令や変数を見やすく色分けしてくれる)が最適化され、自分でも驚くほど視認性が良くなりました。

左:従来モデルの標準モード
右はGW2790QTのコーディングモード

輝度もイイ塩梅に調整されており、長時間のコーディングでも疲れを感じにくい工夫もされています。ダークモードの黒が、より深い黒になり、各ハイライトの色表示もハッキリします。

ベア三郎

カメラの性能でコーディングモードの良さが伝わりにくいかもしれませんが、全プログラマーにオススメしたい完成度!!

さらに進化したブライトネスインテリジェンステクノロジー

下部に取り付けられたライトセンサーで環境光を測定

GW2790QTにはパワーアップした輝度自動調整機能である『ブライトネスインテリジェンス(B.I. Gen2)』が搭載されました。ブライトネスインテリジェンス(B.I. Gen2)は、BenQの独自技術で、ディスプレイの輝度を環境光や画面内容に応じて自動調整する機能です。第2世代として、より高度なアルゴリズムが導入されたとのこと。

実際に使用してみると、第1世代と比べ、輝度の調整速度が速くなった印象です。輝度は、明るすぎても暗すぎても目に悪いとされているため、筆者は常にB.I.を有効にするようにしています。

明るすぎる輝度暗すぎる輝度
目の疲れ高輝度による過剰な刺激で目の疲れが増す画面を見るために目が必要以上に努力する
眩しさ・不快感目が過剰に刺激されて不快感を感じる不適切な輝度でピント調節機能が低下する
ベア三郎

輝度はバランスが大切!

BenQ Eye-careUソフトウェアをインストールすることで、各種モードの切り替えや輝度調整などがソフトウェア上から簡単に行えます。

ノイズキャンセリングマイク&ノイズフィルタースピーカー

GW2790QTは、テレワークにぴったりなノイズキャンセリングマイクとノイズフィルタースピーカーも内蔵しています。モニター内蔵とはいえ、一般的なリモート会議であればこれで十分。マイクをオンにすると、インジケーターが緑に点灯します。

内蔵マイクを使用するには、パソコンとUSB Type-Cで接続する必要があります。HDMIやDisplayPortを使った接続ではご利用いただけません。

スピーカーについても触れておくと、やはりモニター内蔵ということで過度な期待は禁物ではあるものの、音声シナリオが『標準』『ダイアログ』『音楽』の3つから選べ、シーンに応じて切り替えできるようになっています。

ダイアログモードでは、ノイズフィルターにより明瞭さが向上。人の声が際立つようになり、主にリモート会議向きと言えるでしょう。ちなみに、ノイズフィルターを『高』にすると、声以外はほぼ聞こえなくなるレベル。

音楽モードでは主に中音域が強調され、ボーカルが聴き取りやすくなるようです。筆者は、普段は音楽モードにしておいて、リモート会議のときだけダイアログモードにする感じで運用しています。

幅広い接続性と給電機能

GW2790QTは、端子類も豊富。HDMI、DisplayPort、USB Type-C接続に対応しており、ほとんどのパソコンに変換することなく接続できます。とくにUSB Type-Cケーブルであれば、65Wの給電も可能となっており、充電しながらモニター出力できるのでノートパソコンとの相性は抜群です。

ほかにも背面にはUSB Type-A(USB3.2 Gen1)が2つと、MST(マルチストリームトランスポート)対応のDisplayPortが1つ搭載されており、デイジーチェーン接続で最大4台まで接続可能です。

また、ディスプレイの左下には、USB Type-A(USB3.2 Gen1)、USB Type-C(データ転送/最大7.5W給電)、ヘッドホンジャックがあり、USB機器が多い人や、お気に入りのヘッドフォンで音楽を楽しみたい人に便利な工夫も施されています。

ベア三郎

USBポートが沢山あって、ガジェット好きには堪らない仕様♪

エルゴノミクスデザインで快適な姿勢をサポート

GW2790QTは、付属のモニタースタンドがかなり優秀です。高さ調整はもちろん、スウィーベル(左右20度)、チルト(上下-5度/20度)、ピボット(90度にして縦置可能)など、幅広いニーズに応えます。

また、VESA規格にも対応しているため、モニターアームにも簡単に取り付け可能。

自由度の高いモニタースタンドでベストポジションに調整すれば、長時間のパソコン作業による肩こりや、首の痛みなどの症状も軽減されるんじゃないでしょうか。

まとめ:WQHD対応でさらに高精細になったアイケアモニターで眼精疲労とおさらばしよう!

BenQ ScreenBar Plusモニターライトとの組み合わせでさらに快適に

BenQ GW2790QTモニターは、5万円台と価格的には高価なモニターだと思います。ですが、WQHD解像度の美しさと充実したアイケア機能を考えると十分コスパのよい価格設定のように思えます。

日頃から細かなパソコン作業が多くて眼精疲労に悩む方はもちろん、目に優しい設定に自動調整してくれるので、小さなお子様が使うモニターとしてもピッタリです。

これからモニターを買おうか迷っている方は、ぜひBenQ GW2790QTモニターを検討してみてください。

以上、ベア三郎でした!

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