手軽に暑さ対策ができるとして、昨年の夏に一大ブームを起こしたクールリング。
クールリングとは、アイスネックリングやネッククーラーとも呼ばれる暑さ対策グッズです。クールリングは22〜28度で凍り、繰り返し何度でも使えるため、とても経済的です。
この記事では、暑がりな家電製品アドバイザーの筆者が、実際に試して良かったネックリングをランキング形式でお伝えします。
クールリングって何?という方にも、分かりやすく説明しています。クールリングをお探し中の方は、ぜひ参考にしてみてください!
今から準備しておきたい夏のマストアイテムです♪
クールリングが冷える仕組み
クールリングは、「PCM(Phase Change Material)」と呼ばれるパラフィンを原料とした特殊素材で出来ています。PCMは水と同じ液体なので、凍るときに熱を放出し、溶けるときに熱を奪う特性があります。
また、水は0度で凍りますが、PCM素材は22~28度で凍る性質があります。そのため、外出先で溶けてしまっても、冷房の効いた部屋や水道水にさらせば凍ります。また、氷よりはるかに温度が高いため、結露の心配がほとんど無く、冷え過ぎも防いでくれます。
急いでいる時は冷蔵庫に入れて凍らせます♪
PCMはクールリングだけではなく、衣服や建築素材などさまざまな分野への応用が進んでおり、いま大注目のエコロジー素材なんです。
クールリングの選び方
昨年のブームの影響により、巷では沢山のクールリングで溢れています。より自分に合ったクールリングを選ぶにはどうすればよいのでしょうか。参考までに、次のポイントを参考にしてみてください。
凍結温度
クールリングの凍結温度は、低ければ低いほど良いという訳ではありません。凍結温度が低いと、着け始めは冷たく感じますが、逆に溶ける時間も早まります。
逆に凍結温度が高いと、冷たさはそこそこですが、溶ける時間が遅くなるのです。凍結温度には、一長一短があるということを覚えておいてください。
いまでは18~28度の色々な凍結温度のクールリングが販売されています。
サイズ
大人用や子供用などサイズが様々で、カラーバリエーションや模様も豊富に展開されています。使用シーンや服装に合わせて自分だけの冷却ネックリングを選ぶことが可能です。
クールリングのサイズは、ほとんどの製品でS・M・Lの3サイズ用意されています。Sサイズは子供用、Mサイズは女性用にぴったり。クールリングは柔らかく外側に広げることができるため、首が太めの男性でも、Lサイズであれば大抵問題ないでしょう。
cm単位でサイズが明記されている製品も多いので事前にチェックしよう!
第5位 雑貨の国のアリス 爽快リング
第5位はAmazonで見つけた『雑貨の国のアリス 爽快リング』です。28度というクールリングの中では高めの温度設定なのがポイント。
融点が高いので、溶けにくく、冷凍庫で約5分、冷水だと約15分と早く固まります。冷えすぎないので、女性や子どもにはいいかもしれませんね。逆に男性だと、少し物足りなさを感じてしまうかも?
冷感効果にまったく問題はなさそうです。28度タイプなのですが、後述するSUUの28度タイプより冷たさを感じませんでした。ただ、ヒヤッとする感じではなく、じわ~と冷たさが伝わってくる感じがイイという方には向ているかも?
Amazonのレビューが少なく、しかも評価が低かったので心配しましたが、体感温度以外は杞憂だったみたいです。
サイズ
雑誌の国のアリス 爽快リングは、L・M・Sの3サイズ展開です。
サイズ | タテ | ヨコ | 首回り | 厚さ | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
L | 約17.6cm | 約15.2cm | 約34cm | 約2cm | 約132g |
M | 約16.5cm | 約14cm | 約32cm | 約1.9cm | 約121g |
S | 約14.5cm | 約13cm | 約28.5cm | 約1.8cm | 約98g |
Lサイズなら首回りが約34cmあるので、普通体形の男性であれば問題なく装着できると思います。
クールリングの中では値段も安く、機能性に大きな問題もありません。冷房の効いた28度以下の部屋でも凍結するのは、確かに便利です。ただ、個人的に冷たさが物足りなかったので、5位にしました。
第4位 アルデバラン SpaceFeel SUU クールリング
第4位は『SpaceFeel SUU クールリング』です。パッケージからして、いかにも涼しそうです!
この製品の融点は22度で、クールリングとしては低めの温度設定。酷暑では活躍間違いなしのアイテムです。
ちなみに「NASA開発 宇宙基準」というのは、クールリングの広告としてよく目にするフレーズです。PCMは、その特性に目を付けたNASAが、宇宙船や宇宙服の温度調整に活用するために研究開発を進めた素材。1980年代には、PCMをマイクロカプセルに閉じ込めて、早くも宇宙服の繊維に組み込んだのだとか。
実際につけてみると、28度のクールリングと比べて、かなり冷っとします。外気温30度を超えるなかでも、首元はとても快適。
その代わり、溶けるのも早い感じがしました。ここはトレードオフの関係になってしまうので、仕方がないところではありますが、ちょっと早いかな。
冷却温度 | 22°C |
---|---|
持続時間 | 90分~120分 |
冷却時間 | 冷凍庫:10-15分、冷蔵庫:20-30分 |
なお、公式の持続時間は上記の通りですが、夏場の外気温ではもっと早く溶けそうです。
サイズ
サイズはLとMの2サイズ展開です。輸入品で海外サイズだからなのか、Mサイズでも比較的大きいサイズ感。少し大柄な男性でもLサイズであれば問題なく装着できると思います。
サイズ | 首回り | 重量 |
---|---|---|
L(男性向け) | 約41cm | 125g±5g |
M(女性・子ども向け) | 約38cm | 115g±5g |
他の24~28度設定のクールリングと比べ、室内で使うにはあんまり向いていないかもしれません。冷房の効いた室内では冷たすぎるし、溶けるのも早いです。
とはいえ酷暑の中、10~20分くらいかけて駅まで歩くというシーンでは大活躍しそうなので、1本は持っておいて損はないですね!
第3位 SUO 28°ICE クールリング
第3位は『SUO 28°ICE クールリング』。Amazonや楽天でかなり見かけるクールリングです。お値段は執筆時点で3500円前後とクールリングの中ではややお高め。
その代わり、豊富なサイズとカラーバリエーションがあり、とってもオシャレ。
融点は28度で、クールリングの中では高めの温度設定です。その代わり、冷え過ぎを防止し、結露しにくい特徴があります。
実際に使ってみると、28度の割にかなりヒヤッとします。おまけに溶けるまでの時間も長いので、実用性は高そうです。
サイズ
サイズ | 内周 | 重量 |
---|---|---|
LL | 約43cm | 215g±5g |
L | 約39cm | 120g±5g |
M | 約32cm | 95g±5g |
S | 約29cm | 75g±5g |
さらにサイズ展開も豊富で、小学生以下の子どもから大柄な男性までしっかりカバー。家族でそろえるのもいいかもしれないですね!
なお、同じく28度設定の『雑貨の国のアリス 爽快リング』と比べると、2倍以上の価格差があります。ですが、こちらの製品のほうが、より冷感が持続したため、3位としました。
第2位 コジット COOLOOP アイスネックリング
第2位は、『コジット COOLOOP アイスネックリング』です。融点は28度で、クールリングによくあるタイプの温度設定となっています。
このクロワッサンのような見た目のため、キワモノと思われるかも知れませんが、これがイイんです!
実は理にかなった形状で、最も冷たく感じる首の裏のPCM素材の量が多いんです。それゆえ、溶けるまでの時間も長く、冷たさも長時間持続!
コジット COOLOOP アイスネックリングは、温度設定はそこまで低くありませんが、通勤・通学など、ある程度の時間を要する移動にぴったりです。
サイズ
サイズ | 本体サイズ (cm) | 内周 (cm) | 首回り目安 (cm) |
---|---|---|---|
ラージ | 15.5×18.5×2.8 | 36 | 32~40 |
ミディアム | 14×15.5×2.5 | 32 | 28~36 |
2サイズ展開で、Mediumは女性・子ども向け、Largeは男性向けサイズです。クールリング全般に言えることですが、柔らかく外側に開きやすいので着脱は容易。
少しキツイと思ったら、外側に広げてみてください。溶けきるまで中身は固形なので、その形をある程度キープしてくれますよ。
第1位 GENKI Labo クールリング
堂々のおすすめ第1位は『GENKI Labo クールリング』です!
1位の理由は、その融点温度。24度というのが、実に絶妙な温度設定!
22度だとすぐ溶けるし、28度だと体感温度がちょっと高い…。そんなデメリットを埋めてくれるのが、『GENKI Labo クールリング』のいいところ。
個人的に、めちゃくちゃ気に入ったのでキングオブクールリングとさせていただきました!
また、価格も執筆時点で2,000円を切っているコスパの良さも見逃せません。
3000円以上するクールリングが多い中、品質も悪くないのに、この価格は非常に魅力です。
お財布にもやさしい…♪
L~XSの4サイズ展開です。小さな子どもから、大柄な男性まで対応できるラインナップの多さは魅力です。
サイズ | 重さ (g) | 首周り推奨 (cm) |
---|---|---|
L | 222 | 35以上 |
M | 171 | 32-34 |
S | 146 | 24-32 |
XS | 73 | 24以下 |
またカラーバリエーションも豊富で、かわいいイラスト入りも。家族全員で買っても、色がかぶってしまうこともなさそうです♪
全部試してコレがNo.1でした!
まとめ:電池要らずで何度でも使える冷感グッズ!熱中症リスクを下げてこの夏を乗り切ろう。
酷暑が常態化する現代社会において、新たな冷感グッズとして登場したクールリング。この夏も、暑さ対策の定番として飛ぶ鳥を落とす勢いで売れており、街中でもよく見かけるようになりました。その使い心地の良さと経済性が、多くの消費者に受け入れられているのだと思います。
なお、クールリングは1本ではなく、複数本用意しておくことをオススメします。一本だけでは長時間の外出に対応できない場合がありますし、冷やし忘れのリスクも軽減できます。
以上、ベア三郎でした!
第1位 GENKI Labo クールリング
第2位 コジット COOLOOP アイスネックリング
第3位 SUO 28°ICE クールリング
第4位 アルデバラン SpaceFeel SUU クールリング
第5位 雑貨の国のアリス 爽快リング
コメント