【JBL BAR1000本音レビュー】驚きのギミックで7.1.4chを実現する大人気サウンドバーを半年使って分かった導入メリット5つ

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簡単におうちシアターが構築できるとして人気のサウンドバー。現在の主流は1本で完結するオールインワンタイプですが、あとからリアスピーカーを追加する方も少なくありません。

理由はシンプルで、いくらバーチャルサラウンドが高性能になっても、本物のリアスピーカーが奏でる臨場感には及ばないからです。

とはいえ、スペースや配線といったサウンドバーのメリットに相反する問題が出てくるのは事実。せっかくのサウンドバーのメリットも薄れてしまいます。

そんな問題をユニークなアイデアで解決してくれるのが、JBLから絶賛発売中の『BAR 1000 7.1.4ch 完全ワイヤレスサラウンドシステム』です。

こちらの記事では、筆者も愛用しているJBL BAR 1000について、その魅力をお伝えします!

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

取り外して使える充電式リアスピーカー

JBL BAR 1000最大の特長は、本体から取り外して使える充電式のワイヤレスリアスピーカーです。

普段はサウンドバーに取り付けて充電し、映画などサラウンドを効かせて楽しみたい時だけ本体から取り外して使います。

スピーカーを接続するケーブルや電源も必要とせず、バッテリー内蔵の「完全ワイヤレス」なので、レイアウトは自由自在。

イメージ:https://jp.jbl.com/

取り外したリアスピーカーは、こんな感じでソファーの後ろなどに設置します。コンパクト&ワイヤレスなので、どこにでも置けます。

本体とリアスピーカーはマグネットでくっつく仕様なので、取り外しはとっても楽チンです。軽い力で外れて、取り付ける際も近づけるだけで「ガチャッ」とハマります。

ちなみに、ワイヤレスリアスピーカーの駆動時間は約10時間と超ロングバッテリー。さらに、うっかり充電を切らしてしまっても、USB Type-Cポートから給電しながら使うこともできます。

とはいえ、約半年の使用で実際にUSB Type-Cポートから給電しながら利用したことは1回ほど。約10時間持つので、使用中に充電が切れることはまず無いと思います。

筆者のように、リアスピーカーを置きたいけど、スペースや配線の問題で環境構築できない方にかなりオススメです!

Dolby Atmosを最適な環境で楽しめる天井反射用スピーカー

高さ方向のサウンドを表現できるDolby Atmosですが、真の実力を発揮するには天井スピーカーが必要です。とはいえ、天井にスピーカーを取り付けるとなると、勇気も必要ですが、工事費用だけでも大変な金額になってしまいます。

一方、JBL BAR 1000にはイネーブルドスピーカーと呼ばれる『天井反射』を利用したスピーカーが本体とリアスピーカーそれぞれに搭載されています。

イメージ:https://jp.jbl.com/

JBLの独自技術「MultiBeam」テクノロジーにより、音のビームを発生させ、部屋の壁や天井に音を反射させることで、仮想的なスピーカーを作り出しています。

わざわざ天井にスピーカーを設置しなくても、高さ方向のサウンドが再現でき、降りそそぐ雨や上空を通過する鳥の羽ばたきなどが頭の上から聴こえてくるように。

実際の天井スピーカーと比べたことはありませんが、イネーブルドスピーカーが無いオールインワンタイプのサウンドバーとは、次元の異なるサウンドが楽しめます。

また、バーチャルサラウンド全般に言えることですが、Dolby Atmosの高さ方向のサウンドの効果を高めるには、ある程度の音量が必要です。ここはJBL BAR 1000でも同様の感触を受けていることをお伝えしておきます。

キレのいい重低音を奏でるワイヤレスサブウーファー

JBL BAR 1000は、JBLが発売しているサウンドバーの中でもハイエンドモデルに位置づけされています。おうちシアターを実現する際に、もっとも重視したいのが低音の質です。

JBL BAR 1000にはオーディオケーブル不要のワイヤレスサブウーファーが付属しており、設置も手軽に行えます。何より、外付けタイプなので25cmの大口径ドライバーが内蔵されており、想像を超える重低音を奏でてくれます。

低音の大きさは5段階が選べ、リモコンまたはアプリで調整できます。先ほどのリアスピーカー・イネーブルドスピーカーと合わせて使えば、部屋全体が驚きのシアターサウンドに包まれます。

低音の音質は、一言でいうとキレのいい感じです。「ボワ~」とした感じではなく、深く沈み込むような重低音ながらも、明瞭感を携えている非常に聴きやすい低音です。

唯一の欠点は、ちょっとデカいところ(笑)。ここは音質とのトレードオフなので、好みが分かれるところですが、基本的にサブウーファーはどこに置いても問題ないスピーカーです。置き場所に困るということはないでしょう。

豊富な入出力ポート

サウンドバーからテレビ以外の音も出したい場合、サウンドバー側にHDMIポートが複数必要です。JBL BAR 1000には、HDMI入力が3つ搭載されており、出力はDolby Atmosが非圧縮で楽しめるeARCにも対応しています。

4Kパススルーにも対応しているので、ゲーム機やセットトップボックス、ブルーレイプレーヤーなどをHDMI経由で繋いでも、高精細な4K映像を損なうことなくテレビに映し出してくれます。

低価格帯のエントリーモデルでは、テレビと接続するためのHDMI出力が1つしか搭載されていないことも多く、3つの入力をサポートするのは非常に珍しいと言えます。

ゲームにセットトップボックスや、ブルーレイプレーヤーなど接続機器は沢山ある家庭も多いと思うので、このポート数は非常に魅力的です。

使いやすいリモコンとアプリ

JBL BAR 1000はリモコンも使いやすいです。音量調整や入力切替などの基本的な操作はもちろん、Dolby AtmosやDTS:Xのエフェクトやサブウーファーのレベル調整も行えます。

メインとなる機能以外は、本体やアプリで操作するサウンドバーも多い中、必要な機能のほとんどが、リモコンだけで操作できるのは嬉しいポイントです。

さらに詳細な調整を行いたい場合は、JBL ONEアプリを通じてスマートフォンから操作することも可能です。自分の好みに合わせてサウンドをカスタマイズできたり、キャリブレーションも分かりやすい説明付きで行えます。

キャリブレーションとは、JBL BAR 1000のサラウンド体験を部屋の形に合わせて最適化する機能です。筆者の環境では、キャリブレーション前後でハッキリと違いが出たので、購入後は真っ先に実施しておきましょう。

JBL ONEアプリの使いやすさは、いま売られているサウンドバーの中でも随一だと思います。

まとめ:現時点における最高の選択肢。本格3Dサラウンドが実現できるお手軽サウンドバー!

JBL BAR 1000は、いまなお12万円前後する高価なサウンドバーです。確かに一見すると高いように感じるかもしれませんが、本格的なホームシアターシステムを設置するとなると、さらに高額な費用と広いスペースが必要になります。

JBL BAR 1000は、画期的な充電式ワイヤレスリアスピーカーを採用することで、サウンドバーが抱える長年の問題を解決しています。サウンドバーブームで多種多様な機種が登場している中でも、JBL BAR 1000は胸を張ってイチオシと言える製品です。

映画好きでサウンドにこだわるのであれば、JBLのBAR 1000 7.1.4ch 完全ワイヤレスサラウンドシステムは、最高の選択肢となるはずです。

以上、ベア三郎でした!

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