3000円以下で買えちゃう格安ワイヤレスイヤホンってどうなの?どんな人にオススメ?

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ワイヤレスイヤホンの便利さはもはや説明するまでもありません。しかし、「良い製品は高価である」と考えている方も多いのではないでしょうか。実は、びっくりすることに3000円以下で購入できるワイヤレスイヤホンが市場には存在します。しかし、このような格安価格の製品は本当にお買い得なのでしょうか。やはり、購入を避けるべきなのか気になりますよね。

この記事では、年間数々のワイヤレスイヤホンをレビューしてきた僕が、格安イヤホンを販売している「ライブリーライフ」より提供していただいた、2つの格安ワイヤレスイヤホンモデルをベースに、格安イヤホンの実態に迫ります。

格安ワイヤレスイヤホンは、どういう人におすすめなのか、どういったシーンなら使えるのか。実際に使用した感想を元に、どれほどの価値を提供してくれるのかお伝えします。

この記事はメーカーより製品を貸与いただき作成しました。

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

ノイズキャンセリング機能付きのカナル型ワイヤレスイヤホン i17

  • 価格: ¥2,980
  • 特徴:
    • LED表示バッテリーケース: イヤホンの残充電が一目で確認可能
    • CVC8.0ノイズキャンセリング: 高度なノイズキャンセリング技術により、クリアな音質とハンズフリー通話を実現
    • ワンタッチ操作: タッチボタンによる簡単で快適な操作
    • 24時間連続駆動: ケースで最大3回の充電が可能で、トータル24時間の連続再生が可能
    • 片・両耳モードの自由切替: 両耳での使用や、各イヤホンを別のデバイスに接続することも可能
    • Siriの簡単起動: 3回のタッチでSiriを起動し、基本的なコマンドを実行
    • スムーズなゲーム体験: 遅延なしの通話とゲーム体験を提供​

まずは製品の概要です。価格が¥2,980と手頃ながらタッチ操作に対応し、LED表示バッテリーケースにより充電残量が一目瞭然という中々面白い製品です。

他にも、通話時のノイズを抑える「CVC8.0ノイズキャンセリング」が付いていたり、片耳・両耳モードのどちらでも動作できます。iPhoneユーザーであれば、タッチ操作でSiriが簡単に起動できるのも嬉しいですね。

比較的新しいBluetooth5.3を採用しており、ワイヤレスイヤホンにありがちな「音飛び」を抑え、省電力なので再生時間を延ばしやすいという特徴があります。

基盤チップ自体の性能が向上しているため、3000円以下だというのに割と本格的です。

耳掛けワイヤレスイヤホン LL08

  • 価格: ¥2,580
  • 特徴:
    • Bluetooth 5.3 チップ: 高速で安定した接続を提供
    • 12時間連続再生: 長時間の使用にも対応
    • 高音質: クリアで豊かな音質を実現
    • 空気伝導技術: 快適な装着感と優れた音質を提供
    • カラーバリエーション: ブラック、ベージュ、ホワイトの3色から選択可能​

2つ目の製品は耳掛け型のワイヤレスイヤホンです。耳にクリップで挟むように装着し、先ほどの製品のようなカナル型(耳栓型)のように耳を塞がないため、周囲の音が自然に聞こえるのが特徴です。「ながら聴き」は最近需要が高く、昨年に登場したソニーのLinkBudsがスマッシュヒットしたことは記憶に新しいですね。

こちらもi17と同様にBluetooth 5.3 チップを搭載し、最長12時間の連続再生が可能で、快適な装着感を提供する空気伝導技術を利用しています。また、高音質で音楽や通話を楽しむことができ、価格も手頃で3つの異なる色から選べるため、スタイルと機能性を兼ね備えています。

実際の音質ってどう?

さて、気になる音質はどうでしょうか?

まずお伝えしておきたいことは、この価格帯の格安ワイヤレスイヤホンには、必ず音質に一定程度の制約があるということです。どちらの製品も、1万円以上するようなイヤホンと比較すると(当然ながら)音質は満足できるレベルではありません。

i17の音質について

低音域はややぼやけおり、深みに欠ける傾向があります。一方、中・高音域はクリアで聴き取りやすく、特にボーカルや人の声に関しては明瞭感があると言ってもよいでしょう。全体的な印象としてはまずまずで、この価格帯の製品としては期待通りの音質だと言えます。

一昔前のワイヤレスイヤホン黎明期に販売されていた格安イヤホンは本当に酷かったです。それに比べると、ノイズがあるなどおかしなことはありませんし実用的です。低音域がちょっと惜しいので、ゴリゴリ重低音を奏でるロックやEDMより、バラードやクラシック系が相性よさそうです。

ベア三郎

3000円という値段を考えると十分すぎる実力です。

LL08の音質について

次に耳掛けワイヤレスイヤホン LL08の音質について解説していきます。こちらは空気伝導技術を採用しており、ガッツリ耳の中に入れるタイプではありません。

全体の音質としては、「ながら聴き」に特化したイヤホンということもあり、音圧は薄い印象です。そのため、そこそこスマホ側の音量を上げる必要がありそうです。一方、音切れやノイズのようなものは全くなく、全体的にクリアに聴こえます。やはり、先ほどのi17と同様、重低音を響かせるような音楽をじっくり鑑賞するのはちょっと不向きですね。

ながら聴きということで、僕は普段から家事や撮影する際、音楽やYouTubeを聴きながらやることが多いのですが、安全のために外音取り込みをONにしています。こちらのような耳掛け型のイヤホンだと、どんなに高級なイヤホンの外音取り込み機能にも勝るリアルさがありますので(当然w)、ながら聴きにはピッタリです。

ベア三郎

全体的にクリアですが、音圧はちょっと弱め。

まとめ:格安イヤホンでも実用性は十分。小中学生へのプレゼントやYouTube鑑賞にはピッタリ!

格安ワイヤレスイヤホンは、価格に見合った十分な実用性を提供します。音質は完璧ではありませんが、日常的な音楽や動画の視聴には十分対応しています。また、どちらの製品もタッチ操作の精度が良く、操作性は満足できるレベルに仕上がっていました。

本格的な音質を求めて購入する製品ではありませんが、小中学生へのプレゼントや、YouTube鑑賞には最適です。

今回ご紹介した格安イヤホンは、どちらも初めてのワイヤレスイヤホンとして、または予備のイヤホンとして十分価値のある選択肢だと言えるでしょう。

以上、ベア三郎でした!

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