Live2D無料版でどこまで作れる?保存制限とPRO版を選ぶ前の確認点

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紙のパーツを組み合わせてキツネのイラストに動きを付ける概念図

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Live2D Cubismを初めて学ぶなら、まずFREE版で小さなモデルを作り、保存まで確認するのがおすすめです。最初からPRO版を契約する必要はありません。ただし、細かな表情やパーツを増やす予定なら、無料版の制限が制作の途中で効いてきます。

特に注意したいのは、FREE版の制限を超えるとデータを保存できなくなることと、42日間のPRO試用版はFREE版とは利用条件が違うこと。この記事では、購入を急がず、自分の制作規模と利用目的から選ぶための確認点を整理します。

料金・機能・利用条件の確認日:2026年10月8日。本記事は公式仕様と規約に基づく選び方の解説で、実機での操作レビューではありません。

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザー(総合)の資格を持つベア三郎です。複数の国家・ベンダー系IT資格を保有しています。ガジェット・家電の選び方とテックニュースを、仕様や利用条件を確認しながらわかりやすく紹介します。

FREE版と42日間の試用版は別の選択肢

Cubismは、イラストのパーツに変形や動きを設定してモデルやアニメーションを制作するソフトです。動画のカット編集だけをしたい人は、目的が合っているか先に考えてみてください。

キツネのイラストと目や口のパーツを分けて動きを付ける概念図
イラストのパーツを分け、動きを設定する考え方の概念図。
選択肢期間・機能最初に見る条件
FREE版期間制限なし・機能制限あり制限内で保存できる制作規模か
PRO試用版42日間・PROの機能を試せる評価・学習用。制作物の販売は不可
PRO版有料・多くの機能制限を解除利用者区分と契約期間が合うか

FREE版は学習を続けやすい一方、PRO試用版は必要な機能やPCとの相性を評価するために使うのが適切です。試用版で大きなモデルを作った場合、試用期間の後にFREE版で開けても、そのまま保存できるとは限りません。

出典:公式のPRO版・FREE版比較、試用版とFREE版の違い、制作物の販売条件。

無料版は「開ける」より「保存できる」を確認する

FREE版の代表的な上限は、1モデルのテクスチャが2048pxの1枚、アートメッシュが100、パラメータが30です。パラメータ30にはブレンドシェイプ用も含まれ、その専用パラメータには別途3までの上限があります。これ以外にも機能制限があるため、数値だけで可否を判断しないようにしましょう。

アートメッシュはイラストの部品を扱う単位、パラメータは口の開閉や顔の角度などの動きを設定する項目です。表情や髪の揺れを増やすほど、必要な構成を無料版の範囲に収められるかが判断材料になります。

PROで作ったデータはFREEでも開けますが、FREEで保存するには制限内に収める編集が必要です。試用を始める前に元データを別に保管し、どの機能を使うか記録しておくと、後で制作規模を見直しやすくなります。上限や互換性の出典は公式比較表の「一般」「モデリング」です。

ベア三郎

購入を決める前に、完成させたいモデルの規模を紙に書き出してみましょう。使わない機能のために契約を急ぐ必要はありません。

商用利用は売上区分と試用版の条件を分けて考える

公式ヘルプでは、一般ユーザーと小規模事業者はFREE版・PRO版で制作物を販売できます。一方、試用版はデモンストレーション・評価・トレーニングを目的とするため、制作したモデルや作品の販売はできません。試用版なら有料版と同じ販売条件だと考えないことが大切です。

小規模事業者の基準は年間売上1,000万円未満です。それ以外の事業者がFREE版を利用できる目的は非営利・監修などに限られます。法人の支配関係なども規約の定義に含まれるため、所属先がある人は個人の収入だけで判断せず、使用許諾契約の利用者定義と各ライセンスの条件を確認してください。

自分で制作したモデルを販売できることと、素材の著作権や納品契約の許可は別の確認事項です。第三者のイラストを動かすなら、元の素材をその用途で利用できるかも確認しましょう。出典:公式ヘルプ「作ったモデルファイルや作品を販売することはできる?」。

PRO版の費用と更新停止で確認したいこと

イラストを表示するモニターと保存を示す記号、契約更新を考えるカレンダーの概念図
制作データの管理と契約更新を考える概念図。

一般ユーザー・小規模事業者向けのPRO for indieは、通常価格で月額2,288円、年間プランは1年目15,708円、2年目12,936円、3年目以降11,748円です。いずれも税込で、2026年10月8日に公式ストアの料金表示を確認しました。割引や購入条件は注文前に再確認してください。

年間プランには最低利用期間1年があり、1年未満では解約できません。購入後の返品・返金も受け付けていないため、料金の安さだけで年間プランを選ばず、続けて制作する見通しを考えましょう。素材制作を外注する場合や、別のペイントソフト・配信用ソフトを使う場合の費用も、Editorの料金とは別に見積もる必要があります。

継続しない場合は、次回更新日より前にストアの「会員情報」→「購入履歴」から更新停止を行います。停止後も次回更新日までは利用でき、その日までの支払いは必要です。一度更新停止したライセンスは利用再開できないという案内もあるため、操作前に契約を確認してください。出典:公式の更新停止手順。

プランと対象者区分を確認する場合はこちら:

【Live2D Cubism】

契約前にPC・素材・作業時間を確かめる

購入前の試用では、起動だけでなく、予定している素材を読み込み、変形を設定して保存するところまで確認しましょう。公式の動作環境はOSだけでなくGPUやOpenGLの条件を指定しており、WindowsではオンボードGPUで正常動作しない場合もあります。MacはApple Silicon用とIntel用のインストーラーを区別して確認してください。

メモリ容量を満たしていても、画像サイズやパラメータ数が増えると必要な性能は上がります。購入予定のPCがある人も、機種名だけで対応を決めず、使用するEditorのバージョンに対応した公式動作環境と照合することをおすすめします。

イラストに動きを付けるには、パーツを分けた素材の準備と、変形を調整する作業が必要です。ソフトを購入しただけで完成するわけではありません。自作する時間が取れない場合は素材制作の依頼費も含め、どこまで自分で作業するかを先に決めましょう。

アニメーション制作より、撮影済み動画のカットや字幕が目的なら、別の動画編集ソフトを検討する方が合います。関連する作業の例は当ブログのFilmora 11レビュー(2022年の使用記録)をご覧ください。過去記事の料金やバージョンを現在の購入条件として扱わないようご注意ください。

FREEで始めてよい人・PROを検討する人

FREE版が向くのは、まず基本を学びたい人、小さなモデルを完成させたい人、制限内で制作を続けられる人です。予算を抑えて進められますが、作りたい表現を制限に合わせて調整する必要があります。

PRO版を検討しやすいのは、無料版の上限では保存できない構成が必要な人や、PRO専用機能を使う具体的な制作計画がある人です。継続費用がかかるため、単に「本格的に始めたい」という気持ちだけでなく、試用で必要性を確認してから選ぶと判断しやすくなります。

反対に、動画編集だけをしたい人、対応するPCを用意できない人、イラストの準備や調整時間を取れない人は、先に制作方法を見直す方がよいでしょう。無料版の保存、商用利用の区分、PCでの動作、契約期間の4点を確認できれば、自分に必要な範囲を選びやすくなります。

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