Apple Watch Ultra 4を2週間レビュー|見た目に惚れた。でも14万円台の価値は?

当ページのリンクには広告が含まれています。
文字盤を表示したApple Watch Ultra 4と茶系の布製バンド

Apple Watch Ultra 4を使い始めて2週間。普段使いとジョギングを中心に使ってみて、真っ先に浮かんだ感想は少し意外なものでした。いちばん気に入っているのは、機能よりも「見た目」。 角ばったケースとオレンジのアクセントが、やっぱり好きなんです。

ただし、14万円台からという価格を考えると話は別。実際によく使うのはランニングのワークアウトで、その多くはSeries 12でも使えます。「見た目が好き」だけでUltra 4を選んでいいのか? 2週間使った本音と、Apple公式の仕様・税込価格を分けて考えてみました。

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザー(総合)の資格を持つベア三郎です。複数の国家・ベンダー系IT資格を保有しています。ガジェット・家電の選び方とテックニュースを、仕様や利用条件を確認しながらわかりやすく紹介します。

2週間使って、いちばん気に入ったのは「見た目」

フラットなディスプレイ、輪郭のはっきりしたチタニウムケース、Digital Crownのオレンジのリング。そして反対側にあるアクションボタン。「いかにもUltra」という存在感が、この時計のいちばん好きなところです。

スマートウォッチはスペックで選びがちですが、毎日腕につけるものだから、デザインの好みも立派な選択基準。Series 12のすっきりした印象とは違う、少し無骨な雰囲気に惹かれています。写真でも、その違いが伝わると思います。

茶系の布製バンドを取り付けたApple Watch Ultra 4を斜めから見た外観
バンドを取り付けた状態

ジョギングで出番が多いのは、基本のワークアウト

走るときに一番よく使うのは、「ワークアウト」のランニング。日々のジョギングを記録する使い方が中心で、Ultra 4が備える高度な機能をすべて使いこなしているわけではありません。だからこそ気になるのが、「自分の使い方ならSeries 12でも十分なのでは?」ということです。

Apple Watch Ultra 4のDigital Crownとサイドボタンを横から見た外観
Digital Crownとサイドボタン側

Apple公式のUltra 4仕様ページには、ランニング向けにカスタムワークアウト、心拍数範囲、ペーサー、ケイデンスや歩幅、接地時間、上下動、ランニングパワーといった項目がまとめられています。こうしたデータは走り方を振り返るためのものですが、私が2週間ですべてを使い込んだわけではありません。Series 12の仕様ページにも同じ項目が並んでおり、ランニングの記録機能自体は両モデルで共通です。ここでの比較は実測ではなく公式仕様に基づくものです。日常のランニング記録に使う機能は、両モデルでかなり共通していることがわかります。

価格差は7万1,000円? その数字だけで決めるのは早い

最安価格だけなら、Ultra 4はSeries 12のほぼ2倍。 でも、モデルの素材やサイズを合わせてみると印象が変わります。

2026年10月18日時点のUltra 4の公式ストアでは142,800円(税込)から、Series 12の公式ストアでは71,800円(税込)からと表示されています。ただし素材もサイズも通信方式も違うので、この2つの数字をそのまま同条件の差にはできません。

比較する構成 公式開始価格(税込)
Ultra 4/49mm・チタニウム・GPS+セルラー 142,800円から
Series 12/42mm・アルミニウム・GPS 71,800円から
Series 12/42mm・チタニウム・GPS+セルラー 125,800円から
Series 12/46mm・チタニウム・GPS+セルラー 134,800円から

価格は2026年10月18日に確認したApple公式の開始価格で、私の実際の購入額ではありません。セルラー(モバイル通信)の契約費用は、この本体価格に含めて比較していません。

最安のSeries 12(42mm・アルミニウム・GPS)と比べれば、差は71,000円。ただし、素材もサイズも通信方式も違うので、「同じ条件で7万円高い」という意味ではありません。

チタニウムのSeries 12に目を向けると、42mmモデルとの差は17,000円。さらに近い46mm・チタニウム・GPS+セルラーモデルと比べると、差は8,000円になります。どちらも各構成の開始価格であり、ケースサイズや付属バンドまで一致させた比較ではありませんが、7万円差という第一印象からはずいぶん変わりませんか。

なお、チタニウムケースとサファイア前面クリスタルはSeries 12のチタニウムモデルも採用しています。Ultra 4を選ぶなら、そこに加えて無骨なデザイン、アクションボタン、長いバッテリー駆動時間などに価値を感じるかがポイントです。

ジョギング目線で差が出る3つの仕様

  • アクションボタン:ワークアウトの即時開始などに割り当てられる物理ボタンで、Series 12には付いていません
  • GPS:Ultra 4は高精度2周波GPS、Series 12はL1高精度GPS
  • バッテリー公称値:通常使用で最大50時間(Series 12は最大24時間)、屋外ワークアウトで最大18時間(同10時間)

ランニングの記録項目よりも、ワークアウトをすぐ始められるアクションボタンやバッテリーの余裕。こうした毎日の使い勝手こそ、Ultra 4らしい魅力といえそうです。

※バッテリー駆動時間はApple公称値です。GPS精度も両機種を同じ条件で実測比較していないため、実際の優劣は断定できません。

手のひらに載せたApple Watch Ultra 4の前面とオレンジ色のアクションボタン
反対側にはオレンジ色のアクションボタンがある

49mmの大きさと重さは、買う前にチェック

Ultra 4は49mmケースで、対応する手首周りは130〜210mm。重量は63.0g(ナチュラル)/63.1g(ブラック)です。一方、Series 12のアルミニウムGPSモデルは42mmで32.2g、46mmで39.5g。数字だけでも、Ultra 4はしっかり大きく重い時計だとわかります。

もちろん、重さの数字がそのまま装着感の良し悪しを決めるわけではありません。ここは実機を着け比べた評価ではなく、Apple公式の仕様比較です。Ultra 4の存在感を魅力に感じるか、日常では大きすぎると感じるか。購入前に一度、手首に載せて確かめたいポイントです。

手首に装着したApple Watch Ultra 4の前面とバンド
手首に装着したときの外観

対応iPhoneはiOS 27以降を搭載したiPhone 11以降(第2世代以降のiPhone SEを含む)で、Androidはペアリング対象外です。

2022年当時のApple Watch Series 8のレビューでも、価格とバッテリーが選ぶ際の論点でした。機種も時点も違う記事なので、今回のUltra 4とは分けて読んでください。

2週間後の結論。「見た目が好き」は、購入理由になる?

2週間使った今も、いちばん気に入っているのは外観です。走るときによく使うランニングのワークアウトはSeries 12にも搭載されています。ジョギングの記録だけを目的にするなら、Ultra 4が必須とは言えません。

一方で、あの49mmの存在感、オレンジのアクセント、アクションボタン、長時間駆動の仕様が気に入るなら話は変わります。スマートウォッチは毎日目にして身につけるもの。スペック表には表れにくい「このデザインが好き」という気持ちにも、価値はあると思うのです。

私なら、価格と日常のランニング機能を優先する人にはSeries 12を、大ぶりな外観やUltra独自の装備に惹かれる人にはUltra 4をすすめます。結局のところ、どちらが高性能かだけでなく、「自分が何にお金を払いたいか」が選ぶポイントなのでしょう。

※今回は2週間時点の感想です。電池持ちやGPS精度の同条件での実測比較、長期の耐久性検証は行っていません。

おまけ|開封時のパッケージ

Apple Watchのロゴが入った白い外箱
購入時のパッケージ

白い外箱と、保護紙に覆われた本体が収まっていたトレーです。

箱のトレーに収められたApple Watch Ultra 4本体と付属品の収納部分
開封時の本体。画面は保護紙で覆われている

コメント

コメントする

目次