こんにちは、音楽ブロガーのベア三郎(@Music_bearblog)です。
今回は、ザ・ビートルズ(The Beatles)の数々の名曲の中から、
ベア三郎的な視点を交え、おすすめの名曲BEST10を発表したいと思います。
ビートルズがこの世に生み出した楽曲、そのすべてが名曲と言えますから、まぁ選び辛いといえば辛い訳ですが、張り切って発表していきます!
積もり積もったビートルズ愛を、ここで爆発させていただきます♪
第10位. In My Life
イントロのギターから哀愁がたっぷり漂うビートルズを代表する名バラードで、リード・ボーカルはジョン・レノンが担当しています。ジョン・レノンが故郷リヴァプールでの思い出を綴った歌詞となっており、日本人の我々にも通じるものがあります。また、曲の途中にあるバロック調のピアノソロは、プロデューサーであるジョージ・マーティン自ら手掛けたもので、楽曲にさらなる深みを与えています。
この曲では、ビートルズの特徴である美しいコーラスワークがたっぷり堪能できます。
シンコペーションがニクイ♪
第9位. Here Comes the Sun
『Here Comes the Sun』は、ビートルズの11作目のスタジオ・アルバム『Abbey Road』(1969年リリース)に収録されている楽曲で、ジョージ・ハリスンが作詞・作曲を手掛けました。この曲は、ビートルズの後期におけるジョージ・ハリスンの代表作のひとつであり、明るくポジティブなメロディと歌詞が特徴的です。
『Here Comes the Sun』は、ジョージ・ハリスンがビートルズのビジネス問題に悩んでいた時期に、友人でありエリック・クラプトンの自宅であるハートリー・パークでインスピレーションを受けて書かれました。この曲は、彼が春の訪れと共に困難な時期を乗り越えようとする前向きな気持ちを表現しています。
音楽的には、この曲はアコースティック・ギターを主体としたシンプルなアレンジが特徴的であり、ジョージ・ハリスンの独特なギター・リフが印象的です。また、モーグ・シンセサイザーが使用されており、ビートルズが当時の最先端の音楽技術を取り入れていたことがわかります。
実はこの曲、録音過程においていくつかの音楽的秘話があります。例えば、ジョン・レノンはこの曲のレコーディングに参加していません。彼は、同年に自転車事故に遭っており、その影響でレコーディングには参加できませんでした。また、リンゴ・スターは、ドラムパートを一発録りで成功させたと言われています。さらに、プロデューサーのジョージ・マーティンが、ストリングスの編曲を担当し、曲に華やかさを加えています。
ジョージ・ハリスンのソングライティング能力を大いに示す、ビートルズ屈指のポップソングですね。
ジョージはホントいい歌つくる・・・
第8位. Come Together
『Come Together』は、ビートルズの11作目のスタジオ・アルバム『Abbey Road』(1969年リリース)に収録されている楽曲で、ジョン・レノンが作詞・作曲を手掛けました。この曲は、ビートルズの後期における代表曲のひとつであり、独特なグルーヴ感とキャッチーなフレーズが特徴的です。
『Come Together』は、もともとはアメリカの政治家ティモシー・リアリーの選挙キャンペーンソングとして制作される予定でしたが、その後リアリーが逮捕されるという事態が発生し、その計画は頓挫しました。しかし、そのアイデアをもとにジョン・レノンはこの曲を完成させ、アルバム『Abbey Road』のオープニング曲となりました。
音楽的には、この曲は独特なブルース調のリフと、ポール・マッカートニーの重厚なベースラインが印象的です。また、リンゴ・スターのドラムは、非常にシンプルでありながら、曲にグルーヴ感を与えています。歌詞は、抽象的でありながらキャッチーなフレーズが連続して登場し、リスナーの耳に残るものとなっています。
また、プロデューサーのジョージ・マーティンは、当初この曲にストリングスのアレンジを提案しましたが、バンドメンバーによって却下されているそうです。個人的には、ストリングスが合いそうな楽曲だと思うので、もし採用されていたらと想像が膨らみます。
曲中の「シュッ」と聞こえる独特のサウンドは、ジョン・レノンがマイクを手で叩いて出した音だそうです。「Shoot me(俺を撃て)」と聴こえるため、奇しくも銃弾に倒れてしまうジョンの未来が暗示されているとファンの間でウワサされています。
この楽曲は、ビートルズのファンにとって特別な存在であり、ジョン・レノンのソングライティング能力を示す傑作とされています。また、多くのアーティストにカバーされており、その普遍的な魅力は今も受け継がれています。
エアロ・スミスのカヴァーもかっこいい。
第7位. Helter Skelter
『Helter Skelter』は、ビートルズの9作目のスタジオ・アルバム『The Beatles』(通称:ホワイト・アルバム、1968年リリース)に収録されている楽曲で、ポール・マッカートニーが作詞・作曲を手掛けました。この曲は、ビートルズの楽曲の中でも特にヘヴィでエネルギッシュなサウンドが特徴的で、その音楽性からプロト・メタルやパンク・ロックのルーツとされることもあります。
『Helter Skelter』は、ポール・マッカートニーが当時の音楽シーンで流行っていたハード・ロックやサイケデリック・ロックに対抗して作った曲で、彼は「最もデカい、最もひどい、最も汚いロックンロール・ナンバー」を目指しました。その結果、ビートルズの他の楽曲とは異なる重厚でノイジーなサウンドが生まれました。
音楽的には、この曲は繰り返しのリフとエネルギッシュなドラムが印象的です。また、ボーカルではポール・マッカートニーが荒々しく力強い歌唱を披露しており、ビートルズの持つ多彩な音楽性を示しています。
録音過程においても、いくつかの音楽的秘話があります。例えば、リンゴ・スターは、激しいドラム演奏の末に「I’ve got blisters on my fingers!(指に水ぶくれができた!)」と叫んでいるのが曲の最後に収録されています。また、レコーディングは何度も繰り返され、バンドメンバーは様々なアイデアを試しています。例えば、ギターソロやボーカルのテイクは数多く録音され、最終的なバージョンが選ばれました。
この曲は、ビートルズのファンにとって特別な存在であり、ポール・マッカートニーのソングライティング能力とバンドの音楽的挑戦を示す傑作とされています。また、多くのロックアーティストに影響を与えており、その普遍的な魅力は今も受け継がれています。
オアシスのカヴァーもかっこよすぎて堪りません。
第6位. Something
『Something』は、ビートルズの11作目のスタジオ・アルバム『Abbey Road』(1969年リリース)に収録されている楽曲で、ジョージ・ハリスンが作詞・作曲を手掛けました。この曲は、ビートルズの楽曲の中でも特に美しいメロディと詩的な歌詞が評価されており、ジョージ・ハリスンのソングライティング能力を象徴する作品とされています。
『Something』は、当初ジョージ・ハリスンがピアニストのレイ・チャールズのために書いた曲でしたが、後にビートルズのアルバム『Abbey Road』に収録されることになりました。この曲は、ジョージ・ハリスンが初めてビートルズのアルバムでA面シングルに選ばれた楽曲であり、彼の才能が広く認められるきっかけとなりました。
音楽的には、この曲は美しいメロディラインと柔らかなハーモニーが印象的です。また、ポール・マッカートニーのベースラインやリンゴ・スターの繊細なドラム演奏が、曲全体の雰囲気を引き立てています。歌詞は、愛する人への深い感情を詩的に表現しており、リスナーの心に訴えかける力があります。
録音過程においても、いくつかの音楽的秘話があります。例えば、『Something』のギターソロは、ジョージ・ハリスンがレスリースピーカーを使用して録音しました。これにより、独特の音響効果が生まれ、曲の美しさを一層引き立てています。また、プロデューサーのジョージ・マーティンは、ストリングスのアレンジを加え、曲に重厚な雰囲気を与えました。
『Something』は、ジョージ・ハリスンの才能が開花した楽曲として評価されており、ビートルズの楽曲の中でも特別な位置を占めています。その美しいメロディと詩的な歌詞は、多くの音楽ファンに愛され、多くのアーティストにカバーされています。
徐々に盛り上がっていく感じのバラードで、特にリンゴ・スターのドラミングが好きです。
ちなみにこの曲、フランク・シナトラが『Something』を「最高の愛の歌」と評し、彼自身もこの曲をカバーするなど多くのアーティストからも愛されています。
フランク・シナトラやマイケル・ジャクソンまでも、レノン=マッカートニーの作品だと思っていたらしいです♪まさに快作。
第5位. A Day In the Life
『A Day In the Life』は、ビートルズの8作目のスタジオ・アルバム『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』(1967年リリース)に収録されている楽曲で、ジョン・レノンとポール・マッカートニーが共作しました。この曲は、ビートルズの音楽的革新を象徴する楽曲のひとつであり、多くの音楽評論家から高い評価を受けています。
『A Day In the Life』は、ジョン・レノンとポール・マッカートニーがそれぞれ異なる曲の断片を組み合わせて作られました。ジョン・レノンが書いた部分は、新聞の記事をもとにした歌詞が特徴的で、日常生活のさまざまな出来事を描いています。一方、ポール・マッカートニーが書いた部分は、彼の学生時代の思い出を歌ったもので、曲全体にアクセントを加えています。
サイケデリックな曲調ながら、なにより展開が素晴らしいです。曲の途中でオーケストラが登場し、クレッシェンドを作り上げることで、曲にドラマチックな展開がもたらされています。また、最後にはピアノの大きな和音が鳴り響き、曲に終止符を打っています。
録音過程においても、いくつかの音楽的秘話があります。例えば、オーケストラのクレッシェンド部分は、プロデューサーのジョージ・マーティンとポール・マッカートニーのアイデアで実現されました。マーティンは、オーケストラのメンバーに対して、指定された小節数の間に最低音から最高音まで自由に上昇するよう指示しました。これにより、独特の音響効果が生まれました。
また、最後のピアノ和音は、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、マル・エヴァンズ(ビートルズのアシスタント)が同時にピアノの鍵盤を叩くことで録音されました。その後、エコー効果が加えられ、曲の印象的な終わり方が作られました。
まるで映画を一本見終わったかのような、ドラマチックな展開が魅力♪
第4位. Let It Be
『Let It Be』は、ビートルズの最後のアルバムとしてリリースされた1970年の同名アルバム『Let It Be』に収録されている楽曲で、ポール・マッカートニーによって書かれました。
『Let It Be』は、その歌詞がポール・マッカートニーの母親、メアリー・マッカートニーにインスパイアされたとされています。彼女は亡くなった後も、ポールの夢の中に現れて彼に励ましを与えたと言われており、その出来事が歌詞に反映されています。この曲は、個人的な困難に直面した際に「手放すこと」の重要性を伝える普遍的なメッセージを持っているため、多くの人々に愛され続けています。
『Let It Be』はシンプルで親しみやすいメロディですが、ポール・マッカートニーのピアノ、ジョージ・ハリスンによるギターソロ、ビリー・プレストンのオルガン演奏が曲に深みを与えています。
この曲のレコーディングには、いくつかの音楽的秘話があります。例えば、『Let It Be』は、ビートルズがドキュメンタリー映画『Let It Be』の中でレコーディングの様子を撮影した曲のひとつです。この映画は、バンドの内部の緊張や解散への道のりを記録したものであり、『Let It Be』の曲の背景にもその状況が影響しています。
また、ジョージ・ハリスンのギターソロについては、複数のバージョンが録音され、最終的なアルバム・バージョンでは、プロデューサーのフィル・スペクターが選んだソロが使用されました。このことは、ビートルズのメンバー間で意見の相違があったことを示しています。
音楽評論家の視点から見ても、『Let It Be』はビートルズの楽曲の中でも特別な存在であり、その感動的なメロディと普遍的なメッセージは高く評価されています。
あの兄弟仲が悪くて有名だったOasisでさえ18年。彼らの功績を考えると、ビートルズがたった8年にも満たない活動期間だったなんて、いまだに信じられませんね。
今でもこの曲を聴くとこみ上げてくるモノがあります。
第3位. Across the Universe
『Across the Universe』は、ビートルズの楽曲で、1969年にリリースされたチャリティ・アルバム『No One’s Gonna Change Our World』に初めて収録され、その後1970年のアルバム『Let It Be』にも収録されました。ジョン・レノンによって書かれたこの曲は、その独特な歌詞と美しいメロディで多くの音楽評論家から高い評価を受けています。
『Across the Universe』は、ジョン・レノンがインドの瞑想に影響を受けて書いた歌詞が特徴的で、その歌詞には宇宙や愛、そして魂の永遠性に関する思索が織り込まれています。また、曲のタイトルは英語の成句「across the universe」から来ており、遠く離れた場所や広がりを意味しています。これはレノンの精神性を表しており、音楽評論家からはその独創性が評価されています。
音楽的には、『Across the Universe』は繊細で美しいメロディとアレンジが印象的です。特に、ジョン・レノンの優れたボーカルパフォーマンスが曲の持つ幻想的な雰囲気を高めています。さらに、アルバム『Let It Be』のバージョンでは、フィル・スペクターがプロデュースした壮大なストリングスアレンジが加えられており、曲の持つ独特の美しさが一層引き立っています。
『Across the Universe』のレコーディングには、いくつかの音楽的秘話があります。例えば、当初のバージョンには、ビートルズがインドで出会ったインド人女性がバックグラウンドボーカルとして参加しています。しかし、アルバム『Let It Be』のバージョンでは、彼女たちのボーカルはカットされ、代わりにストリングスアレンジが追加されました。
また、『Across the Universe』は、ビートルズが解散後もジョン・レノンのソロ作品としてリリースされることがあるなど、その後も様々なバージョンが存在しています。これは、曲の持つ普遍的な魅力と影響力を示しているといえるでしょう。
色々なアーティストにカヴァーされていますが、フィオナ・アップルのカヴァーが一番好きです。
第2位. Hey Jude
『Hey Jude』は、ビートルズの楽曲で、1968年にリリースされたシングル曲です。ポール・マッカートニーによって書かれたこの曲は、その感動的なメロディと歌詞で多くの音楽評論家から高い評価を受けています。
『Hey Jude』は、もともとジョン・レノンの息子ジュリアン・レノンのために書かれた曲で、ジョンと最初の妻シンシア・レノンが離婚した際に、彼を慰める目的で作られました。当初のタイトルは「Hey Jules」でしたが、最終的に「Hey Jude」となりました。この曲は、苦しい状況下での前向きなメッセージを伝える普遍的なテーマを持っており、多くの人々に愛され続けています。
音楽的には、『Hey Jude』はシンプルで美しいメロディが印象的で、ポール・マッカートニーのピアノの伴奏が特徴的です。また、曲の後半には約4分間にわたる長いコーダ(終結部)があり、ビートルズのメンバーやスタジオミュージシャンが一緒になって「Na-na-na」のコーラスを繰り返す構成になっています。このコーダ部分は、ライブパフォーマンスやカバー曲でも特徴的であり、観客が一緒に歌うことで盛り上がりを見せることが多いです。
『Hey Jude』のレコーディングには、いくつかの音楽的秘話があります。例えば、レコーディング中にジョン・レノンが誤ってバックグラウンドで「Oh, f***ing hell!」と言ってしまった部分が、最終的なミックスにも残っています。これは約2分58秒のあたりで聞くことができます。また、ジョージ・ハリスンは当初ギターソロを演奏する予定でしたが、最終的にはその部分がカットされ、シンプルなアレンジが採用されました。
ポール・マッカートニーによるロンドンオリンピックでの演奏が記憶に新しいですね。圧倒的なメロディラインで、初めてこの曲を聴いた時、誰もが心震わせたと思います。
ジョンはどういう想いでレコーディングに臨んでいたのか。いずれにせよ、素晴らしい名曲。
第1位. Strawberry Fields Forever
ベア三郎的1位は「Strawberry Fields Forever」です。
サントラ「マジカル・ミステリー・ツアー」に収録されたビートルズのサイケデリック期を代表する1ナンバーで、ジョン・レノンが少年時代を過ごしたリヴァプールの地域「ストロベリー・フィールド」という孤児院の庭園にインスパイアされて制作されました。この曲は、レノンの少年時代の思い出や感情が抽象的な歌詞として織り込まれており、彼の内面世界を表しています。
実験的な録音技術や編曲が特徴的で、プロデューサーのジョージ・マーティンとエンジニアのジェフ・エメリックが、レコーディングに多くの革新的な手法を導入しています。例えば、異なるテンポとキーで録音された2つのテイクを繋げることで、独特な雰囲気を生み出しました。
メンバーお気に入りの楽曲だっただけに、いろんなバージョンが存在しますが、プロデューサーのジョージ・マーティンは「はじめにジョンが演奏したアコースティック・ギターだけの演奏が最高だった」と述べています。
アンソロジー2にテイクワン楽曲が入っていますが、これが一番ジョージ・マーティンが聴いたものに近いのでしょうか。
唯一無二のサイケデリック感を出すために、音の1つ1つが、全て計算し尽くされた配置になっています。何度聴いても飽きません♪
まとめ・感想
以上がベア三郎的ビートルズBEST10でした。
正直、ビートルズなんて、名曲だらけで選べませんし順位なんて恐ろしくて付けられたものじゃないですけど、敢えてというところでご容赦ください(/ω\)
Strawberry Fields Foreverは、やっぱり楽曲の良さはもちろん、テープのリバース再生や奇抜な楽曲構成など、前衛的なサウンドへの飽く無き挑戦に感動すら覚えます。
当時のジョンが、どんな気持ちでこの曲を作ったのか、思いを馳せるとワクワクが止まりません。
1枚は持っておきたい。ベスト盤といえば『Beatles 1』
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