こんにちは。ベア三郎です。
個人的にはオススメしたいバンドなのに、OASISやBlurと比べると、日本におけるストーンズ・ローゼズの知名度の低さは否めません。
でも、ベア三郎の音楽人生に間違いなく大きな影響を与えたバンドの一つでもあります。
そんな状況をちょっとでも打破すべく、本日はストーン・ローゼズの魅力をたっぷりご紹介していきたいと思います!
1stアルバム『The Stone Roses』
1989年5月にリリースされ、母国イギリスインディーチャート初登場2位。1990年にはナショナルチャートで19位を記録。各音楽雑誌の評価は高く、のちのロックシーンに多大な影響を与えたアルバム。プロデューサーはミューズやレディオヘッド、スウェードで有名なジョン・レッキー。
母国イギリスでは「She Bangs the Drums」がインディーチャートで1位、「Fools Gold」が全英シングルチャートで8位を記録している。日本ではオリコン最高94位だったので、当時は知る人ぞ知るというアルバム。作詞・作曲はすべてジョン・スクワイアとイアン・ブラウンの共作。
1stはバーズのようなギターサウンドが主体。イアンのボーカルが下手くそすぎて(味はありますけど)、あんまりロック聴かない人だと賛否が分かれるアルバムだと思う。
バーズっぽいフォークロックと、マッドチェスターと呼べるサウンドが混在している。
マッドチェスターの代表曲『Fools Gold』
これぞマッドチェスター、バギーと呼べるストーン・ローゼズを代表する1曲。ジョン・スクワイアがジェームス・ブラウンの曲をループさせて作っています。このグルーヴ感はそうそう出せるものではありません!
バーズっぽいフォークロックだけど、いい曲。
アルバムアートワークの元になった名曲『Bye Bye Bad Man』
あまりに有名なこのアルバムアートワークはジョン・スクワイアによるもの。1968年に起きたパリの五月革命がモチーフとなっており、フランス国旗が描かれている。また、催涙弾の影響を和らげるため、レモンをかじってしのいだという逸話を基にレモンもちりばめられている。
ファンに根強い人気を誇る『I Wanna Be Adored』
1曲目を飾る彼らの代表曲。浮遊感のあるジョン・スクワイアのギターとマニのベースライン。イアン・ブラウンの独特のボーカルラインがオルタナっぽい。歌詞はおおざっぱだが、ひたすら「崇拝されたい…」と叫んでいる。
このシンプルな中にも宿る美学ってのが素晴らしい。これぞロック。
約5年ぶりの復活2nd『Second Coming』
1994年12月リリースされ、最高で全英4位、全米47位を記録している。このアルバムの後、一旦解散していて、ストーン・ローゼズとしては今でもラストアルバムという位置づけ。オリコン最高24位だったので、セールス的にはそこそこ売れた様子。
ローゼズファンは1stのキラキラした感じから一転、急に男臭くなったので賛否両論なのだそう。
でも、ロック好きには間違いなく1stよりこの2ndのほうをオススメします!
急にツェッペリンやブルース寄りになったとかいう御外れになった意見を多数見かけますが、「Fools Gold」直系とも言えるアシッド・ハウスとロックが見事に融合した「踊れるロック」がここにあります。
いや、そもそもツェッペリンやブルースって超かっこいいし、ロックのルーツだし♪
でもこのアルバムをリリースする頃には、バンドメンバーのやる気の無さからプロデューサーのジョン・レッキーからも見捨てられ、ジョン・スクワイアが一人で頑張るしかなかった状況に陥ってしまっていました。
衝撃を受けること間違いなし『Breaking Into Heaven』
92年にThe Prodigyの1st、94年には2ndがリリースされ、ロックシーンが次なるステージに移るきっかけとなったと言っても過言ではないと思っています。
当時、15,6歳くらいだったと思うけど、ロックの新しい在り方を見せつけられ、はじめて聴いたときはかなりの衝撃を受けました。
美しいハーモニーを奏でる『Ten Storey Love Song』
1stと全然ちゃうやん!?ってお嘆きの1st信者も納得のバラード。音痴のイアン・ブラウンもめちゃくちゃ頑張っています!
ドラムのレニはこのPVが作成される頃にはバンドを見限っており、撮影に参加しておらず、代わりにお面をつけたスタッフが出演しています。
バギーサウンドを見事に昇華した『Begging You』
アシッドハウスとロックを融合させたバギー(Baggy)サウンドの次なる次元を見せてくれた名曲。ローゼズらしさが爆発している(^^♪
体を音楽に委ねてください。
まとめ・感想
いや~、いつ聴いてもローゼズはかっこいい!
でもなんでこんなに知名度が低いのでしょう。。
パッと思いつくあたり、
まず、OASISやBlurに比べてボーカルのイアンが音痴であったこと。これは大きいです(笑)。雰囲気は抜群にいいんですけどね。
それにジョンがいくら素晴らしいギタリストであっても、90年以降の音楽業界(リスナー含め)は、ギターヒーローを悪と捉えてきたからこれは仕方がありません。そんな時代じゃないわけですね。でも誰が聴いても間違いなくジョンのギターはかっこいい。
マニとレニも、誰もが認める最高のミュージシャンで、1st/2nd通して最高の仕事をしています。
ん~、もっと他に原因があるのでは・・・?と考えると、この結論にたどり着かざるを得ません。
そう、
日本人の音楽わかっている風の方々が、勝手にローゼズに幻想を抱き、ローゼズのよさをキチンとリスナーに伝えてこなかったから。
これに尽きます。
ローゼズはバーズのようなギターサウンドですが、イアン・ブラウンは決してバーズやサイモン&ガーファンクルのような美しい歌声ではありません。むしろ、苦手な分野じゃないかなと思っています。彼が輝くのは「Sally Cinnamon」だったり、「Fools Gold」のような独特の詞の世界にこそあったりします。
ストーン・ローゼズはこれからもずっとロック好きに愛される、最高バンドのひとつであってほしいと願うばかりです!
ちなみに2011年に再結成されて、2017年には日本武道館ライブも行われています。機会があれば行ってみたいな~♪
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