SONY REON POCKET 4は本当に買い?家電アドバイザーが4世代目の実力を詳しくチェック!

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ようやくコロナも収まり、今年の夏こそ、思いっきり出掛けようと思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで外出時の暑さ対策として人気なのが、SONYから発売中の『REON POCKET4』です。

2020年に初代が登場して以来、毎年モデルチェンジを繰り返し、ついにバージョン4に。ますます夏に手放せないアイテムとして帰ってきました!

この記事では、人一倍暑がりな家電製品アドバイザーである筆者が、REON POCKET4の使用感を分かりやすくレビューします。

購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!

ベア三郎

暑い夏を快適に過ごすための超便利アイテム!

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

SONY REON POCKET 4とは?

REON POCKET4は、SONYが開発した、電気のチカラで体を冷やしたり暖めたりすることができるウェアラブルデバイスです。

水で濡らしたり、凍らせる必要がなく、バッテリーが持つ限りいつまでも体を冷やしてくれます。

装着もとっても簡単です。付属のネックバンドを本体に装着し、首に引っ掛けるだけ。

ちょうど首筋に銀色の部分が密着し、ここが冷えたり暖かくなったりします。

ベア三郎

開始から数秒でキンキンに冷えます!

左:REON POCKET3、右:REON POCKET4

SONY REON POCKETは、2020年から毎年のように新しいモデルが登場し、今回で4代目です。

新たに温湿度センサーを搭載し、汗などによる湿度の上昇を検知可能に。その他にもバッテリー駆動時間が最大2倍になるなど、さらなる進化を遂げています。

左:新モデル、右:旧モデル
冷却/温熱面のサイズはほぼ同じ
ベア三郎

COOLレベル3(5段階中)で約7時間の使用が可能になりました。

製品仕様

項目仕様
対応機能SMART COOLモード, SMART COOL⇔WARMモード, SMART WARMモード, マニュアルモード, オートモード, マイモード, ウェーブモード, ゴルフモード, AUTO START/STOP機能, クイック起動, USB給電動作, 風量調節機能
本体サイズ幅:約55mm, 高さ:約117mm, 奥行:約23mm
温度レベルレベル1~4, 4+ ※マニュアルモード時
冷却/温熱面素材ステンレススティール
質量 (ネックバンド装着時)約144g
使用温度範囲(動作環境)5℃-40℃
通信方式Bluetooth® 5.0 Low Energy
対応OSiOS 13 以上 / Android™ 8以上
充電池持続時間 (COOL)レベル1:約9時間, レベル2:約8時間, レベル3:約7時間, レベル4:約4時間
充電池持続時間 (WARM)レベル1:約8時間, レベル2:約6時間, レベル3:約5時間, レベル4:約4時間
充電時間約170分(満充電), 約100分(90%まで充電)
充電端子USB Type-C
内容品 (RNPK-4)REON POCKET 4本体(RNP-4), ネックバンド3(RNPB-N3), USB Type-Cケーブル L型(USB-A – USB-C), エアフローパーツ, スタートガイド, 保証書(保証対象はREON POCKET

REON POCKETをさらに進化させるREON POCKET TAG

REON POCKET4最大の特徴は、オプションのREON POCKET TAGとの連携にあります。内蔵された3つのセンサーで周囲の温度と湿度、照度などの環境を計測し、REON POCKET4をよりスマートにしてくれるウェアラブルデバイスです。

WARMモードがより賢く

このREON POCKET TAGを使うことで、衣服内の温度とタグの周辺温度の両方を検知できるようになり、これまでCOOLモードでしか使えなかったSMARTモード(自動調整)がWARMモードでも使えるように。

COOLとWARMモードの自動切替に対応

さらにタグと連動させたときの機能として『SMART COOL ⇔ WARM』モードというものが使えるようになります。その名の通り、COOL(冷)とWARM(温)を環境に合わせて切り替えてくれる機能で、季節の変わり目や、屋外と屋内での寒暖差があるときに役立ちそうです。

モードが切替わる温度を手動で細かく指定することもできる

REON POCKET TAGは、寒くなってから購入するのもありですが、完売してしまうことも予想されますので気になる方は早めの購入をオススメします。

タグ単体でも温度計として使える

REON POCKET TAGは単体でも温度計として役立ちます。例えば、ベビーカーの内側にタグをつけておけば、スマホからいつでもベビーカーの中の温度を把握できるように。

ほかにも、キャンプでテント内外の気温が気になる時にも役立ちそうです。

タグはクリップ付きなので、衣服やカバンに簡単に装着できるようになっています。

ベア三郎

本体とタグのセット商品はすでに完売のようです。

エアフローが大幅に改善!

REON POCKETの課題とも言えるのが排気フロー。利用中は本体が熱くなるため、廃熱処理する必要がある訳です。この排気フローに問題があると、衣服の中に熱がこもりがちに。

新しくなったREON POCKET4では、その点が大幅に改良されています。

より大口径になった排気口

旧モデルと比較してみると、排気口がかなり大きくなっていることがわかります。また、付属のエアフローパーツを本体に装着することで、襟付きのシャツを着ていてもしっかりと排気できるようになります。

付属のエアフローパーツ

旧モデルのエアフローパーツに比べ、外向けにカーブする形状になったため、排気が首筋に当たりにくくなっています。

吸気口も刷新された

さらに吸気口も改善されています。旧モデル(右)では衣服側に吸気口があったため、衣服に吸い付きやすく吸気がイマイチでした。新モデルでは吸気口を真下に設けることで、この問題をクリアしています。

ベア三郎

エアフロー改善のおかげで、さらに快適に!

パワーアップしたバッテリーと冷却効率

様々な改良が加わった新モデルですが、個人的に一番嬉しいポイントは、バッテリー容量が約2倍になったことです。

旧モデルでは、外出時に必ずモバイルバッテリーが必要でしたが、これがかなり面倒だったんですよね。おかげで丸1日バッテリーが持つようになり、かなり快適になりました。

ベア三郎

SONYによると、COOLレベル3(ちょうど中くらい)で約7時間の使用が可能とのこと。

実際に使ってみた感想

30度超えのテストにはもってこいの日差しの中、1時間ほどウォーキングしてみました。

すぐにセンサーが反応し、COOLモードが発動。数秒後には首から背中にかけてキーンとした冷たさが伝わってきました。いつもは1時間のウォーキングでじわーっと汗が噴き出してくるのですが、それがありません。しっかりと実感できるほどの冷却効果を感じました。

暑い日は凍ったタオルやアイスネックリングなどもいいですが、すぐにぬるくなってしまいます。その点、REON POCKET4は電気のチカラで冷やすため、バッテリーが持つ限り、長時間にわたり冷たいままなのがいいですね。

気になるエアフローですが、Tシャツでは満点をつけてもいいでしょう。襟付きのYシャツでも、完璧とまでは言い難いですが、旧モデルより改善されていることが体感できました。個人的には、別売りでもいいので、もう少し長いエアフローパーツが欲しいところ。

気になる動作音ですが、そこそこ音がでます。動作レベルに応じて音は大小しますが、静かな部屋以外は他人に迷惑をかける事はないでしょう。ただ、耳元で「シュー」という排気音はずっとしています(笑)。

ベア三郎

冷却効果は抜群。ロングバッテリーが嬉しい!

まとめ:4代目にして極まった完成度!旧モデルユーザーも買い替えるだけの価値アリ

REON POCKET4はデバイスとタグを合わせて買うと1万9千円ほどするため、購入を迷っている方も多いはず。

個人的には、4代目にしてようやく『着るエアコン』が完成した!と思っています。

エアフローが劇的に改善され、快適性が増したことは特筆すべきです。さらに、バッテリー駆動時間が約2倍に増え、モバイルバッテリー要らずになったことも個人的に大きなポイント。

昨年の旧モデルもそうでしたが、夏場になると売れ切れてしまうこの製品。気になっている方は、本格的な夏を迎える前に購入してみてはいかがでしょうか?

以上、ベア三郎でした!

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