皆さん、こんにちは。キャンプ大好き家電製品アドバイザーのベア三郎です!
キャンプなどのアウトドアで、電気毛布・扇風機・ドライヤーなどの家電が使えたらいいなと思った経験はないでしょうか?
そんなとき、大活躍してくれるのが「ポータブル電源」。数年前と比べ、ポータブル電源の性能も格段にアップしており、さらに値段が下がってきた、今がチャンスといえます。
そこで本稿では、数多くのポータブル電源の中から、家電製品アドバイザーの筆者厳選のオススメポータブル電源をご紹介したいと思います!
キャンプ好き家電製品アドバイザーが選ぶ!
ポータブル電源ってどれを選べばいいの?
たくさん種類があって、容量もどれくらいのものを選べばいいのか迷ってしまいますよね。一般的にポータブル電源は、容量(Wh)に比例し、価格と重量が上がっていきます。
また、しっかりした製品を選ばないと、いざという時に動かなかったり、最悪の場合、火事やケガの原因にもなってしまいます。
価格も大事ですが、安全で信頼性のある製品を選びましょう。
ポイント その1:電源容量で選ぶ
使用したい電子機器や充電回数に合わせて、十分な容量と出力を持つ電源を選びましょう。Ah(アンペア時)やWh(ワット時)で表される容量は、電源の持つエネルギー量を示します。また、W(ワット)で表される出力は、機器に供給できる電力量を示します。
デイキャンプなら、容量200Wh程度で十分
日帰りのアウトドアや夜釣り、野外撮影だったら200Wh程度あれば大丈夫です。デイキャンプでは一日のうちにスマートフォンやタブレット、デジタルカメラ、ポータブルスピーカーなどの電子機器を充電することが一般的です。200Whあれば、普通のスマートフォンを10回以上充電できるため、デイキャンプでの電力消費を十分にカバーできます。
また、200Wh程度の容量のポータブル電源は、軽量でコンパクトなサイズが多いため、持ち運びにも便利です。デイキャンプでは、荷物をできるだけ減らすことが大切ですので、この点も魅力的です。
1泊以上のキャンプや車中泊なら、400Wh以上欲しい
一方、1泊以上のキャンプや車中泊では、さらに多くの電力が必要になります。デイキャンプのように電子機器の充電だけであれば問題ありませんが、1泊以上する場合は、電気を使う調理器具や照明、冷暖房機器などを使用することが多いと思います。その場合でも、400Wh以上の容量があれば、これらの機器を長期間使用できる電力を確保できます。
また、キャンプ中に天候が悪くなると、ソーラーパネルなどでの充電が困難になることがあります。このような状況でも、400Wh以上の容量を持つポータブル電源があれば、予め十分な電力を蓄えておくことができ、安心してキャンプを楽しむことができます。
自分の目的にあった容量を選ぼう!
ポイント その2:充電方法
ACアダプタ、ソーラーパネル、車のシガーソケットなど、さまざまな充電方法があります。使用状況や環境に合わせて、適切な充電方法が選べる製品を選びましょう。
ポイント その3:重量とサイズ
持ち運びやすさを考慮して、重量とサイズをチェックしましょう。キャンプやハイキングでは、できるだけ軽量でコンパクトなものが望ましいです。
ポイント その4:端子の種類と数
使用する機器に合わせて、必要な端子の種類(USB、AC、DCなど)と数を確認しましょう。複数の機器を同時に充電する場合は、それに対応した端子数があることも重要です。
ポイント その5:耐久性と防水性
屋外での使用に耐えられる堅牢な構造や、雨や湿気に対する防水性能を持つ製品を選びましょう。IP(Ingress Protection)レーティングは、製品の防水・防塵性能を示す指標です。
ポイント その6:付加機能
LEDライト、ワイヤレス充電、パワーバンク機能など、追加の機能が搭載されている製品もあります。これらの機能が必要かどうかを検討し、適切な製品を選びましょう。
ポイント その7:予算
予算に合った製品を選ぶことも重要です。ただし、あまり安価な製品は性能や品質に問題があることがありますので、適切なバランスを見極めましょう。
Jackeryポータブル電源
キャンパーに圧倒的人気! ポータルブル電源のデファクトスタンダード
ポータブル電源といえばJackeryと言われるほど、Jackryはアメリカが誇る世界的なトップメーカーのひとつ。元Appleのバッテリーエンジニアが立ち上げた会社としても有名です。
国内でも絶大な人気を誇り、一般社団法人防災安全協会推奨メーカーにも指定されている実力派。
決して安くはないですが、信頼性が高く、業界最長となる2年保証も付いています。
容量別に5タイプの製品
Jackryのポータブル電源は、240~1,500Whまで容量別に5つのモデルがあります。最大出力は400〜3,600Wと、ポータブル電源の中でも最高クラスの出力を誇ります。
1,000Whのタイプなら、最大瞬間出力は2,000W。炊飯器や冷蔵庫、電子レンジですら楽々動いちゃう驚きのハイスペック!
さらに、3つのAC電源/シガーソケット/2つのUSB-A/2つのUSB-Cを備えており、給電ポートに困ることはなさそう。
1,500Whタイプなら、こんな家電が動きます!
製品 | 消費電力 | 消費電力 |
スマホ | 18W Max | 約74回 |
パソコン | 30W | 約16回 |
ライト | 5W | 約105時間 |
コーヒーメーカー | 1120W | 約68分間 |
車載冷蔵庫 | 60W | 約90時間 |
電気毛布 | 55W | 約17時間 |
これがあれば怖いものなし!超々大容量1,500Whタイプ
容量不足に悩む必要なし!超大容量1000Whタイプ
2泊3日でも安心の大容量700Whタイプ
1泊2日のキャンプにオススメ!容量400Whタイプ
デイキャンプや普段使い♪容量240Whタイプ
合わせてソーラーパネルがあれば、キャンプの途中で充電が切れちゃう心配はありません。
長期に及ぶ災害時でも安心。余裕があればぜひ買いそろえましょう。
とくにJackeryのソーラーパネルはUSBポートを備えているので、直接スマホやタブレットを充電できて非常に便利。
400/700/1000Wh向け
240/400Wh向け
Anker PowerHouseⅡ400
モバイルバッテリー世界シェアトップクラス!!
モバイルバッテリーで有名なAnkerもポータブル電源を出しています。Ankerは元Googleのエンジニアが立ち上げた会社で、Jackeryと同じくらい人気があります。
こちらのPowerHouseは434Whの容量で、1泊2日程度のキャンプにぴったり!
もちろん、日本の電気製品の安全基準である『PSE認証』を取得しており、安心・安全にご利用いただけます。
福岡市や川崎市では、災害対策用のポータブル電源として、こちらの製品が採用されているそうですよ。
最大120Wの高出力で、ミニ冷蔵庫だったら約7時間、キャンピングライトなら約100時間動かせます。
価格もJackeryの400クラスと比べると安価なので、とってもお手頃。
こちらもソーラー充電可能な製品がリリースされています。Anker PowerHouseはもちろん、スマホやタブレットまでいろいろな機器への充電が可能です。
CTECHi GT200 ポータブル電源
リン酸鉄リチウムイオン電池搭載で高性能・低価格を実現!
CTECHi GT200 ポータブル電源のバッテリーには、いま話題の「リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP電池)」を搭載。レアメタルであるコバルトを使っておらず、正極側に安価なリチウム(Li)・鉄(Fe)・リン(P)が材料として使われています。
燃えやすいコバルトを一切使用しておらず、安全性が高く、長寿命という特徴があります。最近では、テスラがリン酸鉄リチウムイオン電池の性能を大幅にアップさせることに成功しており、未来のEVを担うエネルギーとして注目を浴びています。
2,000回の充放電サイクルに耐え、一般的な使い方であれば約10年使えます。
ACコンセントとUSB-Cのダブル入力で高速充電!
小型・軽量で扱いやすい!
75,000mAhというのは、iPhone12であれば約15回充電可能な容量です。これだけあれば、災害時にスマートフォンの充電を切らしてしまう心配はなさそうですね。
CTECHi GT200 ポータブル電源は、大容量バッテリーを搭載しながら、奥行24.0×高さ20.0×横幅8.60 cmとスリムなボディに、重量わずか3.6kgと非常にコンパクト。
ACコンセントが使えて、手軽に持ち運べるのはGood!!
多彩な入出力ポート
CTECHi GT200 ポータブル電源は、定格200W&瞬間最大300Wに対応したACコンセント出力×2、DC出力ポート×3、USB×2 最大2.4A、USB-QC3.0 18W急速充電×1、Type-C×1 (Power Delivery 60W対応)と、非常に多くの入出力ポートを備えています。
60Wに対応したUSB-Cポートなら、スマートフォンやタブレットなどへの急速充電はもちろん、MacBook Proなどパワーが必要なハイスペックデバイスへの充電にも対応。
複数機器を同時フルスピード充電が可能な他、出力自動判別機能により、接続されたデバイスに応じて、自動的に最適な電流に切り替えて充電してくれます。
背面には、LEDライトも備えています。常時点灯モード以外に、点滅を繰り返す「SOSモード」も用意されており、スイッチで切り替えが可能です。LEDは結構明るく、停電が起きてもリビングを明るく保てるだけの照度があります。
安全対策機能も充実
よくあるコバルト使用のリチウムイオン電池ではなく、テスラと同じリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、その安全性は折り紙付き。
万が一、バッテリーが破損しても発火しません。こちらの動画をご覧いただければ、一般的なコバルトが使われているリチウムイオン電池との違いが分かると思います。
また、バッテリー安全性の要(かなめ)となる「BMS」は、8種類の問題に対応できる高機能タイプが搭載されています。ショートや過充電保護、バッテリーの温度管理など、バッテリーに起こりうるありとあらゆる問題を検知し、安全に停止する機能を備えています。
使いやすさと見た目がかなりGood!『SmartTap PowerArQ3』
Smart ArQ3は2012年に創業した加島商事株式会社が手掛けるポータブル電源のブランドです。
グッドデザイン賞に輝くなど、デザイン性に優れています。
日本のメーカーだけあって、PSE認証はもちろん、サポートも2年保証付きで安心です。
豊富なカラーバリエーション!
ほかにもカラバリがあって、自分のキャンプスタイルに合ったカラーが選べるのが魅力!
どれも、めちゃくちゃかわいいですよね♪
見た目がいいだけではなく、機能性もグッド!
555Whの容量を備え、2つのAC電源/シガーソケット/USB-A/USB-Cがあって、どんな電化製品でも挿し口に困ることはありません。ちなみにこちらのAC電源は最大1,000Wの出力に対応しています。
また、急速充電可能なワイヤレス充電機能付き。置くだけなので、いちいちケーブルを挿す必要がなく、ゆっくりしたいキャンプにぴったり。
かわいいだけじゃなく、機能も大事ですよね!
見た目だけじゃなく、機能にもこだわりたいキャンパーなら、迷わずこちらをオススメします!
ダブル入力対応&コスパ最強 『EENOUR P703』
EENOURは、電源機器を主力としている新進気鋭の中国メーカー。中華製ですが、日本語サポートもしっかりしており、製品保証も最長2年(要会員登録)と安心です。
「EENOUR P703」は、710Wh/192,000mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、コンパクトで持ち運びやすいポータブル電源。
詳しいスペックは以下の通り。
- 電源容量:710Wh/192,000mAh(3.7V)
- AC出力(4口):定格700W(瞬間最大1400W) / 100V(50/60Hz) ※純正弦波
- USB-C出力(2口):最大100W / 20V/5A(USB PD対応、内1つは入力対応)
- USB-A出力(2口):5V/2A
- USB-A(2口/QC3.0):(9V/12V)/2A,12V/1.2A
- DC出力(2口):12V/10A 最大120W(1口)
- シガーソケット(2口): 12V/10A 最大120W(1口) ※DC出力と合わせ合計最大240W
- 本体充電:ACアダプター(DC入力):126W、シガーソケット:12V(24V)/5A、ソーラー入力(アンダーソン):11.5~30V/5A、USB-C PD入力:最大100W
- LEDライト(本体の左側に):14W 3段階調光(弱-中-強)
- LED投光器(本体の右側に):7W 2段階調光(弱-強)+SOS
- 価格:執筆時点で約6万円 ※Amazonクーポン適用後
こちらの特徴は何と言っても本体充電の「ダブル入力」対応にあります。
通常、ポータブル電源を充電するにはACアダプターだけで充電するのですが、710Whもの大容量タイプになると、7~8時間程度充電に掛かることも珍しくありません。
ところが、ダブル入力に対応した「EENOUR P703」であれば、ACアダプターとUSB-Cの2系統から、最大226Wの電力で急速充電できます。
226Whだと、たったの2時間で80%まで充電可能!!
ベア三郎も使用中のオススメポータブル電源です!
丸みを帯びたフォルムがかわいい『Aukey Power Studio』
Suaoki(スアオキ)は、2015年創業の中国メーカーですが、人気ユーチューバーがキャンプ動画で紹介していたり、商品の機能面の良さから根強い人気を誇る製品です。
もちろんPSE認証も取得していますので、安心してご利用いただけます。
こちらの製品は、AC電源×2/USB-A×4/USB-C×1/DC電源×2を備え、AC電源は定格300W(最大600W)の高出力が可能で、この価格帯にしては性能面に定評があります。
297Whの容量があり、1泊2日のキャンプであれば電源に困ることはないでしょう。
レトロなおしゃれデザインでサイトの注目を浴びるかも!
レトロ感満載のキュートなデザイン。キャンプ映えすること間違いなし!持ち手が革になっており、使い込むほど風合いがでるのも特徴の一つ。
サイトに1つあるだけで、ガラッと雰囲気が変わりますよ♪
まとめ
この記事では、数あるポータブル電源の中から信頼できるメーカーに絞ってご紹介しました。
ポータブル電源は、電気を扱う製品なので、安全性を考えて信頼できるメーカー製品を選ぶのが一番です。
キャンプのみならず、万が一の災害対策としても有効なので、ぜひこの機会に1台手元に置いてみてはいかがでしょうか。
以上、ベア三郎でした!
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