【コスパ抜群】爆売れ中のデノン DHT-S217って実際どうなの?特長や音質を徹底チェック!

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みなさん、こんにちは。サウンドバーをこよなく愛するベア三郎です!

テレビの音声を映画館のような臨場感あふれる音に変えてくれるサウンドバー。その中でも、コストパフォーマンスに優れたDENON DHT-S217が人気を集めています。

2万円後半というエントリー価格ながら、デュアルサブウーファー・3D立体音響(ドルビーアトモス)・ロスレスオーディオといった魅力的な機能が満載で、他の追随を許さぬ売れ行きのようです。

とはいえ、競合メーカーであるSONYやYAMAHAと比べてどうなのか、気になる方もいるでしょう。

そこでこの記事では、数々のサウンドバーをレビューしてきた筆者がDENON DHT-S217を徹底レビュー。ライバル機との違いについても詳しくお伝えしますので、購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。

ベア三郎

爆売れ中のコスパ最強サウンドバーを本音レビューします。

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

DENON DHT-S217の特長

2つのサブウーファーで独立型に迫る重低音

DENON DHT-S217の大きな特徴の一つが、底面にある大口径のデュアルサブウーファーです。一般的なサウンドバーではサブウーファーが無いモデルも多く、75mmのサブウーファーを2基も搭載しているのは非常に贅沢な構成です。

サブウーファーは、低音に特化した専用スピーカーであるため、通常のスピーカーでは実現不可能なシアター級の重低音を響かせることができます。

どんな家具にも馴染むファブリック素材のフロントグリル

これだけでも十分な低音が得られますが、より豊かな低音を表現するため、サウンドバーの両サイドに「バスレフポート」を搭載。筐体内で低音を響かせることで、さらに低音が強調される仕組みです。

ベア三郎

単体のサウンドバーとは思えない迫力がでます!

3次元・立体音響「ドルビーアトモス」に対応

DENON DHT-S217は、新世代の3次元・立体音響フォーマットである「ドルビーアトモス」にも対応しています。NetflixのUHD 4K対応コンテンツや、Amazon PrimeVideo、Apple TV+などの対応コンテンツであれば、圧倒的な3D音響体験が可能に。

前後左右に広がるサラウンド効果だけでなく、上から音が降り注ぐような臨場感あふれるサウンドも体験できます。なお、ドルビーアトモスに対応していないコンテンツも、3Dサウンドにアップスケールしてくれる機能も搭載されており、至れり尽くせりとはまさにこのこと。

ベア三郎

前後左右に加え、上から降ってくるような感覚に包まれます♪

ロスレスオーディオフォーマット「Dolby TrueHD」対応

ドルビーアトモス対応コンテンツは予想以上の立体感

DENON DHT-S217は、上位モデルであるDHT-S517と同じSoC(System on Chip)をデジタル回路に採用しており、Blu-ray Discなどに採用されているロスレスオーディオフォーマット「Dolby TrueHD」を忠実に再生することができます。

テレビの前のスペースに置きやすいスリムサイズ

DENON DHT-S217は、底面にデュアルサブウーファーユニットを搭載しながらも、高さが67mmとスリムサイズ。テレビの前に置いても邪魔にならないサイズ感で、付属の壁掛け用テンプレートとスペーサーを使って、壁面に取り付けて使用することもできます。

ただしIRリピーター非搭載なので、テレビのリモコン受信部の位置によっては、工夫が必要に。安価な外付けIRリピーターもありますが、次のモデルではぜひ搭載していただきたい機能のひとつです。

DENON DHT-S217の主な仕様

外形寸法(約)・重量890×67×120mm (幅x高さx奥行き)・約3.6kg
スピーカー構造2.1ch (内蔵サブウーファー)
スピーカーユニット(フロント)25mmツイーター×2、120mm×40mm楕円形ミッドレンジ×2
サブウーファー75mmサブウーファー×2
HDMI1入力 / 1出力(eARC / CEC対応)
Bluetooth5.0 (SBC)
サウンドモードPureモード、Movieモード、Musicモード、Nightモード
主な対応音声フォーマットDolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM(最大7.1ch)

出入力端子(背面)

背面の出入力端子を見てみましょう。HDMI出力(eARC対応)と入力が1つずつ、光デジタル入力アナログAUX(3.5mm ステレオミニジャック)、外付けサブウーファーを接続するための出力端子、USB端子(ファームウェアアップデート用)となっています。

付属品

付属品は以下の通り。HDMIケーブルは別売りというサウンドバーもある中、なんと4K映像に対応したHDMIケーブルが含まれていました。デノンさん、太っ腹!

  1. サウンドバー かんたんスタートガイド(本書/保証書を含む)
  2. 安全にお使いいただくために
  3. 電池使用上のご注意
  4. 壁掛け用テンプレート
  5. 電源コード 【本機専用】
  6. HDMIケーブル(4K)
  7. 光デジタルケーブル
  8. 壁掛け用スペーサー(2個)
  9. リモコン(RC-1251)
  10. 単4形乾電池(2本)

使用感について

価格を考えるとオトク感が半端ない

操作はリモコン以外にも本体ボタンである程度操作が可能

DENON DHT-S217はエントリークラスの価格ながら、その完成度は非常に高いと言えます。Bluetooth接続やドルビーアトモスのように、これまでミドルクラスにしか搭載されていなかった機能が満載で、SoCに関しても上位モデルであるDHT-S517と同様のものが搭載されています。

さらに、DENONのハイエンドクラスの音響機器を全て監修しているサウンドマスターによるチューニングが施されており、音質に関しては文句の付けようがありません。楽器が奏でる1つ1つの音がハッキリと聴き取れ、ボーカルの声も自然で情報量が多く、さすがピュアオーディオを得意とするDENONならではの音質です。

サブウーファーユニットは内蔵型ですが、底面にうまく配置されており、独立型に匹敵するといっても過言ではありません。一応、あとから外付けサブウーファーを追加できるように接続端子は備わっていますが、この性能であればよほどのことが無い限り使わないでしょう。

シーンに合わせて選べるサウンドモードが優秀

DENON DHT-S217には、試聴コンテンツに合わせて切り替えできる、最適化されたプリセットEQが備わっています。「MOVIE」モードを選べば3次元・立体音響フォーマットに対応し、低音がしっかりと強調されたシアターサウンドになり、「MUSIC」モードではライブ会場で聴いているかのような臨場感につつまれます。また、夜間に音量を小さくしても音のダイナミクスを保って聴きやすくする「NIGHT」モードも便利です。

S216で好評だったPUREモードも踏襲

前モデルのS216で好評だった「PURE」モードも踏襲されています。S217に搭載されているさまざまなバーチャルサラウンドなどの処理を停止することで、音源が収録された通りの音を可能な限りストレートに再生。サウンドマスターである山内氏が40回以上の音質検討を繰り返して実装された真のサウンドを味わうことができます。

DENON DHT-S217のメリット

ド迫力のシアターサウンド!

スピーカーシステムこそ前モデルS216を踏襲していますが、デュアルサブウーファーによる低音の響きは深く重厚で、中音域は透明感があり、高音域はクリアで耳障りのない音色が響き渡ります。

3D立体音響サウンドであるドルビーアトモスとロスレスオーディオにも対応し、多彩なサウンドモードのクオリティも文句なしの出来栄え。

ベア三郎

映画好きにはたまらないサウンドです。

コンパクトでスタイリッシュなデザイン

サウンドバーはリビングに置くものなので、デザイン性も重要です。DENON DHT-S217は、幅約89cmのコンパクトなサウンドバーでありながら、スリムなデザインと高級感のあるファブリック加工が施されており、インテリアに馴染みやすく、リビングにスタイリッシュな印象を与えます。

DENON DHT-S217のデメリット

Wi-Fiに対応していない

DENON DHT-S217は、Bluetoothによるワイヤレス再生に対応していますが、Wi-FiやAirPlayなどの高音質なワイヤレス規格には対応していないため、ワイヤレス接続時は音質が制限されます。

Bluetoothはバージョン5.0を搭載していますが、コーデックは標準的なSBCのみです。高音質コーデックであるAACやaptXには対応していないのが残念なところですね。

赤外線リピーターが搭載されていない

赤外線リピーターとは、テレビのリモコン信号をサウンドバーが受信できるようにする機能のこと。サウンドバーに赤外線リピーターが内蔵していない場合、サウンドバーの設置場所によってはテレビのリモコン信号がサウンドバーに遮られてしまいます。

そうなると、リモコンでサウンドバーの音量や入力切り替えを操作することができないため、毎回サウンドバーのリモコンを使わなければなりません。このため、テレビを視聴する際には、テレビのリモコンとサウンドバーのリモコンの両方を使う必要があり、操作が煩雑になる可能性があります。

同価格帯との違い

DENON DHT-S217は、執筆時点で2万7千円前後と、エントリーモデルの価格帯と言えます。同じくサブウーファー内蔵で3Dサラウンドに対応しているYAMAHA YAS-109が約2万円、ドルビーアトモスに加えてDTS:Xにも対応したSONY HT-X8500なら3万円半ばという価格となっています。

サウンド面では筆者がじっくり聴き比べた結果、ほとんど差はないですが、やはりSONY HT-X8500のほうが価格が高いなりに臨場感があるように思いました。なりより赤外線リピーターが内蔵されているため、サウンドバーでリモコン受信部が遮られる心配がありません。デノンさんには、次のモデルでぜひ赤外線リピーターを内蔵していただきたい。

とはいえ、「PURE」モードとロスレスオーディオ「Dolby TrueHD」を組み合わせたときの音質は素晴らしいものがあり、対応したブルーレイコンテンツを視聴する際は、同価格帯においても頭1つ抜けている印象です。

忖度ない辛口意見を述べましたが、価格を考えると、ここまでコストパフォーマンスに優れたサウンドバーは現時点において他にはないでしょう。

ベア三郎

バランスが取れたコスパ最強モデルと言えます!

DENON DHT-S217はこんな人におすすめ!

DENON DHT-S217は、デュアルサブウーファーを内蔵し、最新の3次元・音響フォーマットである「ドルビーアトモス」とロスレスオーディオ「Dolby TrueHD」の両方に対応した、まさにオールインワン(全部入り)・サウンドバーです。

ベア三郎

DENON DHT-S217はこんな人におすすめ!

  • 最新機能を揃えつつも、3万円以内に収めたい方
  • 1本で全部済ませたい方
  • とにかく音質にこだわりたい方

まとめ:エントリークラスの枠に収まらないオールインワン・サウンドバー

今回は、爆売れ中のDENON DHT-S217について、実際に使用した感想をレビューしました。ホームシアター級のサウンドを実現し、ドルビーアトモスに対応したコンテンツでは、まさにシアターサウンドと言っても過言ではありません。デノンのサウンドマスターによる徹底したチューニングにより、音楽コンテンツも臨場感たっぷりに楽しめます。

映画好きにも音楽好きにもおすすめしたいコスパ最強モデルだと言えますね。

一方、外付けサブウーファーがあると、より一層臨場感がアップするのも事実。もう少し予算に余裕があれば、外付けサブウーファーを搭載したDENON DHT-S517SONY HT-G700あたりを視野にいれてもいいかもしれません。

以上、ベア三郎でした!

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