【3次元・立体音響】SONY HT-X8500って実際どうなの?家電製品アドバイザーが使い勝手や音質を徹底チェック!

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みなさん、こんにちは。サウンドバーをこよなく愛するベア三郎です。

いつものテレビの音を、1本のバースピーカーだけで簡単にシネマサウンドが楽しめるとして人気のサウンドバー。

その中でも、デュアルサブウーファー内蔵で大迫力の重低音が楽しめ、3D次元・立体音響「Dolby Atmos・DTS:X」に対応している「SONY HT-X8500」が大人気です。

ランク的には、他のビギナークラス・サウンドバーより1万円ほど高い値段設定で、ビギナーとミドルクラスの中間を狙った珍しいモデルと言えます。

SONY製の人気モデルとはいえ、本当に価格に見合った製品なのか、気になっている方も多いのでは。

そこでこの記事では、これまで数多くのサウンドバーを試してきた筆者が、SONY HT-X8500の概要や使用感について徹底レビュー。同価格帯のライバル機や、上位モデルであるSONY HT-G700との違いについても詳しくお伝えします。

ベア三郎

サウンドバーの購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください!

SONY HT-X8500
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • ドルビーアトモス・DTS:X対応
  • サブウーファー内蔵
  • 豊富なサウンドモード
  • IRリピーター内蔵
デメリット
  • 3Dサラウンドが聴こえる「スイートスポット」は限定的
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目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

SONY HT-X8500の特長

1本で迫力の重低音。2つのサブウーファーユニットを内蔵

SONY HT-X8500サウンドバーの特徴は大きく分けて2つあります。その一つがデュアルサブウーファーを内蔵している点です。サブウーファーとは、低音専用のスピーカーユニット。低音に特化した作りになっているため、通常のスピーカーでは実現不可能なシアター級の重低音を響かせることができます。

パンチンググリルもかっこいい

SONY HT-X8500では、そんなサブウーファーユニットをセンターに2つ搭載。バーの両サイドには「バスレフポート」を設け、低音をさらに補強しています。

3次元・立体音響「ドルビーアトモス」「DTS:X」に対応

2つ目の大きな特徴は、最新の3次元・立体音響フォーマットである「ドルビーアトモス」「DTS:X」に対応している点。NetflixのUHD 4K対応コンテンツや、Apple TV+の対応コンテンツなら、圧倒的な3D音響体験が可能になります。後述のソニー独自のサラウンド技術により、未対応のコンテンツもサウンドバーとは思えない臨場感が味わえます。

ソニー独自の技術で臨場感あるサラウンドサウンドを実現

出典:https://www.sony.jp/

ソニー独自の高さ方向の表現力を加える「Vertical Surround Engine」と前後左右方向の表現力を加える「S-Force Pro Front Surround」を搭載。2つのフロントスピーカーだけで、3次元の立体音響を実現します。

また、コンテンツが「ドルビーアトモス」「DTS:X」のどちらにも対応していない場合でも、可能な限り3次元・立体音響を再現。テレビスピーカーとは、明らかに臨場感が異なります。

ただし、3Dサラウンドの効果が実感できる「スイートスポット」は限定的なので、視聴する位置に気を配る必要があります。

ベア三郎

ソニーの3次元・立体音響技術はさすが。まるで映画館みたいです♪

原音に忠実なサウンドを実現するデジタルアンプ「S-Master(TM)」

出典:https://www.sony.jp/

SONY HT-X8500では、上位モデルであるSONY HT-G700にも搭載されているソニー独自のデジタルアンプ「S-Master」を搭載。サウンドバー筐体内での音質劣化を最小限に抑え、原音に忠実な再生を実現しています。映画などの高品質な音声はもちろん、テレビ番組の音も1ランク上のサウンドに早変わり。

テレビの前のスペースに置きやすいスリムサイズ

出典:https://www.sony.jp/

サブウーファーユニット内蔵型のオールインワン・サウンドバーながら、コンパクトなのも嬉しいポイント。手持ちのSONY HT-G700に比べても、かなりスリムで画面が反射しにくい表面の革シボ加工により、反射も抑えて視聴を邪魔しないデザインになっています。

背面にあるIRリピーター

また、SONY HT-X8500の背面には「IRリピーター」という機能が搭載されています。これにより、テレビのリモコン信号をサウンドバーがバイパスできるようになるため、サウンドバーがテレビのリモコン操作を妨げる心配がありません。

ベア三郎

「IRリピーター」が無いモデルは、サウンドバーがテレビのリモコン受信部を遮らないか、事前によく確認しよう!

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SONY HT-X8500の主な仕様

外形寸法(約)890mm X 64mm X 96mm (幅x高さx奥行き)
スピーカー構造2.1ch (内蔵サブウーファー)
スピーカーユニット(フロント)52mm X 90mm (40W + 40W)
サブウーファー52mm X 90mm (80W)
HDMI入力端子数/出力端子数 1 / 1 (eARC/ARC)
※Dolby Atmos, DTS:XはeARCのみ対応
Bluetooth5.0 (AAC, SBC)
主な対応音声フォーマットDolby Atmos、DTS:X、Dolby TrueHD、Dolby Digital plus、MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM(最大7.1ch)
サラウンドS-Force PRO
Vertical Surround Engine
Dolby Speaker Virtual
DTS Virtual:X

光デジタル入力にも対応していますが、Dolby AtmosとDTS:Xは非対応になります。Dolby AtmosおよびDTS:Xで本格的な3次元・立体音響フォーマットを楽しみたい場合は、対応テレビもしくは最新のApple TVなどをeARCに接続して使いましょう。

使用感について

TVスピーカーに戻れなくなる圧倒的な臨場感

SONY HT-X8500はミドルクラスに近い価格帯ということもあり、一般的なTVスピーカーとは明らかな違いがでます。幅広い音域に対応しており、音の細部までしっかり聴こえ、普段のニュース番組でさえもライブ感が生まれるレベルです。ドラマや映画になると真価を発揮。デュアルサブウーファーによる重厚な低音に加え、バーチャルサラウンドにより、まるで映画の世界に入り込んだような感覚が味わえます。NetflixやApple TV+のDolby Atmos対応コンテンツを再生した際には、左右前後のサラウンドに加え、上下の音もリアルに再現。例えば、雨の音が天井から降り注ぐように聞こえたり、映画の飛行機のシーンで音が上空を移動するなど、現実に近い音響効果が得られます。

なお、低音については独立型に匹敵する迫力がありますので、夜間は近所迷惑にならないようにサブウーファーの音量には気を付けてください。

ジャンルに合わせて選べるサウンドモードが楽しい

SONY HT-X8500は、さまざまなジャンルに合わせてモード切り替えが可能です。「シネマ」モードを選ぶと、360度音に包まれる没入感が体験でき、「スポーツ」モードではまるでスタジアムで観戦しているかのような雰囲気が再現され、ナレーションもよりクリアに。

SONY HT-X8500」はこれらのモードの完成度が高く、筆者も常にリモコンが手放せない状況です。

ベア三郎

どのサウンドモードも高い完成度を誇ります!

同価格帯との違い

SONY HT-X8500は執筆時点で3万円後半というお値段です。同じくサブウーファー内蔵で3Dサラウンドに対応しているYAMAHA YAS-109が約2万円、ドルビーアトモスに対応したDENON DHT-S217なら2万8千円ほど。

ちょうど入門機とミドルクラスの間という他メーカーには無い価格帯ではありますが、3台とも実際に購入している筆者の意見としては、やはりSONY HT-X8500が頭一つ抜けている印象です。

しかも、3Dサラウンドフォーマットである「Dolby Atmos」と「DTS:X」の両方に対応しているのはSONY HT-X8500だけ。

スクロールできます
SONY HT-X8500DENON DHT-S217YAMAHA YAS-109
サブウーファーあり(内蔵)あり(内蔵)あり(内蔵)
Dolby atmos使用可使用可非対応
DTS:X使用可非対応使用可
IRリピーター搭載非搭載非搭載
参考価格34,800円27,000円19,800円
各製品の比較
ベア三郎

どれもいいサウンドバーですが、IRリピーターが付いているのもSONY HT-X8500だけです。

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上位モデル SONY HT-G700との違い

筆者も愛用中のSONY HT-G700の実売価格は執筆時点で約6万円。サブウーファーが独立型なのが大きなポイントです。価格もミドルクラスとなり、初めてのサウンドバーとしては勇気がいる値段ですが、圧倒的な重低音で、アクション映画好きには堪らないサウンドバーに仕上がっています。

また、全体的なサウンドもひと味違うワンランク上の音質です。もし予算が許すなら、筆者としてはSONY HT-G700をおすすめします。

SONY HT-X8500はこんな人におすすめ!

SONY HT-X8500は、デュアルサブウーファーを内蔵し、最新の3次元・音響フォーマットである「ドルビーアトモス」と「DTS:X」の両方に対応した、まさにオールインワン(全部入り)・サウンドバーです。

競合サウンドバーと比較した結果、素直に値段なり、というのが筆者の結論です。

YAMAHA YAS-109」<「DENON DHT-S217」<「SONY HT-X8500」<「SONY HT-G700

ベア三郎

SONY HT-X8500はこんな人におすすめ!

  • 最新機能を揃えつつも、3万円台に収めたい方
  • とにかくコンパクトにしたい方

まとめ:少し値段は高いが、間違いなく「買い」の高音質サウンドバー!

今回は大人気サウンドバーSONY HT-X8500の実機レビューをお届けしました。

エントリークラスの中では少し高価ですが、ホームシアター級のサウンドを1本のバーにまとめた非常に優秀なモデルです。Dolby Atmosに対応したコンテンツでは、はっきりと立体音響の恩恵が味わえ、映画好きには嬉しいサウンドバーであることは間違いありません。

SONY HT-X8500はズバ抜けてコストパフォーマンスが良いというわけではないですが、最新の音響技術が詰まっており、満足度の高い仕上がりとなっています。

コンパクトで設置も簡単なSONY HT-X8500で、おうちシアターを作ってみませんか?

以上、ベア三郎でした。

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