【実機レビュー】コスパ最強のおすすめサウンドバー11選

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どうも、音にはトコトンこだわる家電製品アドバイザーのベア三郎です。

サウンドバーとは、お使いのテレビに接続するだけで、手軽にテレビの音をアップグレードできちゃうスグレモノ。導入すればいつものテレビがまるで映画館に!

この記事では、いますぐ欲しいけど「どれを選べばいいのかわからない」という方のために、人気サウンドバーを家電製品アドバイザーの筆者がすべて実機レビュー

サウンドバーの選び方も紹介しますので、迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

ベア三郎

家電製品アドバイザーが選ぶ、コスパ最強サウンドバー!

目次
ベア三郎
家電製品アドバイザー(総合)
家電製品アドバイザーの資格を持つ家電の専門家。ほかにも複数の国家・ベンダー系IT資格を持つエンジニアの側面も。趣味のギター・ピアノは20年超のキャリアがある音楽大好きこだわり強めのクマです。

サウンドバーとは?

サウンドバーとは、一言でいうと「複数のスピーカーを1つにまとめた多機能スピーカー」です。

サウンドバーがあれば、わざわざ沢山のスピーカーをケーブルで接続しなくても、あっという間に「シアターサウンド」が完成します。その秘密は、サウンドバーに搭載されたバーチャルサラウンド技術。たった1本で、まるで複数のスピーカーに囲まれているかのような臨場感が味わえます。

サウンドバーにはどんな種類がある?

サウンドバーは大別して「サウンドバー単体」か、「サブウーファー」という低音用スピーカーが別途付属しているタイプの2種類があります。

「サウンドバー単体」の中でも、サブウーファーが内蔵されているものと、そもそもサブウーファーを搭載していないサウンドバーがあります。

サブウーファーの有無でサウンドの迫力が変わりますので、低音域を重視する方は、サブウーファーの有無を確認しておきましょう。

サウンドバーの選び方

1.予算から選ぶ

サウンドバーにはエントリーレベルからハイエンドまでさまざまな価格帯の製品があります。予算に合わせて選ぶことはもちろんですが、自分がどのような機能やサウンド品質を求めているのか整理しておくことが大切です。そのためには、同じ価格帯の製品を比較したり、製品レビューや口コミをチェックすることが重要です。

チェックしておきたい機能やサウンド品質の例

  • セリフが聴き取りやすくなる音声モード
  • スマホからサウンドバーを操作できるアプリ
  • リモコン信号をバイパスするIRリピーター
  • スピーカー(チャンネル)の数や種類
  • 周波数帯域
  • 出力ワット数
  • サブウーファー搭載の有無
  • ドルビーアトモスやDTS:Xのようなバーチャルサラウンド

2.接続オプションや音声フォーマットから選ぶ

サウンドバーはテレビや他のデバイスと接続して使います。テレビやサウンドバーがHDMI ARC/eARCをサポートしているか、BluetoothやWi-Fiでの接続が可能かなど、使用する機器と接続できるかチェックしておくことが大切です。

とくにドルビーアトモスを楽しむためには、テレビとサウンドバー双方のHDMI規格とコンテンツの音声フォーマットの関係を理解しておくと良いかもしれません。

スクロールできます
HDMI規格対応する音声フォーマットメディア音質・立体感
HDMI ARCDolby Digital Plus(圧縮)放送・配信サービス
HDMI eARCDolby Digital Plus(圧縮)放送・配信サービス
Dolby TrueHD(非圧縮)Blu-ray
ドルビーアトモスとHDMI規格の関係
ベア三郎

配信サービスでドルビーアトモスを楽しむためには最低でもARCが必須!

3.サウンドバーのサイズから選ぶ

サウドバーのサイズはまさにピンキリ。すべてのサウンドバーに当てはまる訳ではありませんが、高性能なサウンドバーほどスピーカー数が多く、サイズが大きくなる傾向があるため、高性能なサウンドバーを検討している方は事前にサイズを確認しておきましょう。

また、テレビ画面のサイズに合ったサウンドバーを選ぶことで、部屋全体の統一感も得られます。せっかくの大画面テレビであれば、高性能なサウンドバーを選びたいところです。

ベア三郎

特に映画鑑賞を楽しむ方は、サブウーファー搭載の有無や、ドルビーアトモスまたはDTS:Xのようなバーチャルサラウンドをサポートするモデルを検討すると臨場感あふれる体験が得られます。

YAMAHA SR-B30A

クラスを超えたサウンド。ドルビーアトモスに対応したヤマハ渾身の最新サウンドバー!

主な仕様:2.1ch、サブウーファー搭載(内蔵)、Dolby Atmos、DTS:X、Dolby Digital、Dolby Digital plus、Dolby TrueHD、MPEG-2 AAC、リニアPCM(最大7.1ch)、30 W×2(フロント)+60W(サブウーファー)、横幅910mm、HDMI ARC/eARC

YAMAHA SR-B30Aは、2023年9月に発売されたワンボディタイプのサウンドバーです。大人気サウンドバーである『SR-Bシリーズ』の最新モデルとなり、新たに立体音響フォーマットであるドルビーアトモスに対応しました。

ヤマハが掲げる『TRUE SOUND』をベースに、立体感あるサウンドと自然な人の声や音色が楽しめる1台に仕上がっており、クラスを超えた音質が魅力です。

接続もテレビのHDMI(eARC/ARC)とケーブル1本で接続するだけ。家電に詳しくない人でも簡単にサウンドバーを導入することができます。

10万円を超えるようなハイエンドクラスと比べると機能は絞られているものの、人のセリフが聞こえやすくなる『クリアボイス』や、低音を強調させる『バスエクステンション』など、サウンドバーに求める基本機能はしっかり搭載。 

ニュースや映画など、シーンに応じて変更できるサウンドプログラムもリモコン一つで簡単に切替可能です。

専用のスマホアプリを使えば、さらに『トーンコントロール』で自分好みのチューニングも可能。分かりやすいアイコンで直感的に操作できます。

ベア三郎

とりあえずサウンドバーを試してみたい方はもちろん、一昔前のミドルクラスからの乗り換えにもオススメです!

コストパフォーマンス 5/5
音質 5/5
低音の響き 4/5
サラウンドの臨場感 4.5/5

DENON DHT-S217

大人気サウンドバーがついにドルビーアトモス対応に!

主な仕様:2.1ch、サブウーファー搭載(内蔵)、Dolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM(最大7.1ch)、アンプワット数は非公開、横幅890mm、HDMI ARC/eARC

DENON DHT-S217は、ロングセラーモデル「DENON DHT-S216」の後継機として、2022年5月19日に発売された爆売れ中の人気サウンドバーです。

前モデルで好評だった「デュアルサブウーファー」はそのままに、新たに3次元・立体音響フォーマットである「ドルビーアトモス」に対応。さらにオーディオ回路に上位モデルである「DHT-S517」と同じSoCを採用することで、ロスレスオーディオの「Dolby TrueHD」にも対応しました。

ベア三郎

条件が整えばロスレスでドルビーアトモスが楽しめる!

デュアルサブウーファー内蔵で、豊かな低音を実現!

DENON DHT-S217はサウンドバー単体でもド迫力の重低音再生が可能です。その秘密は、底面にある2基の75mmサブウーファー。さらに、両サイドにバスレフポートも備え、臨場感あるシネマサウンドを再現します。

ベア三郎

テレビ台が震えるほどの重低音!普通のテレビスピーカーでは絶対味わえません。

外付けサブウーファーに匹敵するパワフルな重低音はさすが。デノンのサウンドエンジニアにより、徹底的にチューニングされた洗練されたサウンドです。

TVとの接続もケーブル1本

DENON DHT-S217は、ARC/eARCに対応したHDMI出力を備えています。TVとHDMIケーブルで接続するだけで、TVのリモコンに連動。電源OFF/ONや音量調整などが手軽に行えます。

HDMI入力も備えていますので、Apple TVなどのセットトップボックスやゲーム機をバイパスさせることができます。

多彩なサウンドモード

原音を忠実に再現するピュアモードや、映画に最適化されたムービーモード、小さいボリュームでも聞き取りやすくなるナイトモードなど、リモコンからボタン一つで最適なサウンドモードを選択することができます。

ドルビーアトモス対応の映画を数本チェックしましたが、想像以上の3Dサラウンドに驚きました。2万円台でこの完成度はスゴイの一言です。

ベア三郎

3次元・立体音響フォーマット「ドルビーアトモス」に対応した、驚異のコスパモンスター!

コストパフォーマンス 5/5
音質 4/5
低音の響き 4/5
サラウンドの臨場感 4.5/5

SONY HT-X8500

SONY渾身のオールインワンサウンドバーは内蔵デュアルサブウーファーで低音もバッチリ!

主な仕様:2.1ch、サブウーファー搭載(内蔵)、Dolby Atmos、DTS:X、Dolby Digital、Dolby Digital plus、Dolby TrueHD、MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM、S-Force PRO、80W(フロント)+80W(デュアルサブウーファー)、横幅890mm、HDMI ARC/eARC

SONY HT-X8500」は、SONY(ソニー)から2019年4月に発売されたロングセラーモデルです。いまだに雑誌・メディア等で取り上げられるほど、売り上げ上位の常連機種となっています。

現時点で3万円半ばと決して安くはないですが、上位機種と比べても遜色ない充実の機能ぶり

サブウーファーは内蔵型ながら、合計80Wと高出力。ユニットを2つ搭載することで、コンパクトながら外付けのサブウーファーに匹敵するパワーを実現しています。

最新の3D立体音響技術『ドルビーアトモス』に対応

Apple TV+オリジナルではほとんどの映像作品がドルビーアトモスに対応

HT-X8500最大の特長は、この価格にして最新の3D立体音響技術であるDTS:Xに加え、ドルビーアトモスにも対応しているところ。従来の前後左右のサラウンド音場に加えて、高さまで表現されており、圧倒的な臨場感が味わえます。

www.sony.jp

ドルビーアトモスはAmazon Prime VideoやNetflixなどで徐々に対応コンテンツが増えつつあるので、幅広いフォーマットに対応しているのはいいですね!

TVとの接続もケーブル1本でカンタン♪

Apple TVなどのSTBがあればHDMI入力に差し込もう

TVとの接続は、付属の光デジタル音声ケーブルかHDMIケーブルで繋ぐだけ。ケーブル1本で簡単に接続できますので、これなら機械が苦手な方でも難しくありません。

なお、Apple TVなどの外部接続機器(STB)がある場合は、下の画像のようにHDMI入力に挿してパススルーさせればOKです。

また、TV側のHDMIがeARC/ARCに対応していれば、TVのリモコンに連動して、サウンドバーの電源OFF/ONや音量調整が可能になります。

www.sony.jp

Bluetoothスピーカー代わりにもなる

Bluetoothでスマホとペアリングすることで、Bluetoothスピーカーのようにも使えます。リビングでゆったり音楽が聴きたいときに、Bluetoothだとパッと簡単に接続できて便利。また、iPhoneなどAACコーデックに対応している機器の場合、AACコーデックを有効にすることで、より高音質なサウンドで聴くことが可能です。

リモコン操作を邪魔しないIRリピーター付き

サウンドバーの設置ポジションによっては、ちょうどTVのリモコン受信部分を隠してしまうことも。ですが、こちらの機種なら心配いらず。背面にあるIRリピーターでリモコン操作をしっかり仲介します。

DENON DHT-S217YAMAHA YAS-109より少し値は張りますが、サウンド性能は一回り上。コロナ禍で増えたおうち時間を楽しむために、少し奮発して最高のサウンドを手に入れてみませんか。

コストパフォーマンス 4.5/5
音質 4.5/5
低音の響き 4/5
サラウンドの臨場感 4.5/5

Sonos Beam(Gen2)

アメリカで大人気の高性能サウンドバー

主な仕様:5.0ch、Dolby Digital、Dolby Digital plus、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、リニアPCM(ステレオ)、アンプワット数は非公開、横幅651mm、HDMI ARC/eARC

Sonosは、シネマサウンドの本場アメリカのオーディオメーカーで、高品質なサウンドとシンプルな操作性を兼ね備え、どんな部屋にも馴染むスタイリッシュなデザインが特徴的です。Sonosは、ワイヤレススピーカーの分野におけるリーディングカンパニーであり、本格的なホームシアターからサウンドバーまで幅広いラインアップがあります。

Sonos Beam(Gen2)は、その名の通りBeamの第2世代サウンドバーで、新たにHDMI eARCとDolby Atmosへ対応。さらに、スピーカーの構成が3.0chから5.0chへとパワーアップし、外観もファブリックからポリカーボネートへと刷新。人気サウンドバーがさらに進化しました。

完成度の高いサウンド

楕円形のツイーターとミッドレンジのウーファーを使用した5.0チャンネルのセットアップは、低音域・中音域・高音域がバランス良く表現され、バーチャルサラウンドにありがちな籠るような感覚がありません。サブウーファーは非搭載ながら、3つのパッシブラジエーターも搭載し、十分な低音を感じることができます。

高い拡張性

出典:https://www.sonos.com

Sonosの面白いところは、拡張性にあります。もし低音域が足りないと思ったら、あとからサブウーファーを買い足すことだって可能です。他にも、サラウンド感を増すためにリアスピーカーを足したり、組み合わせは自由自在。ほとんど製品でSonos Beam(Gen2)をサポートしています。

TVとの接続もケーブル1本でカンタン♪

Sonos Beam(Gen2)は接続もシンプル。他のサウンドバーと同様に、テレビとの接続はHDMIケーブル1本でつなぐだけです。eARCに対応しているため、高い音質を得るためにも、可能な限りテレビ側のeARCに接続するようにしてください。

ベア三郎

少し値段は張りますが、スタイリッシュな実力派サウンドバーです!

コストパフォーマンス 4.5/5
音質 5/5
低音の響き 4.0/5
サラウンドの臨場感 5/5

YAMAHA SR-C20

YAMAHA史上最少の横幅60cmサウンドバー!小さくてもパワフルな1台

55インチテレビの前に置くとかなりスッキリした印象

主な仕様:2.1ch、内蔵サブウーファー、Dolby Pro Logic Ⅱ、Dolby Digital、 MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM(ステレオ)、アンプワット数は非公開、横幅600mm、HDMI ARC

実売価格は執筆時点で15,900円と手頃ながら、横幅わずか60cmとコンパクトなボディにサブウーファーを内蔵し、2Dバーチャルサラウンドも搭載。さらに2基のパッシブラジエーターとYAMAHA独自のBassエクステンション機能も搭載し、サイズを超えた豊かな低音を実現。

27インチモニターの前に設置しても邪魔にならない

このサイズ感を生かし、PC用スピーカーとしても活用が見込まれており、デスクトップに置いても違和感ないシックなデザインとPCゲームに最適な「ゲームモード」を搭載。1つ1つの音の定位がより明瞭に聴こえ、バーチャルサラウンドで味わうゲームの臨場感は格別です。

本モデルはBluetooth5.0にも対応しており、スマホとペアリングしてBluetoothスピーカーとしても利用可能。YAMAHAのオーディオアンプで培った独自の圧縮音声補間技術「ミュージックエンハンサー」により、劣化しがちなBluetooth音声を明瞭かつ奥行あるサウンドに補間。SBCのほか、AirPods Proと同じAppleの高音質コーデックであるAACにも対応しているため、iPhoneの場合はより美しい音で楽しめます。

ベア三郎

お手頃価格でコンパクトなサウンドバーをお探しの方にイチオシのモデルです!

コストパフォーマンス 4.5/5
音質 4.0/5
低音の響き 3.5/5
サラウンドの臨場感 3.5/5

DENON DHT-S517

外付けサブウーファー+イネーブルドスピーカーで臨場感たっぷり

主な仕様:3.1.2ch、外付けサブウーファー、イネーブルドスピーカー、Dolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、 MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM(最大7.1ch)、アンプワット数は非公開、横幅1050mm、HDMI ARC/eARC

DENON DHT-S517は、DHT-S217の上位モデルという位置付けで、「外付けサブウーファー」と上方向から音が降ってくるような3Dサラウンドを実現する「イネーブルドスピーカー」が追加されています。

3次元立体フォーマットのドルビーアトモス対応はもちろん、DENONのサウンドマスターによる原音に忠実なサウンドを得意としており、PUREモードやロスレスオーディオの「Dolby TrueHD」にも対応。

ベア三郎

エントリーモデルでは味わえない臨場感が特長です♪

おうち映画館に欠かせない本格的なサブウーファー

おうち映画館に欠かせないのが、低音に重みを与えてくれるサブウーファー。DENON DHT-S517のサブウーファーは、電源コードを繋ぐだけで本体とワイヤレス接続してくれるので、セットアップはとても簡単です。サイズも172(幅)×370(高さ)×290mm(奥行)と、家具の隙間に置きやすいスリム設計。小さな筐体からは信じられないほどの重低音が楽しめます。

ドルビーアトモスを強化するイネーブルドスピーカー

DENON DHT-S517のもうひとつの特長は、サウンドバー天面に配置されている「イネーブルドスピーカー」です。天井に向けて上方向のサラウンドを反射させて、上から降ってくるような3Dサラウンドを実現。ドルビーアトモスに対応しているため、臨場感あふれるシネマ体験が可能になっています。

HDMIだけで簡単接続

DENON DHT-S517は、テレビとの接続もとっても簡単。基本はHDMIケーブルをテレビにつなぐだけ。電源は背面右側、接続コネクタ類は背面左側にまとめられています。テレビと接続するARC/eARCに対応したHDMI出力×1、Apple TVなどのセットトップボックスやゲーム機と接続する4K/60Hz対応のHDMI入力×1、HDMIが無い機器とも接続できるAUX・OPTICALポートが付いています。ちなみにUSBポートはファームウェアアップデートなどのメンテナンス専用です。

ベア三郎

6万円以下のサウンドバーの中でも、もっとも上方向の3Dサラウンド再生が得意なサウンドバーです!

コストパフォーマンス 5/5
音質 4.5/5
低音の響き 4.5/5
サラウンドの臨場感 4.5/5

SONY HT-G700

SONYの実力派ミドルクラス!独立型サブウーファーによる迫力の映画体験をぜひ。

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主な仕様:3.1ch、外付けサブウーファー、Dolby Atmos、DTS:X、Dolby Digital、Dolby Digital plus、Dolby TrueHD、MPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、リニアPCM、100W+100W(フロント)+100W(センター)+100W(サブウーファー)、横幅980mm、HDMI ARC/eARC

HT-X8500が優秀なオールインワン入門機だとすると、こちらの「SONY HT-G700」は実力派のミドルクラス・サウンドバー

ベア三郎

筆者も発売当初から愛用中の大満足サウンドバー!!

特長は何と言ってもパワフルな独立型ワイヤレス・サブウーファー。まるで映画館のような、空気まで震える重低音が味わえます。

もちろん、サブウーファーは音量調整が可能なので、視聴スタイルに合わせて楽しめますよ。

先ほどのHT-X8500の上位モデルとなるため、スピーカーの総出力数も大幅にアップ。100W+100Wのフロントスピーカーに加え、100Wのセンタースピーカーも搭載し、声やセリフがかなり聞きやすくなっています。

最新の3D立体音響技術『ドルビーアトモス』に対応

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HT-X8500にも搭載されている、最新の3D立体音響技術である『DTS:X』と『ドルビーアトモス』の両方に対応。全方位から包まれる臨場感溢れるサラウンドが体験できます。

筆者のお気に入りは、小さな音量でも明瞭なサウンドが得られる『ナイトモード』。家族が寝静まったあとに最適です。また、リモコンの赤外線をTVに受け渡す『IRリピーター』も搭載しており、『サウンドバーが邪魔でリモコンが使えない!』という事態が発生しません。

ベア三郎

入門クラスでは体験できないワンランク上のドルビーアトモス対応サウンドバー!

コストパフォーマンス 4/5
音質 5/5
低音の響き 5/5
サラウンドの臨場感 4.5/5

SONY HT-S100F

ソニー製サウンドバーがなんと1万円以下!

サブウーファーは搭載していませんが、ソニーならではの低音サウンドが好評の「SONY HT-S100F」。なんとソニー製のサウンドバーとしては珍しく、1万円前後というお手頃価格。エントリーモデルながらHDMIケーブルでつなぐだけで、テレビの音質を格段にグレードアップしてくれるコスパに優れたサウンドバーです。

主な仕様:2.0ch、Dolby Digital、MPEG-2 AAC、リニアPCMバーチャルサラウンド技術「S-Force」、25W+25W(フロント)+25W+25W(ツイーター)、横幅900mm、HDMI ARC

低価格モデルといってもソニー製なので実力は十分。ソニー独自のバーチャルサラウンド技術「S-Force」を搭載し、1本でサラウンドスピーカーを再現。

低音を補強する「サブウーファー」は未搭載ですが、内蔵ウーファーから必要十分な低音が得られ、エントリーモデルとして申し分ないスペックを備えています。

充実のサウンドモード

シーンに応じて最適なサウンドに調整することができる「サウンドモード」の切り替えが可能です。とくに、映画を見る時は「シネマモード」がおすすめ。

事前チューニングされたEQにより低音がより強調され、「S-Force」により映画館に近いサラウンド環境に早変わりします。

音の広がりは上位モデルに匹敵するほどなので、さまざまなサウンドバーを試してきた筆者としては「もうこれでいいじゃん」という気持ちになりました。

ベア三郎

1万円前後で買えるソニー製サウンドバー!

コストパフォーマンス 4/5
音質 3/5
低音の響き 3/5
サラウンドの臨場感 3/5

JBL BAR 5.0 MultiBeam

ビームフォーミング&ドルビーアトモス対応で気分は映画館!

主な仕様:5.0ch、Dolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、リニアPCM、MPEG2 AAC、JBL MultiBeam、スピーカーアンプ最大出力250W、横幅709mm、HDMI ARC/eARC

JBLといえば、手頃な価格のワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーが人気ですが、そもそもJBL創始者のジェームス B.ランシングは、1927年に映画音楽用のサウンドシステムで大成した人物。1970年代にはハリウッド映画に無くてはならない存在となり、いまでは世界中の映画館でJBLのサウンドシステムが採用されています。

そんなJBLが手掛けるサウンドバーがこちら「JBL BAR 5.0 MultiBeam」。執筆時点で3万円前半とリーズナブルな価格ながら、最新音響システムを備える良コスパモデルです。

壁に反射させてサラウンドを再現するビームフォーミング

jp.jbl.com

JBL BAR 5.0 MultiBeam」の特長のひとつが「ビームフォーミング」と呼ばれる独自のサラウンド技術。ビーム状の音を壁に反射させ、左右はもちろん、後ろに回り込むような音が再現できるようになっています。また、音の反響を内蔵マイクで拾ってキャリブレーションする機能もあり、どんなお部屋でも最適なサラウンドを実現します。

ドルビーアトモス対応

さらに「JBL BAR 5.0 MultiBeam」のウリといえば、「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」対応でしょう。「ドルビーアトモス」は最新の3次元・立体音響フォーマットで、左右に加え、上下の音を再現。

ただ、本来Dolby Atmosは天井に専用スピーカーをセットして利用するものなので、あくまで仮想的に再現するにとどまる点に注意が必要です。それを踏まえても、ビームフォーミングとDolby Atmosによるハイブリッド・サラウンドにより、同価格帯のサウンドバーより1歩上の臨場感が味わえます。

コストパフォーマンス 4/5
音質 4/5
低音の響き 3.5/5
サラウンドの臨場感 4/5

JBL BAR2.0 All-in-One MK2

コンパクトさを追求したい方にオススメ!

主な仕様:2.0ch、Dolby Digital、AAC、リニアPCM、40W x 2(楕円形ドライバー×2)、横幅614mm、HDMI ARC

2022年10月末に発売されたJBL BAR2.0 All-in-One(MK2)は、コンパクトな筐体に迫力あるサウンドを実現したサウンドバーです。リビングルームがますます広く、デザイン性が重視される空間に変化していることを踏まえ、スタイリッシュで場所を選ばない設計となっています。

黎明期から映画館の音響を支えてきた、伝統のJBLサウンドが大画面の映像と一体となり、コンパクトな筐体からは想像を超える迫力が得られるサウンドバーです。

主な製品の特長は以下のとおり。

  • 高さ5.6cmの薄型デザインでテレビの前にすっきり設置可能
  • 独自設計の専用ドライバーと総合出力80WのパワフルなJBLサウンド
  • HDMIケーブル1本でテレビと簡単に接続
  • Bluetooth搭載でスマートフォンなどから音楽ストリーミングが可能
  • シンプルで使いやすいリモコンなど充実の付属品

設置も簡単で、テレビやパソコンとの接続も手軽に行えます。また、HDMI ARCとHDMI CECに対応しており、テレビのリモコンで電源オン・オフや音量調整が可能です。さらにBluetooth搭載により、スマートフォン、PC、タブレットなどから簡単にワイヤレス接続ができます。

コンパクトでありながら、映画館のようなマルチチャンネル・サウンドを楽しむことができるJBL BAR2.0 All-in-One(MK2)は、テレビ前をスッキリさせたい方におすすめです。

ベア三郎

サブウーファーレスではありますが、マンションでは十分すぎる低音がでます!

コストパフォーマンス 4/5
音質 3.5/5
低音の響き 3/5
サラウンドの臨場感 3/5

BOSE TV Speaker

3万円台で憧れのBOSEサウンドに

憧れのBOSEサウンドが3万円前半で楽しめる「BOSE TV Speaker」。発売以来、圧倒的な高評価で売れまくっている大人気サウンドバーです。サブウーファーやセンタースピーカーは内蔵されていませんが、BOSE特有の迫力あるサウンドはそのままに、セリフなど人の声がクリアに聴こえるようにチューニングされています。

主な仕様:2.0ch、トークが明瞭になる「ダイアログモード」、アンプワット数は非公開、横幅594mmHDMI ARC

BOSEらしい無骨ながらも高級感溢れるデザイン。スピーカーは重厚感ある金属製メタルグリルで保護されており、上部はマットな質感の黒と落ち着いた雰囲気。BOSEならではのシンプルで洗練されたデザインは、どんなお部屋にも溶け込みます。

フルレンジスピーカー×2+ツイーター

BOSE TV Speaker」サウンドバーは中央に2つのフルレンジスピーカーと、中央にツイーターを備えています。中央のツイーターは、本製品の特長であるセリフを明瞭にさせる目的があるものとみられます。フルレンジスピーカーは真っすぐではなく、外向けにハの字を描くように設置されており、音が広がりやすく工夫されています。サブウーファーは内蔵していませんが、低音が足りないと感じた場合はオプションであとから付け足すことができます。

TVとの接続もケーブル1本

TVとの接続はHDMIケーブル1本で済みます。背面の入力ポートも至ってシンプルで、HDMI(ARC対応)、光オーディオ入力、USB Type-A(ファームウェアアップデート用)、アナログオーディオ入力 3.5mm (Aux)、オプションでサブウーファーを接続するためのBASS端子、電源のみとなっています。

Apple TVなどのセットトップボックス(STB)を接続するためのHDMIは搭載していませんが、Bluetooth接続にも対応しており、手持ちのスマホを接続すれば、手軽にワイヤレススピーカーとしてもご利用いただけます。

流行りのドルビーアトモスには対応していませんが、余計なオーディオ処理もありませんので、ピュアなステレオサウンドが好みという方にはおすすめです。

ベア三郎

コンパクトなのでPC用スピーカーとして利用されることも多いようです♪

コストパフォーマンス 4/5
音質 4/5
低音の響き 3.5/5
サラウンドの臨場感N/A

まとめ

テレビとケーブルで繋ぐだけで、簡単にシアターサウンドに仕上げてくれるサウンドバー。この記事では、売れ筋サウンドバーの中から特にコストパフォーマンスに優れたモデルだけに絞ってまとめました。

家電製品アドバイザーが選ぶ、現時点でのおすすめモデルは以下の通りです。

コスパ最強モデル 3選!

  1. YAMAHA SR-B30A
  2. DENON DHT-S217
  3. SONY HT-X8500

良コスパ・高音質モデル 3選!

  1. YAMAHA SR-B40A
  2. DENON DHT-S517
  3. SONY HT-G700

メーカーやモデルによって特長は異なりますが、基本的にはサウンドバーも値段なり。これはサウンドバーに限らず、つねに競争関係にある家電市場においてはほぼ全てに当てはまることですが、この記事が少しでも購入の際の参考になれば幸いです。

以上、ベア三郎でした!

ベア三郎

最後までお読みいただきありがとうございました。サウンドバーで素敵なおうち時間をお過ごしください!

コメント

コメント一覧 (8件)

  • おつかれさまでしたー!
    なるほどねー。
    結構むずかしいですが、参考にします。

  • まえじーさんへ
    ありがとうございます!いろいろなサウンドバーを試していますので、分からないことがあれば聞いてください!

  • ベア三郎様
    こんばんは。
    全文読ませて頂きました。大変丁寧で分かりやすい記事でした。
    私は、55型の有機テレビに以前のテレビに装備していた、ヤマハのRX-V567(アンプ)を繋いでいます。
    スピーカーはセンター、前面両側、背面両側、サブウーファーを繋ぎ、5.1CHにしています。しかし、マンションなのでボリュウームは控えめでプライムビデオの映画を楽しんでいます。
    音的には満足していますが、部屋の模様替え時のスピーカーへの配線が大変です。
    そこで、サウンドバーの記事に興味を持った次第です。予算的にも2〜3万円前後のものをと考えていますが、プライムビデオの映画を臨場感で味わうとなれば、迷うところです。もう一声アドバイスが聞ければと思っています。何かありましたら、ご返事お願い致します。

  • ケイオヤジさんへ
    コメントありがとうございます!

    5.1ch環境からの乗り換えで、コストを抑えつつも映画に最適な1台を、とのことですね。予算を少しオーバーするかもしれませんが、映画に強く、ナイトモード搭載で小さな音でも聞き取りやすいSONY HT-X8500はいかがでしょうか。それでもサウンドバーは擬似的にサラウンドを表現しますので、5.1chスピーカー環境から臨場感は下がります。マンションということで、なかなか大きな音が出しづらいとは思いますが、内蔵型サブウーファーは振動を伴う重低音(うねり)はあまり期待できません。低音もしっかり出てほしいとのことでしたら、もう少し予算を追加してワイヤレス・サブウーファーが付いたモデルもご検討ください(SONY HT-G700 / DENON DHT-S517等)♪

  • 売場で聴いても違いがよくわからんかった駄耳ですが教えて下さい。

    低音の希望はありません。ヤマハc20でいつも低音プラマイ0、たまーに+2、バスエクステンションは試して即刻オフ、低音についてはそんな感じの者です。しいていえば低音を最低にしてもうるさいのは困ります(そんなのないと思いますけど)。

    この中で、サラウンド部門ド素人投票いかにも1位ぽいやつを教えてほしいのです。低音は最低にするので別サブウーファーの有無は問いません。サラウンドが一番素人ウケそうなやつ、ズバリこれを教えてください。それを改めて聴きにいってこようと思います。

  • はじめまして。
    サウンドバーの購入を検討しており、色々な記事やYouTubeで調べていたところ、ベア三郎さんの記事が一番分かりやすかった為、ご相談させていただきます。
    あらかじめ長文となりますのでお許しください。
    【きっかけ】
    ・現在、パナソニックのシアターラックを使用しておりますが、10数年前に購入したものなので、最近のフォーマットに対応していない。
    先日、嵐のライブムービーを視聴しましたが、ドルビーTrueHD5.1で再生するとボーカルの声ばかり強調され、音楽や観客の歓声が篭って聞こえる。
    仕方なくリニアPCMで再生したがライブ感がなく物足りない。
    ・この機種に限ったことではないが、Netflix等でドラマを視聴するとセリフが聞こえにくく音量を上げると効果音がとんでもなく家族からクレームが出るため仕方なく小さい音量で視聴している。
    ・最近はドルビーアトモス対応のコンテンツが増えているので体験してみたい。
    【主な使用目的】
    ・子供の好きなアイドルグループのライブ映像やMV(Blu-ray)の視聴。
    ・Netflixやプライムビデオのコンテンツ視聴
    【求めること】
    ・あまり過度なサラウンド感は求めておらず映画、音楽ともにバランスの取れたサラウンド再生ができること
    ・映画、ドラマ視聴時のセリフの聞こえやすさ
    【検討機種】
    ・Sony HT-A3000
    ・BOSE SmartSoundBar600
    ・DENON HOMESB550
    ・Sony HT-G700
    ・DENON DHT-S517

    ベア三郎さんオススメのHT-G700が一番バランスが取れた良い機種の様に思えるのですが、SonyはBlu-rayの映画の視聴には向いているが音楽にはイマイチとの記事やセリフの聞き取りやすさはBOSEが良いなどの記事を読むと、どれが良いのか迷ってしまいます。
    安い買い物ではないので、買った後で後悔したくないので慎重になっております。
    アドバイスをよろしくお願いします。

  • 石焼担々麺さん
    こんにちは!ベア三郎です。

    コメントありがとうございます!

    恥ずかしながら実機確認していない機器が多く、的確なアドレスができるか自信がありませんが、いただいた候補はすべて価格に見合った素晴らしいモデルばかりで、センスの良いチョイスだと思います!

    使途を確認する限りはド迫力なアクション映画を堪能したい、という感じでもなさそうですので、外付けサブウーファーの有無については気にしなくてよいと思います。

    さて、先ほどアマプラで嵐のライブ映像と国内ドラマ、Apple Musicで洋楽を『Sony HT-G700』で確認してみました。
    ライブ映像はとても臨場感あるサウンドで、サウンドモードを切り替えることで音がこもるようなことはなかったです。
    迫力についてはサブウーファーの音量を上げ下げすることで自由に好みの低音に制御可能です(ちなみに最低にするとベースがほとんど聞こえません)。

    ドラマについてはこのラインのモデルだと『センタースピーカー』が付いていますので、元から聞き取りやすいです。
    さらに『ボイスモード』をONにすることで、声の輪郭が若干ではありますが強調されます。
    ※小さい音で楽しみたい場合はナイトモードもおすすめです

    聞き取りやすさは個人の耳により大きく変わるので、断言はできませんが、この価格帯のサウンドバーであれば『センタースピーカー』と『ボイスモード』などの声が聞き取りやすくなる機能が搭載されているはずです(効果も似たり寄ったりです)。

    なお、サラウンド感についてはバー単体タイプのサウンドバーだと、これも似たり寄ったりです。Dolby Atomosの効果はスピーカー数に依ると思っています。
    この中だとDENON DHT-S517が上向きのスピーカーを搭載しているので、縦のサラウンド感については頭一つ抜けている印象があります。

    音楽についてもチェックしましたが、Sony G700でも私の耳では大満足のサウンドです。
    ミュージックモードをONにすると、低音が強調されますので曲調によっては篭って聞こえてしまうかもしれませんので、そんなときはスタンダードモードかオートサウンドがオススメです。

    まとめると、
    ・どの機種もセンスの良いチョイスで満足度は高そう
    ・ド迫力でアクション映画を楽しみたい、という感じでなければサブウーファーの有無は問わなくてよい
    ・手持ちのG700で使途のジャンルをチェックするも全て問題なし
     (サウンドモードが多彩で好みの音を作りやすい機種ですよ)

    ただ、私がいまから買うとすれば、あとから拡張もできる
    ・Sony HT-A3000
    ・DENON HOMESB550
    かなぁ・・と思いました。※あくまで個人の感想です

    Boseについてはサウンドバー以外にもヘッドホン・イヤホン・ポータブルスピーカーを
    複数所有しており、個人的に音楽鑑賞用として『大好きなメーカー』です。
    ただ音にクセがありますので、「もとからBoseの音が好き」ということであれば、
    BOSE SmartSoundBar600も候補になると思います。

    もし新しいサウンドバーを導入しても、(ボイスモードONでも)声が聞き取りにくい場合は手元スピーカーやネックスピーカーなどで別途対策を講じるのがよろしいかと思いました。

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