ピアノの美しい響きで奏でるクラシックは癒し効果抜群です。今回は一人でじっくり聴きたくなる、そんなクラシックのピアノ曲をまとめてご紹介します。
ショパン、ベートーベン、リストといった有名な作曲家によるピアノ曲は高ぶった神経を鎮め、寝つきも良くなると言われています。
壮大なオーケストラもいいですが、クラシック・ピアノならではの、華麗で優美な楽曲の世界をご堪能ください!
ショパン / 幻想即興曲
幻想即興曲はショパンを代表するピアノ曲です。美しい旋律が体中を駆け巡ります!
ちなみにクラシックでいう幻想曲とは、作曲者の自由な発想で創作された楽曲、という意味です。
モーツァルト / トルコ行進曲
昔のトルコ(オスマン帝国)の軍楽隊メフテルの楽曲にインスピレーションを受け、作曲された行進曲です。
中東独特のリズムや旋律がすばらしいですね。
ベートーベン / アダージョ・カンタービレ「悲愴ソナタ」より
ベートーベンが1798年から1799年ごろにかけて作曲したとされる、『月光』と『熱情』と続くピアノソナタ三部作の一つ。
ちなみに『悲愴』とは、ただただ悲しい様子を指す言葉。『悲壮』とはちょっと意味合いが違います。
ベートーベンはどんな想いでこの曲を書いたのでしょうか。
リスト / ラ・カンパネラ
超絶技巧の腕前を持つピアニスト、リスト。そんな彼を代表するピアノ曲『ラ・カンパネラ』は、これまた超絶技巧のバイオリニストであるパガニーニの楽曲にインスパイアされた楽曲です。
ショパン / ノクターン 作品9-2
ノクターンはショパンが音楽家人生を通して作曲され続けた楽曲で、全部で21曲あります。その中で、最も有名なノクターンが『作品9-2(Op9.No.2)』です。
ゆったりとした3拍子の中で奏でられる美しいメロディーに、思わずうっとりしてしまいます。
ちなみにノクターンは『夜想曲』とも呼ばれます。
ドビュッシー / 月の光
『月の光』は、ドビュッシーによる『ベルガマスク組曲』の中でとりわけ有名な楽曲です。
まるで優しい月の光に包まれるかのような、幻想的なメロディです。
サティ / ジムノペディ
サティは1866年から1925年にかけて活躍したフランスの作曲家です。当時は『音楽界の異端児、音楽界の変わり者』と呼ばれていたそうです。
どこまでも無駄な装飾を排した、シンプルながらもすーっと頭に入ってくる不思議なメロディですね。
ラフマニノフ / プレリュード「鐘」
ラストはロシア屈指の音楽家セルゲイ・ラフマニノフの『プレリュード「鐘」』。
浅田真央さんのバンクーバーオリンピックでの起用をきっかけに、クラシックを知らない方々にも知れ渡るようになりました。
序盤の静かな雰囲気から、一気に盛り上がるところが堪らなくかっこいいです。
まとめ・感想
クラシックといえばオーケストラもいいですが、こいったピアノ曲も素敵でいいですね~。曲が作られた当時の背景に思いを馳せながら聴くもよし、静かに集中したいときのBGMとしても持ってこいです。